ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000- -Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003- |
目次
索引
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本章では、各種コマンドの使用方法を記述しています。
本章で記載する各種コマンドのパス名には、インストール時に指定したプログラムディレクトリを指定します。本章では、全て、CドライブのWin32app\AdvancedCopyManagerディレクトリにインストールしたものを例として利用しています。
本章では、バックアップ管理のコマンドによる操作について説明しています。
バックアップ管理のすべてのコマンドはAdministratorsグループに属しているユーザーのみが実行可能です。その他のユーザーでコマンド実行した場合は、「swst0601」のメッセージを出力しエラー終了します。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
swstbackstat
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstbackup
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstbkpoldel
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstbkpoldisp
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstbkpolset
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstcancelrest
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstcancelsync
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstcanceltrk
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstdevdisp
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstdevinfoset
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstexecstat
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswsthistdel
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swsthistdisp
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstresback
−
swstresrst
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstrestore
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstreststat
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstsrsemtch
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swststartsync
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstsvrdisp
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstsvrset
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swstsyncstat
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswsttrkstat
Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しないswstvolunlock
Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstvollockstat
Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
swstsvrset
必要
業務稼動ノード
−
swstsvrdisp
必要
業務稼動ノード
−
swstdevinfoset
必要
業務稼動ノード
−
swstdevdisp
必要
業務稼動ノード
−
swstbkpolset
必要
業務稼動ノード
−
swstbkpoldisp
必要
業務稼動ノード
−
swstbkpoldel
必要
業務稼動ノード
−
swstbackup
必要
業務稼動ノード
−
swstbackstat
必要
業務稼動ノード
−
swstrestore
必要
業務稼動ノード
−
swstcancelrest
必要
業務稼動ノード
−
swstreststat
必要
業務稼動ノード
−
swsthistdisp
必要
業務稼動ノード
−
swsthistdel
必要
業務稼動ノード
−
swststartsync
必要
業務稼動ノード
−
swstcancelsync
必要
業務稼動ノード
−
swstsyncstat
必要
業務稼動ノード
−
swstexecstat
必要
業務稼動ノード
−
swstdrvset
必要
業務稼動ノード
−
swstdrvunset
必要
業務稼動ノード
−
swstsrsemtch
必要
業務稼動ノード
−
swstresback
必要
業務稼動ノード
−
swstresrst
必要
業務稼動ノード
−
swstdismount
必要
業務稼動ノード
−
swstvolunlock
必要
業務稼動ノード
−
swstvollockstat
必要
業務稼動ノード
−
swstcanceltrk
必要
業務稼動ノード
−
swsttrkstat
必要
業務稼動ノード
−
バックアップ管理の環境定義系コマンドについて説明します。バックアップ管理の環境定義は、以下のコマンドで行います。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swstsvrset |
Storageサーバの構成情報を設定します。 |
|
swstsvrdisp |
Storageサーバの構成情報を表示します。 |
|
swstdevinfoset |
デバイスの用途を設定します。 |
|
swstdevdisp |
デバイスの情報を表示します。 |
|
swstbkpolset |
バックアップポリシーを設定します。 |
|
swstbkpoldisp |
設定されているバックアップポリシーを表示します。 |
|
swstbkpoldel |
設定されているバックアップポリシーを削除します。 |
Storageサーバの構成情報を設定します。本コマンドを実施する事で、本Storageサーバはバックアップ運用を行うサーバである旨の宣言を行います。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsvrset [-c RecCtrlFile-Directory] [-w Work-Directory] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsvrset [-h Server] [-c RecCtrlFile-Directory] [-w Work-Directory] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
バックアップ運用を行うStorageサーバ名を指定します。本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 省略した場合は、コマンドを投入したStorageサーバが処理対象となります。 |
-c |
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を指定します。 初回登録時に、本オプションが省略された場合は以下のディレクトリを使用します。 非クラスタ運用の場合 : <環境設定ディレクトリ>\etc\SymfoWARE\Recovery クラスタ運用の場合 : <論理ノード用環境設定ディレクトリ>\etc\SymfoWARE\Recovery 更新時に省略した場合は、既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 Symfowareがインストールされていない場合は、本オプションは使用しません。 |
-w |
作業ディレクトリ名を指定します。 初回登録時に、本オプションが省略された場合は以下のディレクトリを使用します。 非クラスタ運用の場合 : <環境設定ディレクトリ>\var\SymfoWARE クラスタ運用の場合 : <論理ノード用環境設定ディレクトリ>\var\SymfoWARE 更新時に省略した場合は、既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 Symfowareがインストールされていない場合は、本オプションは使用しません。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバの構成情報を設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrset swstsvrset completed C:\> |
Storage管理サーバからStorageサーバ(job2)の構成情報を設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrset -h job2 swstsvrset completed C:\> |
クラスタ運用時は、-c オプションで指定するリカバリ制御ファイル出力先ディレクトリとして、共有ディスク上のディレクトリを指定する必要があります。
