Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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16.6.4 複数レコードの一括更新
複数レコードの一括更新では、トランザクション中に同一のCMP Entity Beanに対して複数回更新する場合に、データベースへのアクセス回数を削減し、処理性能を向上させることができます。
複数レコードの一括更新を使用する場合には、以下の点に注意してください。
- CMP Entity Beanだけ有効になります。
- 使用するデータベース、および、JDBCドライバがJDBC2.0バッチ更新機能をサポートしている必要があります。JDBC2.0バッチ更新機能が未サポートのデータベース、および、JDBCドライバを使用した場合は、EJBアプリケーションに対してトランザクションがcommitされるときにEJB1054のメッセージが出力されて処理に失敗する場合があります。
- インスタンス数が頻繁に枯渇する場合、効果が得られない場合があります。十分なEntity Beanのインスタンス数を指定してください。インスタンス数の詳細は、高速呼出し機能を使用する場合は“高速呼出し定義の設定”を参照してください。Light EJBコンテナ機能を使用する場合は“定義情報(2)タグ”を参照してください。
- インスタンス管理モードに“Sequential”が指定された場合、効果が得られません。
- 分散トランザクションを使用しない場合のみ、有効になります。分散トランザクションを使用する場合、通常のデータベースへの更新処理を行います。
■ 設定方法
◆ 高速呼出し機能を使用する場合
高速呼出し機能を使用する場合、複数レコードの一括更新の設定は高速呼出し定義で行います。
高速呼出し定義の定義方法については、“高速呼出し定義の設定”を参照してください。
◆ Light EJBコンテナ機能を使用する場合
Light EJBコンテナ機能を使用する場合、複数レコードの一括更新の設定は、EJBコンテナ定義で行います。
EJBコンテナ定義の定義方法については、“定義詳細”を参照してください。
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