Interstage Shunsaku Data Manager 導入・運用ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - - UNIX共通 -
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第5章 バックアップ・リカバリ> 5.5 指定した時点までリカバリする方法

5.5.3 リカバリ

運用中にデータを消失させてしまった場合、ディレクタデータを消失する前の状態に戻すことで、消失したデータをリカバリすることができます。
以下に、アプリケーションを誤って実行してしまったことによりデータ消失が発生した場合のリカバリ操作例を示します。

[図:データ消失が発生した場合のリカバリ操作例]

指定した時点へのディレクタデータファイルのリカバリは、以下の手順となります。

ディレクタデータファイルのリカバリを行う場合には、すべてのアプリケーションをあらかじめ停止し、データの検索および更新が行われないようにしてください。

  1. shundrecoverコマンドにbオプションを指定して実行し、リカバリの開始を宣言します。
    shundrecover -s director識別子 -b

  2. OSコマンドまたはディスク装置によるコピー機能を使用して、ディレクタデータファイルのバックアップデータをリストアします。

    copyコマンドなど

    cpコマンドなど

  3. shundrecoverコマンドのeオプションおよびpオプションに、データ消失が発生する直前の日時を指定して、リカバリの終了を宣言します。
    リカバリ終了宣言により、オペレーションログファイルを利用して指定した時点のディレクタデータファイルにリカバリされます。
    shundrecover -s director識別子 -e -p 2005-01-01:12:00:00

Shunsakuの停止および起動の詳細については、“3.2 起動と停止”を参照してください。
検索用データの登録の詳細については、“3.3 検索用データの登録”を参照してください。

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