次のような場合、Storageサーバ構成情報を設定することができません。
Symfowareがインストールされていない状態で、-w オプションまたは -c オプションを指定したとき。
-w オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-c オプションに指定したディレクトリが存在しないとき。
-w、-c オプションに各国語文字を含むディレクトリ名を指定したとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
トラッキングキャンセルコマンド(swstcanceltrk)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swstbackup_sqlsvr)
Storageサーバ構成情報設定コマンドで設定したStorageサーバ構成情報を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsvrdisp [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsvrdisp [-h Storage-Server] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(job1)の構成情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrdisp Storage-Server = job1 C:\> |
SymfowareがインストールされているStorageサーバ(Svr02)の構成情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsvrdisp Storage-Server =Svr02 RecCtrlFile-Dir = C:\Win32app\AdvancedCopyManager\etc\SymfoWARE\Recovery\ Work-Dir = C:\Win32app\AdvancedCopyManager\var\SymfoWARE\ C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
Storage-Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
RecCtrlFile-Dir |
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名を表示します。 |
Work-Dir |
作業ディレクトリ名を表示します。 |
リカバリ制御ファイル出力先ディレクトリ名と作業ディレクトリ名は、Symfowareがインストールされていないときは表示されません。
ディスクアレイ装置(ETERNUS ディスクアレイ)に割り当てられたボリュームを、業務ボリューム、またはバックアップボリュームとして設定します。
業務ボリュームとは、バックアップ元となる業務データが格納されたボリュームのことを表します。バックアップボリュームとは、その業務データのバックアップを保管するためのボリュームのことを表します。
Windowsで使用できる業務ボリュームおよびバックアップボリュームとして登録できるデバイスは次の通りです。
SCSIドライバ資源(OS標準)
MPHDドライバ資源(マルチパスディスク制御 for WindowsNT/2000)
MPLBドライバ資源(GRマルチパスドライバ(GRMPD) for Windows)
なお、ドライブの構成は通常ドライブのみであり、FT(Fault Tolerant)ドライブとして認識されるミラーセット、ストライプセット、パリティ付きストライプセット、ボリュームセットは登録できません。また、使用できるファイルシステムは以下の通りです。(HPFSはサポートしません)
NTFS、FATおよびFAT32
業務ボリューム、もしくはバックアップボリュームとして登録されたデバイスの情報(パーティションサイズ、ドライブ文字、ディスクアレイ装置の筐体情報)を、ディスクアドミニストレータなどのOS管理ツールやディスクアレイ装置が提供するGRmgr/ETERNUSmgrなどの機能を用いて変更する場合、変更するデバイスを、業務ボリューム/バックアップボリュームの登録から削除して、再度登録し直す必要があります。
また、WindowsのStorageサーバで新たにデバイスの追加・削除を行った場合は、AdvancedCopy Managerデバイス名とOS情報との対応表を更新するために、初期画面において「全デバイスの情報取得/反映」を行って下さい。
通常業務ボリュームのバックアップ運用を行う場合、業務ボリュームの詳細は、本マニュアルの『バックアップ対象の決定』を、バックアップボリュームの詳細は、本マニュアルの『バックアップボリュームの準備』を参照してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstdevinfoset -t | -b | -o Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstdevinfoset [-h Storage-Server] -t | -b | -o Device-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
-t |
指定したデバイスを業務ボリュームとして登録します。 -b、-oオプションと同時に指定することはできません。 |
-b |
指定したデバイスをバックアップボリュームとして登録します。 -t、-oオプションと同時に指定することはできません。 |
-o |
指定したデバイスが業務ボリューム、もしくはバックアップボリュームとして登録されていた場合、それらを登録から削除します。 -t、-bオプションと同時に指定することはできません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
デバイス(g1d1p2)を業務ボリュームとして登録します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -t g1d1p2 swstdevinfoset completed C:\> |
デバイス(g1d2p1)をバックアップボリュームとして登録します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -b g1d2p1 swstdevinfoset completed C:\> |
業務ボリュームとして登録したデバイス(g1d1p2)を登録から削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevinfoset -o g1d1p2 swstdevinfoset completed C:\> |
次のような場合は、業務ボリュームとして設定することができません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスが既に業務ボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、既に設定されている業務ボリューム、またはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
FTドライブであるとき。
Windows2000/Windows2003のダイナミックボリュームであるとき。
GPTディスクであるとき。
次のような場合は、バックアップボリュームとして設定することができません。
同じ筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のデバイスが既にバックアップボリュームとして設定されているとき。
設定しようとしているデバイスの領域が、既に設定されている業務ボリューム、またはバックアップボリュームの領域と重複しているとき。
設定しようとしているデバイスにドライブ文字が割り当てられているとき。
FTドライブであるとき。
Windows2000/Windows2003のダイナミックボリュームであるとき。
GPTディスクであるとき。
SDXオブジェクトであるとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の複製先ボリュームとして登録されているとき。
設定しようとしているデバイスが、レプリケーション管理の双方向コピー可能な複製ボリューム情報の複製元ボリュームとして登録されているとき。
次の変更を行うには、関連するバックアップ履歴情報を削除してからでないと実施できません。
バックアップボリュームから業務ボリュームに変更する場合
バックアップボリュームの設定を解除する場合
次の変更を行うには、業務ボリュームに設定されているバックアップポリシーを削除してからでないと実施できません。
業務ボリュームからバックアップボリュームに変更する場合
業務ボリュームの設定を解除する場合
次の変更を行うには、関連する同期処理(ECセション)をキャンセルしてからでないと実施できません。
サスペンド中の業務ボリュームの設定を変更する場合
サスペンド中のバックアップボリュームの設定を変更する場合
次の変更を行うには、関連するトラッキング処理(OPCセション)をキャンセルしてからでないと実施できません。
トラッキング中の業務ボリュームの設定を変更する場合
トラッキング中のバックアップボリュームの設定を変更する場合
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
トラッキングキャンセルコマンド(swstcanceltrk)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swstbackup_sqlsvr)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)で設定した業務ボリューム、バックアップボリュームおよびそれ以外の設定可能なデバイスの情報を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstdevdisp [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstdevdisp [-h Storage-Server] [-t] [-b [-u]] [-o] [Device-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-t |
