Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第5章 イベントを集約して監視する> 5.5 イベントを抑止する

5.5.3 [監視イベント一覧]の未対処イベントを抑止する

[監視イベント一覧]の未対処イベントを抑止する場合は、抑止したいイベントにイベントグループ名を設定します。イベントグループ名の設定は、Event Designerで行います。

運用イメージは、“メッセージ変換の定義手順”と同じです。

イベントグループを定義した場合の動作については、“未対処イベントを抑止するしくみ”を参照してください。

設定例は、“イベントグループの定義例”を参照してください。

■定義手順

  1. CSV出力コマンドで、ローカル定義の内容をCSVファイルに出力します。

    CSVファイルの出力方法の詳細は、“定義の移出”を参照してください。

  2. CSVファイルをEvent Designerがインストールされているサーバに複写します。
  3. Event Designerで、イベントグループ定義を編集します。

    編集方法の詳細は、“定義の編集”を参照してください。

  4. CSVファイルを、イベントグループ定義を設定するサーバに複写します。
  5. CSVファイルを、ローカル定義に反映します。

    反映方法の詳細は、“定義の移入”を参照してください。

定義の移出

各サーバのローカル定義から、イベントグループ定義をCSVファイルに移出する手順を説明します。

  1. mpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)を使用して、CSVファイルに出力します。

    コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

定義の編集

◆設定画面の表示方法
  1. Event Designer を起動します。

    以下のMicrosoft(R) Excelファイルを起動します。

    Event Designerインストールディレクトリ\bin\Event Designer.xls


    Event Designerのインストール

    Event Designerを始めて使用する場合は、インストールする必要があります。Event Designer のインストール方法については、“イベント監視の条件定義を変更する(Event Designer)”を参照してください。

  2. [CSV入力]ボタンをクリックします。入力するファイルにmpaoscrcsv(イベントコリレーション定義のCSV出力コマンド)で出力したCSVファイルを指定します。

    →CSVファイルの内容が、Event Designerに反映されます。

  3. [コリレーション定義]ボタンをクリックします。
  4. サブメニューから[イベントグループ定義]ボタンをクリックし、[イベントグループ定義メンテナンス]シートを表示します。

◆設定する項目

設定する項目は以下のとおりです。

項目

説明

[コメント]

イベントグループ定義に対するコメントを設定します。

[ホスト名の特定]

イベントの発生元ホスト名を特定する条件を設定します。

[メッセージの特定]

メッセージを特定するための条件を設定します。

[設定方法]

イベントグループ名を付加するかを指定します。

[イベントグループ名]

特定したメッセージに付加するイベントグループ名(注1)を設定します。

各項目の選択内容の説明は、Excelのコメントを参照してください。

(注1)

イベントグループ名の1文字目に記号! (エクスクラメーションマーク)を指定することで、以下のように抑止の動作を指定できます。実際の運用に応じて、指定してください。

◆定義内容を確認する

[入力チェック]ボタンをクリックし、設定している内容に文法的な問題はないかを確認します。問題がある場合は、エラーダイアログに表示された内容にしたがって、設定内容を見直してください。

◆イベントグループ定義を無効化/有効化する

イベントグループの定義は行単位で有効/無効を設定できます。無効を設定された定義は、発生メッセージと比較されません。定義した内容が一時的に不要となった場合に、その定義行を削除するのではなく、無効を設定します。再びその定義が必要となった時に、無効を有効に変更するだけで使用できるため、最初から定義しなおす必要がありません。

イベントグループ定義を無効化する場合は、以下の手順で行います。

  1. 無効化したい行を選択します。
  2. [無効]欄で[無]を選択します。

イベントグループ定義を有効化する場合は、以下の手順で行います。

  1. 有効化したい行を選択します。
  2. [無効]欄を何も選択していない状態にします。
◆定義内容を保存する

イベントグループ定義は、以下の手順でCSVファイルに保存します。

  1. [イベントグループ定義メンテナンス]シートにて、[イベント監視へ]ボタンをクリックします。

    →[イベント監視の条件定義メンテナンス]シートが表示されます。

  2. [CSV出力]ボタンをクリックし、定義を保存するファイル名を指定します。

定義の移入

Event Designerで設定した定義を、運用管理サーバのローカル定義に反映させる手順を説明します。

  1. mpaoscrdef(イベントコリレーション定義のCSV読み込みコマンド)を使用して、CSVファイルをイベントコリレーション監視の条件定義に反映します。

    コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。


Event Designerで編集する定義について

Event Designerが出力するCSVファイルには、以下の4つの定義がまとめて出力されます。

移出コマンドや移入コマンドを使用した場合も同様に、4つの定義がまとめて出力/反映されます。どれかひとつの定義だけをCSVファイルに出力したり、ローカル定義に反映することはできません。

ただし、Event Designerでイベント監視の条件定義以外の定義をしない場合には、イベント監視の条件定義だけがCSVファイルに出力されます。

定義方法について

未対処イベントを抑止する定義は、運用管理サーバでだけ有効です。また、ポリシー設定、ポリシー配付はできません。運用管理サーバのローカル定義で設定してください。


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