PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版) |
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付録A 留意事項 | > A.2 注意事項 |
PRIMECLUSTER GDSのバージョン 4.1A30 以前と 4.1A40 以降には、以下の非互換があります。
PRIMECLUSTER GDS 4.1A30 以前および4.2A00【Linux2.4】
ボリュームおよび一時切離しスライスのデバイス特殊ファイルには、ブロック型とキャラクタ型(raw)があります。
ボリュームのデバイス特殊ファイル
ブロック型 :/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名 キャラクタ型(raw) :/dev/sfdsk/クラス名/rdsk/ボリューム名
一時切離しスライスのデバイス特殊ファイル
ブロック型 :/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ディスク名.ボリューム名 キャラクタ型(raw) :/dev/sfdsk/クラス名/rdsk/ディスク名.ボリューム名
PRIMECLUSTER GDS 4.1A40以降【Linux2.6】
ボリュームおよび一時切離しスライスのデバイス特殊ファイルは、ブロック型のみです。
ボリュームのデバイス特殊ファイル
ブロック型 :/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名
一時切離しスライスのデバイス特殊ファイル
ブロック型 :/dev/sfdsk/クラス名/dsk/ディスク名.ボリューム名
ボリュームまたは一時切離しスライスをキャラクタ型(raw)デバイスとして使用したい場合は、raw(8)コマンドを使用してrawデバイスをバインドしてください。詳細は、「rawデバイスのバインド」を参照してください。
デバイス特殊ファイルの非互換に伴い、GDS運用管理ビューのスライス切離し完了通知画面のメッセージに以下の非互換があります。
PRIMECLUSTER GDS 4.1A30以前
5202 スライスを切り離しました。以下のアクセスパスが使用可能です。 アクセスパス: /dev/sfdsk/classname/rdsk/slicename |
PRIMECLUSTER GDS 4.1A40以降
5202 スライスを切り離しました。以下のアクセスパスが使用可能です。 アクセスパス: /dev/sfdsk/classname/dsk/slicename |
デバイス特殊ファイルの非互換に伴い、下記のコマンドの情報メッセージに非互換があります。4.1A30以前および4.2A00【Linux2.4】ではすべての行が出力されますが、4.1A40以降【Linux2.6】では斜体文字の行(各メッセージの2行目)は出力されません。
INFO: volume: started volume on node node /dev/sfdsk/class/rdsk/volume /dev/sfdsk/class/dsk/volume |
INFO: disk.volume: enabled slice /dev/sfdsk/class/rdsk/disk.volume /dev/sfdsk/class/dsk/disk.volume |
INFO: disk.volume: started slice on node node /dev/sfdsk/class/rdsk/disk.volume /dev/sfdsk/class/dsk/disk.volume |
INFO: disk.volume: current node node took over and started slice /dev/sfdsk/class/rdsk/disk.volume /dev/sfdsk/class/dsk/disk.volume |
INFO: volume: started volume on node node,... /dev/sfdsk/class/rdsk/volume /dev/sfdsk/class/dsk/volume |
PRIMECLUSTER GDSのバージョン4.1A30と4.1A40以降には、以下の非互換があります。
4.1A30 |
4.1A40以降 |
---|---|
ERROR: group: group other than switch group exists in class |
ERROR: class includes a group that cannot exist together with a switch group |
PRIMECLUSTER GDS Snapshotのバージョン4.1A20と4.1A30以降には、以下の非互換があります。
PRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.1A20
sdxproxyコマンドの-e delayオプションで、0〜1000(ミリ秒)の範囲外の遅延時間を指定しても、sdxproxyコマンドはエラーにはならず、指定した遅延時間が有効になります。
PRIMECLUSTER GDS Snapshot 4.1A30以降
sdxproxyコマンドの-e delayオプションで、0〜1000(ミリ秒)の範囲外の遅延時間を指定した場合、sdxproxyコマンドはエラーとなり、下記のエラーメッセージが出力されます。msec は、-e delay=msecで指定した遅延時間です。
ERROR: msec: invalid delay value |
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