業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。 オペランドのデバイス名が省略された場合、全業務ボリュームのデバイス情報を表示します。 |
-b |
バックアップボリュームとして設定されているデバイスを表示します。 オペランドのデバイス名が省略された場合、全バックアップボリュームのデバイス情報を表示します。 |
-u |
Device-Mode欄の表示形式を変更します。 |
-o |
業務ボリュームとバックアップボリュームに設定されているデバイス以外を表示します。 オペランドのデバイス名が省略された場合、業務ボリュームにもバックアップボリュームにも設定されていない全デバイス情報を表示します。 |
t、b、oのすべてのオプションが省略された場合は、業務ボリュームとして設定されているデバイスの情報を表示します。
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 省略した場合、オプションも省略されていれば、全業務ボリュームのデバイス情報を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
登録されたデバイスの使用状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdevdisp -tb Server Device Size Device-Mode Mount-Point (Method) Backup-Engine job2 g1d1p2 1.0 Gbyte Transaction D: (NTFS) AdvancedCopy job2 g1d2p1 1.0 Gbyte Transaction E: (FAT) AdvancedCopy job2 g1d1p3 1.0 Gbyte Transaction DB1.DBS6/LOG01/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy job2 g1d1p4 1.0 Gbyte Transaction DB1.DBS2/LOG02/RDB01 (SymfoWARE) AdvancedCopy job2 g1d2p1 1.0 Gbyte Backup (used) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p2 1.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p3 2.0 Gbyte Backup (used) ---- (----) AdvancedCopy job2 g1d2p4 2.0 Gbyte Backup (free) ---- (----) AdvancedCopy : C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Device |
AdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Size |
デバイスに割り当てられたパーティションサイズを表示します。 |
Device-Mode |
デバイスを区別する文字列を表示します。 ”Transaction”:業務ボリュームを表します。 ”Backup”:バックアップボリュームを表します。 ”Other”:業務ボリューム、バックアップボリュームに登録可能なデバイスを表します。 バックアップボリュームの場合、そのバックアップボリュームが使用中の場合は、"Backup (used)" と表示します。未使用の場合は、"Backup (free)" と表示します。サスペンド指定バックアップあるいは差分スナップショット型バックアップを実行した場合は、履歴削除後もバックアップボリュームは使用中となります。 -uオプションが指定されている場合、履歴削除されたサスペンド状態のバックアップボリュームは"Backup(used-S)"と表示し、履歴削除されたトラッキング状態のバックアップボリュームは"Backup(used-T)"と表示します。 |
Mount-Point (Method) |
デバイスのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 デバイスがSymfoware用の業務ボリュームの場合は、Symfowareのデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名を表示し、括弧内には"SymfoWARE"を表示します。 |
Backup-Engine |
運用種別を表示します。 "AdvancedCopy": AdvancedCopy Managerによるバックアップ運用 |
ファイルシステム上DBSP
Symfoware連携でファイルシステム上にデータベースを配置した場合でも、「Mount-Point (Method)」にはデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名が表示されます。
バックアップポリシー(保存世代数、間隔日数)を設定します。保存世代数とは、バックアップを行ったデータを何世代残しておくかを意味します。間隔日数とは、バックアップを実行してから次のバックアップを行うまでの日数の目安を意味します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset [-i Interval-Days] [-s Save-Number] [Device-Name] ロググループ指定によるバックアップポリシーの設定を行う場合 [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpolset -n [-i Interval-Days] [-s Save-Number] Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-i |
間隔日数を指定します。設定できる範囲は1〜366までで、初回登録時に省略した場合は30を設定します。更新時に省略した場合は、既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 |
-s |
保存世代数を指定します。設定できる範囲は1〜31までで、初回登録時に省略した場合は2を設定します。更新時に省略した場合は既に設定してある値をそのまま引き継ぎます。 |
-n |
ロググループによる設定を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 デバイス名を省略した場合は、すべての業務ボリュームに対してバックアップポリシーを設定します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)の間隔日数を10日、保存世代数を3世代としてバックアップポリシーを設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpolset -i 10 -s 3 g1d1p2 g1d1p2 swstbkpolset completed C:\> |
ロググループ(LOG01/RDB1)の保存世代数を3世代でバックアップポリシーを設定します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpolset -n -s 3 LOG01/RDB1 g1d1p2 swstbkpolset completed g1d1p1 swstbkpolset completed : LOG01/RDB1 swstbkpolset completed C:\> |
間隔日数を指定しても、AdvancedCopy Managerは自動的にバックアップを取得することは行いません。
設定の際には、指定されたバックアップポリシーに従って運用するために必要な数のバックアップボリュームが設定されている必要があります。通常業務ボリュームのバックアップ運用を行う場合のバックアップボリュームの数については、本マニュアルの『バックアップボリュームの準備』を参照してください。
保存世代数の変更は、「その時点での履歴情報数」≦「設定する保存世代数」であれば実行可能です。
次のような場合、バックアップポリシーを設定することができません。
指定された保存世代数分のバックアップボリュームが存在しないとき。
保存世代数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
間隔日数の指定できる範囲を超えてオプションを指定したとき。
ロググループに含まれる業務ボリュームを個別に指定したとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
業務ボリュームごとに設定されているバックアップポリシーを表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp [-h Storage-Server] [Device-Name] ロググループ指定によるバックアップポリシーの表示を行う場合 [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp -n Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldisp -n [-h Storage-Server] Log-Group-Name[/RDB-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-n |
ロググループによる表示を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 デバイス名が省略された場合は、バックアップポリシーが登録されている業務ボリュームのバックアップポリシーを表示します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に”/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)のバックアップポリシーを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldisp g1d1p2 Server Device Interval-Days Save-Number Mount-Point (Method) job2 g1d1p2 30 2 D: (NTFS) C:\> |
