PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録A 留意事項> A.2 注意事項

A.2.20 スナップショットデータの整合性

アプリケーションがボリュームにアクセスしている最中にスナップショットを作成すると、ボリュームに中途半端なデータが書き込まれた時点でのスナップショットとなる場合があり、スナップショットデータの整合性が保証できません。

一般的に、正しくデータの整合性のとれたスナップショットを作成するためには、ボリュームにアクセスしているアプリケーションを事前に停止しておく必要があります。スナップショットの作成が完了した後、アプリケーションを再度動作させてください。

たとえば、(マスタ)ボリュームをGFSやext3といったファイルシステムとして利用している場合であれば、スナップショットを作成する前後に、マウントをいったん解除して、再びマウントし直すことによって、確実にスナップショットデータの整合性を確保することができます。

アプリケーションを停止することなく、スナップショットを作成するためには、データを管理しているファイルシステムやデータベースシステムといったソフトウェア固有の方法で、整合性を確保する必要があります。

例として、「プロキシボリュームを使用したオンラインバックアップと瞬間リストア」を参照してください。



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