PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録A 留意事項> A.2 注意事項

A.2.30 rawデバイスのバインド

ボリュームまたは一時切離しスライスをキャラクタ型(raw)デバイスとして使用したい場合は、raw(8)コマンドを使用してボリュームまたは一時切離しスライスのブロックデバイスにバインドしたrawデバイスを使用してください。

例) クラスClass1のボリュームVolume1のブロックデバイスに、rawデバイスraw1をバインドする。

# raw /dev/raw/raw1 /dev/sfdsk/Class1/dsk/Volume1

rawデバイスをバインドする設定を/etc/sysconfig/rawdevicesファイルに記述することにより、OS起動時に自動的にrawデバイスをバインドすることができます。詳細は、raw(8)およびrawdevicesのマニュアルページを参照してください。

rawdevicesファイルにボリュームまたは一時切離しスライスに対するrawデバイスのバインドの設定を記述すると、OS起動時に下記のメッセージが出力されることがあります。このメッセージが出力された場合でも、rawデバイスはGDSの初期化後に正常にバインドされ、システムへの影響はありません。

Cannot locate block device '/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名' (No such file or directory)


ボリュームおよび一時切離しスライスのrawデバイス【Linux2.4】
Linuxカーネルのバージョンが2.4の場合、ボリュームのrawデバイス dev/sfdsk/クラス名/rdsk/ボリューム名や、一時切離しスライスのrawデバイス /dev/sfdsk/クラス名/rdsk/ディスク名.ボリューム名 も使用できます。



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