ロググループ(LOG01/RDB1)のバックアップポリシーを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldisp -n LOG01/RDB1 Server Device Interval-Days Save-Number Mount-Point (Method) Svr02 g1d1p2 30 2 DB1.DBS6/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) Svr02 g1d1p1 30 2 DB2.DBS2/L0G01/RDB1 (SymfoWARE) : C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Device |
AdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Interval-Days |
間隔日数を表示します。 |
Save-Number |
保存世代数を表示します。 |
Mount-Point (Method) |
デバイスのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 デバイスがSymfoware用の業務ボリュームの場合は、Symfowareのデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名を表示し、括弧内には"SymfoWARE"を表示します。 |
ファイルシステム上DBSP
Symfoware連携でファイルシステム上にデータベースを配置した場合でも、「Mount-Point (Method)」にはデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名が表示されます。
設定されているバックアップポリシーを削除します。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在する場合は、バックアップ履歴情報を削除した後、本コマンドを実行してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbkpoldel [-h Storage-Server] Device-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-n |
ロググループによる削除を行うことを指定します。このオプションを指定した場合は、オペランドにロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に”/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)に設定されているバックアップポリシーを削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbkpoldel g1d1p2 g1d1p2 swstbkpoldel completed C:\> |
次のような場合、バックアップポリシーを削除できません。
削除する業務ボリュームにバックアップ履歴情報が存在するとき。
削除する業務ボリュームがバックアップ同期処理を開始しているとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
バックアップ管理の運用系コマンドについて説明します。
バックアップ管理の運用は、以下のコマンドで行います。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swstbackup |
同期型高速バックアップまたは、スナップショット型高速バックアップを行います。 |
|
swstbackstat |
バックアップの実行状況を表示します。 |
|
swstrestore |
リストアを行います。 |
|
swstcancelrest |
リストアの実行をキャンセルします。 |
|
swstreststat |
リストアの実行状況を表示します。 |
|
swsthistdisp |
バックアップした履歴情報を表示します。 |
|
swsthistdel |
バックアップの履歴情報を削除します。 |
|
swststartsync |
バックアップ同期処理(ECによるディスク間のコピー)を開始します。 |
|
swstcancelsync |
バックアップ同期処理をキャンセルします。 |
|
swstsyncstat |
バックアップ同期処理の実行状況を表示します。 |
|
swstexecstat |
各業務ボリュームで実施されているコマンドの実行状態を表示します。 |
|
swstdrvset |
デバイスにドライブ文字を割り当てます。 |
|
swstdrvunset |
デバイスに割り当てられているドライブ文字を解除します。 |
|
swstdismount |
ボリュームのマウントを解除します。 |
|
swstvolunlock |
ボリュームのロックを解除します。 |
|
swstvollockstat |
ボリュームロックコマンドでロックされたボリューム情報を表示します。 |
|
swstcanceltrk |
トラッキング処理を停止します。 |
|
swsttrkstat |
トラッキング処理の実行状況を表示します。 |
このコマンドは、実行中のアドバンスト・コピーの状態によって動作が異なります。
同期処理(EC)が行われていない場合
スナップショット処理(OPC)を実行し、実行した日付やコピー先のバックアップボリューム等の情報を、バックアップ履歴情報に登録します。このような形態のバックアップをスナップショット型高速バックアップと呼びます。
同期処理(EC)が行われている場合
同期処理の状態を確認し、等価性維持状態の場合はバックアップ同期処理を停止します。同時に日時やコピー先のバックアップボリューム等の情報を、バックアップ履歴情報に登録します。このような形態のバックアップを同期型高速バックアップと呼びます。(等価性維持状態に達していない場合はエラー終了となります)
Suspend/Resume機能を使用して同期型高速バックアップを行う場合は、サスペンド指定でバックアップを実行し、バックアップ同期処理を一時停止します。
どちらの場合も、バックアップボリュームは本コマンド実行直後よりバックアップとして確立し、アクセス可能となります。
AdvancedCopy Managerは、バックアップを実行する前に、バックアップ前処理スクリプトを実行し、バックアップを実行した後に、バックアップ後処理スクリプトを実行します。このスクリプトの内容については、カスタマイズすることが可能です。詳細は、本マニュアルの『バックアップ/リストアの前後処理』を参照してください。
AdvancedCopy Managerは、バックアップを実行する前に、バックアップ履歴情報がすでに保存世代数(*1)に達していた場合、バックアップ実行時にそのバックアップ履歴情報の中から一番古い情報を自動的に削除します。
(*1)バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)で設定します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackup [-suspend|-T] Device-Name [-Xdevmap Device-Map-File] [-Xflush] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackup [-h Storage-Server] [-suspend|-T] Device-Name [-Xdevmap Device-Map-File] [-Xflush] ロググループ指定によるバックアップを行う場合 [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackup -n [-suspend] [-k] Log-Group-Name[/RDB-Name] [-Xdevmap Device-Map-File] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackup -n [-h Server] [-k] [-suspend] Log-Group-Name[/RDB-Name] [-Xdevmap Device-Map-File] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-k |
参照ダンプでバックアップを行います。 このオプションを省略した場合は、通常ダンプでバックアップを行います。 参照ダンプでバックアップする場合、Symfowareの"rdbrtr"コマンドを用いて、バックアップする業務ボリューム内の全DSI(実表に対してその格納構造を表現するもの)に更新抑止を設定(データ書き込み不可状態)する必要があります。 SynfoWARE以外の業務ボリュームは、このオプションを指定することはできません。 データベーススペース単位にバックアップする場合は、このオプションを指定することはできません。 |
-Xdevmap |
出力先バックアップボリュームを指定してスナップショット型高速バックアップを行うことを指定します。オペランドには、業務ボリュームと出力先バックアップボリュームの組を記述した、デバイスマップファイル名を指定します。このオプションを指定しない場合は、出力先バックアップボリュームは自動的に選択されます。-hオプションを使用して本コマンドをリモート実行する場合は、(Storageサーバの)デバイスマップファイル名を絶対パスで指定してください。Device-Map-Fileに指定するファイル名には、各国語文字が含まれてはいけません。 |
-Xflush |
