Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows(R) XP/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 設計 | > 3.3 サポートセンターと認証 |
認証機能には、以下3種類の特徴があります。
Live Help Connectが提供する認証機能は、Expert と Client 間の末端同士の接続を管理するものではありません。Live Help Connectから見て Expert と Client は共に、自分をサーバとしたクライアント・プログラムの位置付けです。このため、Live Help Connectの持つ認証機能は、Expert および Client というクライアント・プログラムが、Live Help Connectへ接続する際に行う認証になります。Connectディスパッチャーには認証データベースがあり、そこに登録されている認証IDを Expert および Client にそれぞれ配布しておきます。そして、Connectディスパッチャーへ接続する際に、それぞれの認証IDをデータベースと照合して、接続の可否を判断します。
Live Help がセッション接続する際に、Expert および Client には大きく2つの役割があります。一つは Client が接続待ちの状態になる、セッションを「開く」と、もう一つは Expert が接続待ちClient に接続する、セッションに「参加する」です。Live Help Connectの認証機能では、Expert および Client がそれぞれ持つ認証IDに応じて、これらの2つの役割に対する権限(セッション権)を付与することができます。セッション権としては、「開く」ための開催権と「参加する」ための参加権、またこれ以外に Live Help Connect独自の役割として「管理する」ための管理権があります。
表 3_6 に権限と利用できるコンポーネントの対応を示します。
コンポーネント |
参加権 |
開催権 |
管理権 |
---|---|---|---|
Expert |
○ |
○ |
× |
Client |
× |
○ |
× |
Connect管理 |
× |
× |
○ |
認証ID毎に、有効期限を設定することができます。あるサポートデスクのサービス期間が終了した場合に、それ以降 Live Help のサービスが利用できないようにすることができます。また、認証IDの有効期限を区切り、定期的に新しい認証IDを Expert および Client に配布することで、サービスのセキュリティを高めることもできます。
以上の特徴を踏まえ、サポートセンターと認証の設計指針について説明します。
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