業務ボリュームのロックを実施する代わりに、業務ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュを実施することを指定します。本オプションを指定する場合、業務ボリュームに対する書き込み処理を事前に全て停止する必要があります(書き込み処理を停止しない状態でバックアップを実施した場合、業務ボリュームのデータ内容は保証されません)。 また、本オプションの代わりにバックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをonに指定することでファイルシステムバッファのフラッシュを実施することもできます(詳細は『バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル』を参照してください)。 ファイルシステム上DBSP ローカルファイル上(ファイルシステム)上に作成されたSymfowareデータベーススペースの場合、本オプションの指定の有無にかかわらずバッファのフラッシュを実施します。 |
-suspend |
Suspend/Resume機能を使用して同期型高速バックアップを行うことを指定します。 |
-T |
差分スナップショット型高速バックアップを行うすることを指定します。 同期処理が行われている場合は本オプションを指定することはできません。 本オプションは筐体内コピー、かつ、ディスクアレイ装置がQuickOPC機能をサポートしている場合のみ有効です。 本オプションを指定しないスナップショット型高速バックアップの場合、従来のスナップショット処理(従来のOPC)が起動されます。差分スナップショットを利用したバックアップ運用を行う場合は常に本オプションを指定する必要があります。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に”/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
デバイスマップファイルの詳細は、本マニュアルの『デバイスマップファイルの記述方法』を参照してください。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)をバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbackup -h job2 g1d1p2 g1d1p2 swstbackup completed C:\> |
出力先バックアップボリュームを指定して、業務ボリューム(g1d1p2)をスナップショット型高速バックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbackup g1d1p2 -Xdevmap C:\advancedcopymanager\devmap1 g1d1p2 swstbackup completed C:\> |
ロググループ(LOG01/RDB1)をバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbackup -n LOG01/RDB1 LOG01/RDB1 swstbackup completed C:\> |
当コマンドでは、データを保証するために、業務ボリュームおよびバックアップボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてからバックアップを行います。そのために、業務ボリュームおよびバックアップボリュームをロックします。業務ボリュームまたはバックアップボリュームが使用中の場合は、当コマンドはエラーで終了します。
また、当コマンドを投入するサーバ以外のサーバから業務ボリュームが使用されている場合、バックアップの管理者の責任において業務ボリュームを共有設定の解除等によりアクセス禁止状態にしてください。都合により業務ボリュームを共有設定の解除等をしたくない場合は、本マニュアルの『付録A バックアップ/リストアの前後処理』を参考にして以下を実施して下さい。
バックアップの前処理では、業務ボリュームとファイルシステムとの同期をとるために、本コマンドにXflushオプションを指定するか、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをonに設定してください。
バックアップの後処理では、バックアップボリュームのファイルシステムの確認を行うために、chkdsk(ドライブ文字割当コマンド(swstdrvset)でバックアップボリュームにドライブ文字を割り当ててください)コマンドを実行してください。
ただし、上記の手順でもバックアップを完全に実行できない場合がありますので、当コマンドを投入するサーバ以外のサーバでは、業務ボリュームが使用されない環境下で、バックアップを行う事をお勧めします。
次のような場合、バックアップを行うことはできません。このような場合は、出力されるメッセージの[システム管理者の処置]にしたがって対処してください。
指定された業務ボリュームにバックアップポリシーが設定されていないとき。
1世代前に実行したバックアップが失敗していたとき。
OPC実行中の業務ボリュームを指定したとき。
業務ボリューム登録時に設定されたドライブ文字が変更されていたとき。
世代溢れになるバックアップ履歴情報を用いてリストアが実行されているとき。(最も古い履歴のバックアップボリュームを用いてリストアが実行されているとき)
コピー先とする未使用バックアップボリュームが取得できなかったとき。
業務ボリュームの筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のいずれかが変更されていたとき。
コピー先とするバックアップボリュームにドライブ文字が割り当てられているとき。
SDXオブジェクトの状態が以下の状態でないとき。
ミラーボリュームがACTIVEまたはSTOP
SDXディスクがENABLE
ミラースライスがACTIVEまたはSTOP
業務ボリュームをロックできなかったとき。
Xflushオプションを指定した場合、業務ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュができなかったとき。
バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
バックアップボリュームをロックできなかったとき。
バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
処理対象となるバックアップボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
保存世代数を超えたバックアップ履歴がレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
Symfowareのデータベーススペースをバックアップするときに、何らかの異常を検出したとき。
次のような場合,出力先バックアップボリュームを指定してバックアップを実行することはできません。
デバイスマップファイルで指定されたバックアップボリュームが対となる業務ボリュームのバックアップボリュームとして使用可能でないとき。すなわち、以下の条件のいずれかが満足されないとき。
指定されたバックアップボリュームは未使用状態である。
業務ボリュームとバックアップボリュームのパーティションサイズは同一である。
デバイスマップファイルの対象業務ボリュームに関する記述に誤りがあるとき(本マニュアルの『デバイスマップファイルの記述方法』を参照)。
デバイスマップファイル名に各国語文字が含まれているとき。
バックアップを実行する前に、既にバックアップポリシー設定コマンドで設定した保存世代数を満たすバックアップ履歴情報が存在する場合、バックアップ実行時にそのバックアップ履歴情報の中から一番古い情報を自動的に削除し、バックアップボリュームは空き状態になります。ただし、サスペンド指定バックアップまたは差分スナップショット型高速バックアップの履歴情報の場合、バックアップボリュームとのサスペンド状態またはトラッキング状態は解除されず、バックアップボリュームは使用中のままになります。
バックアップを実行する業務ボリュームと別の業務ボリュームとサスペンド中またはトラッキング状態のバックアップボリュームを、デバイスマップファイルでバックアップ先として指定することはできません。
バックアップ実行時に注意する点として、本マニュアルの『全般的な注意事項』をご理解ください。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
バックアップ実行コマンドで行っているバックアップの実行状況を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackstat [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackstat [-h Storage-Server] [Device-Name] ロググループ指定によるバックアップ実行状況の表示を行う場合 [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackstat -n Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstbackstat -n [-h Server] Log-Group-Name[/RDB-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-n |
ロググループによる表示を行うことを指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
業務ボリュームに対応するAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 省略した場合は、すべての業務ボリュームのバックアップ実行状況を表示します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
コピーの実行状況について表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstbackstat Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job1 g1d1p2 g1d2p1 succeeded ---- job1 g1d1p3 g1d2p2 executing 70% job1 g1d1p4 g1d2p3 executing 30% : C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
キーワード |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Transaction-Disk |
業務ボリュームのAdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Backup-Disk |
バックアップボリューム名を表示します。 バックアップされていない場合は、"----"を表示します。 |
Status |
バックアップの実行状況を、以下に表す文字列で表示します。
|
Execute |
Status欄が"executing"のときに、コピーされた割合についてパーセンテージで表します。"executing"以外のときは、"----"で表示します。 |
スナップショット型高速バックアップを実行中にGRmgr/ETERNUSmgrのOPC停止機能は使用しないでください。GRmgr/ETERNUSmgrのOPC停止機能を使用した場合、実際のバックアップの成否にかかわらず、当コマンドではsucceededと表示されます。
"Status"欄に表示される状態が"failed"または"halt"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法を参照して対処してください。
バックアップ履歴情報に存在するデータを、OPCを用いてリストアを実施します。
AdvancedCopy Managerは、リストア実行コマンドを実行すると、OPCによるデータのコピーを行う前に、リストア前処理スクリプトを実行し、 OPCによるデータのコピーを行った後に、リストア後処理スクリプトを実行します。このスクリプトの内容については、カスタマイズすることが可能です。スクリプトの詳細は、『バックアップ/リストアの前後処理』を参照してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstrestore [-g Generation-No | -v Version-No] [-r Restore-Device-Name] Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstrestore [-h Storage-Server] [-g Generation-No | -v Version-No][-r Restore-Device-Name] Device-Name Symfowareのデータベーススペースを、業務ボリューム指定によるリカバリを行う場合 [Storageサーバで実施する場合] [Storage管理サーバで実施する場合] 複数の業務ボリュームを指定して一括リカバリを行う場合 [Storageサーバで実施する場合] [Storage管理サーバで実施する場合] Symfowareのデータベーススペースを、ロググループ指定によるリカバリを行う場合 [Storageサーバで実施する場合] [Storage管理サーバで実施する場合] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-g |
リストアするデータの相対世代番号を指定します。 相対世代番号については、履歴情報表示コマンド(swsthistdisp)で確認してください。 |
-v |
リストアするデータの絶対世代番号を指定します。 絶対世代番号については、履歴情報表示コマンド(swsthistdisp)で確認してください。 |
-r |
業務ボリューム以外のデバイスにリストアするときに、そのリストア先のデバイス名を指定します。 Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-a |
リカバリ制御ファイルが管理するデータベース資源全体を、バックアップ採取時点にまでリカバリすることを指定します。 -eオプションと同時に指定できません。 ロググループ内の業務ボリュームを個別にリカバリする場合は指定できません。 Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-e |
リカバリ制御ファイルが管理するデータベース資源全体を、リカバリ終了点を指定した特定の時点にまでリカバリすることを指定します。 リカバリ終了点は、Symfowareが提供する”rdbsetrp”コマンドで指定した名称を指定します。 -aオプションと同時に指定できません。 -nologオプションと同時に指定できません。 ロググループ内の業務ボリュームを個別にリカバリする場合は指定できません。 Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-l |
Symfowareのリカバリに必要なアーカイブログ退避先名が列挙されたファイルを絶対パス名で指定します。 アーカイブログ退避先名が列挙されたファイルは、リストアを行う業務ボリュームが存在するStorageサーバに格納されている必要があります。 Storage管理サーバでコマンドを実行する場合、リストアを行う業務ボリュームが存在するStorageサーバに格納されている必要があります。 -nologオプションと同時に指定できません。 Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-w |
一時的な作業ディレクトリ名を絶対パス名で指定します。 ディレクトリ名は、リカバリを行う業務ボリュームが存在するStorageサーバに存在している必要があります。 Storage管理サーバでコマンドを実行する場合、リカバリを行う業務ボリュームが存在しているStorageサーバにディレクトリが存在している必要があります。 省略した場合は、Storageサーバ構成情報設定コマンドで指定した作業ディレクトリを使用します。 Symfoware以外の業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-n |
ロググループによるリストアを行うことを指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。 |
-bundle |
複数のデータベーススペースを一括してリカバリします。 オペランドには、一括してリカバリするデータベーススペースに対応したデバイス名を列挙したファイル(DeviceListFile)を指定します。 SPシリーズ運用を行っているボリュームの場合は指定できません。 |
-nolog |
Symfowareのリカバリ時にアーカイブログの適用を行いません。 ログを適用する際に必要なリカバリ制御ファイルを出力するディレクトリを指定し、Symfowareのコマンド(rdbmrrcv)でログを適用する際に、このディレクトリを指定します。 このオプションを指定してリカバリを行った場合は、Symfowareのコマンド(rdbmrrcv)でログを適用するまでデータベースを使用することはできません。 SPシリーズ運用を行っているボリュームの場合は指定できません。 |
注)-gオプションと-vオプションの双方が指定されなかったときは、履歴管理している情報の中から最新の情報をリストアします。
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
業務ボリュームに対応したAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に”/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
DeviceListFile |
一括してリカバリするデータベーススペースに対応したデバイス名を列挙したデバイスリストファイルを指定します。 Storage管理サーバでコマンドを実行する場合、リカバリを行う業務ボリュームが存在するStorageサーバに格納されている必要があります。 デバイスリストファイルの記述方法については、本マニュアルの『5.5.3.1 デバイスリストファイルの記述方法』を参照してください。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
相対世代番号=2のデータをリストアします(相対世代番号については、履歴情報表示コマンドで表示されるデータを参照してください)。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstrestore -g 2 g1d1p2 g1d1p2 swstrestore completed C:\> |
ロググループ(LOG01/RDB1)の相対世代番号=2のデータをリストアします(相対世代番号については、履歴情報表示コマンドで表示されるデータを参照してください)。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstrestore -n -g 2 LOG01/RDB1 LOG01/RDB1 swstrestore completed C:\> |
Suspend/Resume機能によるバックアップ運用を実施している業務ボリュームの場合は、サスペンド中の同期処理を削除して、リストアを実行します。サスペンド中の同期処理については、バックアップ同期処理実行状況表示コマンドで表示されるデータを参照してください。同期処理のキャンセルはバックアップ同期処理キャンセルコマンドを使用して実行してください。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 g1d2p6 suspend ---- job2 g1d1p6 g1d3p6 executing 75% C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelsync -all g1d1p6 g1d1p6 swstcancelsync completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 ---- ---- ---- C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstrestore g1d1p6 g1d1p6 swstrestore completed C:\> |
デバイス間のコピーを行うため、本コマンドを使用してファイル単位でリストアすることはできません。
業務ボリューム以外の任意のデバイスにリストアすることができます。この場合、業務ボリュームに登録されているデバイス以外であることと、指定した業務ボリュームと同じ領域サイズを持ったデバイスである必要があります。なお、Symfowareの業務ボリュームの場合は、元の業務ボリューム以外のデバイスにリストアすることはできません。
ファイルシステムを構築されている業務ボリュームで、特定のファイルをリストアする場合には、以下の手順で行います。
ドライブ文字割当コマンド(swstdrvset)でバックアップボリュームにドライブ文字を割り当てます。バックアップボリュームはバックアップ履歴一覧画面/履歴情報表示コマンドで確認してください。
copyコマンド(Windows)でリストアしたいファイルを複写します。
ドライブ文字割当解除コマンド(swstdrvunset)でバックアップボリュームのドライブ文字を解除します。
データベーススペースのリカバリ時には、リカバリ対象となるデータベーススペースがアクセス禁止状態になっている必要があります。アクセス禁止状態にするには、Symfowareが提供するコマンドの"rdbinh"コマンドを用いて行います。コマンドの詳細は、『Symfoware(R) Server RDB 管理者ガイド』を参照してください。
データベーススペースのリカバリ時に、アーカイブログファイルが他のデバイスに保管されている場合、リカバリ時に必要なアーカイブログ退避先名が列挙されたファイルを、リカバリを行う業務ボリュームが存在するStorageサーバに事前に準備する必要があります。ファイルの記述方法は、『Symfoware(R) Server RDB管理者ガイド』を参照してください。
『アーカイブログ退避先名が列挙されたファイル』に指定したファイルに、MTに退避されたアーカイブログ退避ファイルを記述した場合は、リカバリを行うことができません。
MTに退避されたアーカイブログを使用してリカバリを行う場合は、以下のいずれかの方法でリカバリを行ってください。
MTに退避されたアーカイブログをすべて作業ディレクトリに展開する
-nologオプションを指定してログを適用しないリカバリを実施した後、
アーカイブログの適用を行う
ログを適用しないリカバリを実施した後、アーカイブログを適用するには、Symfowareが提供するコマンドの"rdbmrrcv"コマンドを用いて行います。アーカイブログの適用は『Symfoware(R) Server RDB 管理者ガイド』を参照してください。
データベーススペースのリカバリ時に、“リカバリ終了点を指定した特定時点への復旧”もしくは“バックアップ時点への復旧”を行う場合、Symfowareの管理情報を復旧する処理が行われます。この処理はリカバリの実行処理の一部として実施されるため、コマンドの処理に時間がかかります。
データベーススペースのリカバリ時に、作業ディレクトリの空き容量不足等でリカバリができない場合、-wオプションで一時的に別のディレクトリを指定して再実行することにより、リカバリを行うことができます。
当コマンドを投入するサーバ以外のサーバから業務ボリュームが使用されている場合、バックアップの管理者の責任において業務ボリュームを共有設定の解除(Windows)等によりアクセス禁止状態にしてから当コマンドを実行してください。
以下のような場合は、リストア/リカバリができません。このような場合は、出力されるメッセージの[システム管理者の処置]にしたがって対処してください。
相対世代番号と絶対世代番号の両方を指定したとき。
業務ボリュームとして登録されたデバイスを-rオプションのパラメーターとして指定したとき。
バックアップボリュームとして登録されたデバイスを-rオプションのパラメーターとして指定したときに、そのデバイスがある業務ボリュームのバックアップ履歴情報に登録されているとき。バックアップのデータが登録されていないバックアップボリュームにリストアした場合、ある業務ボリュームのバックアップでそのバックアップボリュームを使用した場合はデータが上書きされます。リストア先に指定するデバイスには、バックアップボリュームを指定しないことをお勧めします。
バックアップ実施直後(OPCによるコピーの実行中)にリストアを行ったとき。この場合、OPCのコピーが完了してからリストアを実施してください。あるいは、ファイルシステムを構築した業務ボリュームならば、ポイントに書かれている方法でリストアを実施してください。
リストアを行う業務ボリュームの筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)のいずれかが変更されていたとき。
業務ボリューム登録時に設定されたドライブ文字が変更されていたとき。
SDXオブジェクトを-rオプションのパラメーターとして指定したとき。
業務ボリュームが複数のマウントポイントを持っている場合
業務ボリュームに他のボリュームがマウントされている場合
リストア先ボリュームをロックできなかったとき。
リストア先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
-rオプションに指定したデバイスがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
Symfoware以外の業務ボリュームを設定したときに、-a、-e、-l、-w、-bundle、-nologオプションを指定したとき。
-w、-l、-bundle、-nologオプションに各国語文字を含むディレクトリ名を指定したとき。
Symfowareのリカバリ時に異常を検出したとき。
アーカイブログ退避ファイル名を列挙したファイルに、MTに退避されたアーカイブログ退避ファイルが記述されていたとき。
サスペンド中またはトラッキング状態のバックアップボリュームをリストア先ボリュームとして使用することはできません。
同期処理中(ECによるコピー中、等価性維持状態、サスペンド中)の業務ボリュームにリストアを実行することはできません。
リストア実行時、以下のエラーになった場合は、バックアップ同期処理キャンセルコマンドで業務ボリュームの同期処理を全てキャンセル(-allオプション指定)してからリストアを実行してください。
swst0639 コピーが実施されているため、このコマンドは実行できません。
または
swst0634 OPCが実行できません。(SCSI command busy)
リストア実行時に注意する点として、本マニュアルの『全般的な注意事項』をご理解ください。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
業務ボリュームがSDXオブジェクトの場合は、本コマンドによるリストアはできません。SDXオブジェクトの場合は、以下の手順で復旧してください。
ドライブ文字割当コマンド(swstdrvset)でバックアップボリュームにドライブ文字を割り当てます。バックアップボリュームはバックアップ履歴一覧画面/履歴情報表示コマンドで確認してください。
copyコマンドでリストアしたいファイルを複写します。
ドライブ文字割当解除コマンド(swstdrvunset)でバックアップボリュームのドライブ文字を解除します。
OPCによるリストアの実行をキャンセルします。
また、リストア実行コマンドを実行し、OPCによるコピーを実施している最中に何らかのハードウェアトラブルで異常を検出した場合も、本コマンドを用いてリストアを解除します。その後、ハードウェアトラブルの原因を取り除き、再度リストア実行コマンド(swstrestore)でリストアを実施してください。
異常発生の有無については、リストア実行状況表示コマンド(swstreststat)で確認することができます。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelrest [-g Generation-No | -v Version-No] [-r Restore-Device-Name] [-emergency] Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelrest [-h Storage-Server][-g Generation-No | -v Version-No][-r Restore-Device-Name] [-emergency] Device-Name ロググループ指定によるリストアキャンセルを行う場合(Symfoware) [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelrest -n [-g Generation-No | -v Version-No ] [-emergency] Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelrest -n [-h Server] [-g Generation-No | -v Version-No ] [-emergency] Log-Group-Name[/RDB-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-g |
リストア中のデータの相対世代番号を指定します。 -vオプションと同時に指定することはできません。 相対世代番号については、リストア実行状況表示コマンド(swstreststat)で確認してください。 |
-v |
リストア中のデータの絶対世代番号を指定します。 -gオプションと同時に指定することはできません。 絶対世代番号については、リストア実行状況表示コマンド(swstreststat)で確認してください。 |
-r |
業務ボリューム以外のデバイスにリストアした場合、そのデバイス名を指定します。 デバイス名については、リストア実行状況表示コマンド(swstreststat)で確認してください。 Symfowareの業務ボリュームの場合は指定できません。 |
-n |
ロググループに対してのリストアをキャンセルします。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。 |
-emergency |
緊急操作モードで動作します。 この場合、OPCのセション確認およびセションキャンセルは行われません。 |
注)-g、-vオプションが指定されなかったときは、最新の履歴情報のリストアをキャンセルします。
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Log-Group-Name |
ロググループを指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に”/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)のリストアをキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelrest -g 1 g1d1p2 g1d1p2 swstcancelrest completed C:\> |
業務ボリューム(g1d1p2)の最新の履歴情報のリストアを緊急操作モードでキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelrest -emergency g1d1p2 g1d1p2 swstcancelrest completed C:\> |
ロググループ(LOG01/RDB1)のリストアをキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelrest -n -g 1 LOG01/RDB1 LOG01/RDB1 swstcancelrest completed C:\> |
このコマンドを使用してOPCによるリストアをキャンセルした場合、一部のデータはコピーされてしまっているため、業務ボリュームの状態は不完全な状態となり、使用できなくなります。再度リストア実行コマンド(swstrestore)でリストアを実施してください。
次のような場合、リストアをキャンセルすることができません。
-g、-vオプションで指定した履歴が存在しないとき。
-rで指定したデバイスにリストアを実行していないとき。
指定した履歴に対するリストアが実行されていないとき。この場合、通報メッセージ「swst0303 指定したリストア先デバイスに対するリストアは行われていません。」を出力して終了します(終了ステータスは正常終了です)。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
緊急操作モードで実行した場合、OPCのセション確認およびセションキャンセルは行われません。エラーサスペンド状態やhalt状態になっているOPCセションが存在していた場合は、管理されないセションが残るため、GRmgrまたはETERNUSmgrを使用してセションをキャンセルする必要があります。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
リストアの実行状況を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstreststat [-g Generation-No | -v Version-No] [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstreststat [-h Storage-Server] [-g Generation-No | -v Version-No] [Device-Name] ロググループ指定によるリストア実行状況の表示を行う場合 [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstreststat -n [-g Generation-No | -v Version-No] Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstreststat -n [-h Server] [-g Generation-No | -v Version-No] Log-Group-Name[/RDB-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-g |
リストア実行状況を表示するデータの相対世代番号を指定します。 |
-v |
リストア実行状況を表示するデータの絶対世代番号を指定します。 |
-n |
ロググループに対するリストアの実行状況表示を指定します。 |
注)-g、-vオプションが省略された場合は、全履歴に対するリストア実行状況を表示します。
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 省略した場合は、すべての業務ボリュームのリストア実行状況について表示します。 |
Log-Group-Name |
ロググループ名を指定します。 |
RDB-Name |
RDBシステム名を、ロググループ名の後に“/”を区切り文字として指定します。 RDBシステム名がない時は、省略できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリュームのリストア実行状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstreststat Server Transaction-Disk Generation Version Backup-Disk Restore-Device Status Execute job1 g1d1p2 1 10 g1d2p1 g1d3p2 executing 75% job1 g1d1p3 ---- ---- ---- ---- ---- ---- job1 g1d1p4 2 12 g1d2p3 ---- succeeded ---- job1 g1d1p5 3 13 g1d2p4 g1d3p5 executing 75% : C:\> |
表示される内容を以下に示します。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Transaction-Disk |
業務ボリュームのAdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Generation |
リストアしたバックアップのデータの相対世代番号を表示します。 -g、-vオプションで世代番号を指定しない場合で、リストア中の履歴がないときは、"----"を表示します。 |
Version |
リストアしたバックアップのデータの絶対世代番号を表示します。 -g、-vオプションで世代番号を指定しない場合で、リストア中の履歴がないときは、"----"を表示します。 |
Backup-Disk |
リストアのコピー元であるバックアップボリューム名を表示します。 リストア中でないときは、"----"を表示します。 |
Restore-Device |
リストアのコピー先が業務ボリュームでない場合、リストア先のデバイス名を表示します。 リストア中でないとき、あるいはリストア先が業務ボリュームであるときは"----"を表示します。 |
Status |
実行状態を表示します。 "----" :OPCによるコピーは実施されていません。 "executing" :OPCによるコピーを実行しています。 "succeeded" :OPCによるコピーが完了しています。 "failed" :OPCによるコピーがエラーにより中断しています。 "halt" :OPCによるコピーがhalt状態です。 |
Execute |
Status欄が"executing"のときに、コピーされた割合についてパーセンテージで表します。"executing"以外のときは、"----"で表示します。 |
OPCによるリストアを実行中にGRmgr/ETERNUSmgrのOPC停止機能は使用しないでください。GRmgr/ETERNUSmgrのOPC停止機能を使用した場合、実際のリストアの成否にかかわらず、当コマンドではsucceededと表示されます。
"Status"欄に表示される状態が"failed"または"halt"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法を参照して対処してください。
-v、-gオプションで世代番号を指定しない場合、全履歴のリストア実行状況を表示しますが、全履歴においてリストアが実行中でない場合、"Server"、"Transaction-Disk"欄以外のすべての表示情報が"----"で表示されます。
バックアップした履歴情報を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdisp [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdisp [-h Storage-Server] [Device-Name] ロググループ指定によるバックアップ履歴情報表示を行う場合 [Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdisp -n Log-Group-Name[/RDB-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdisp -n [-h Server] Log-Group-Name[/RDB-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-n |
ロググループによるバックアップ履歴情報表示を行うことを指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 省略した場合は、すべての業務ボリュームのバックアップ履歴情報を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
すべての業務ボリュームのバックアップ履歴情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsthistdisp Server=job1 Device=g1d1p2 Mount-Point=D: (NTFS) Generation Version Backup-Date Backup-Device Status Execute 1 10 1999/11/12 22:00 g1d2p1 succeeded ---- 2 9 1999/11/11 22:00 g1d2p2 succeeded ---- Server=job1 Device=g1d1p3 Mount-Point= E: (FAT) Generation Version Backup-Date Backup-Device Status Execute 1 13 1999/11/12 23:00 g1d3p1 succeeded ---- 2 12 1999/11/11 23:00 g1d3p2 succeeded ---- Server=StrgSV01 Device=/dev/dsk/c1t0d5s6 Mount-Point=DB1.DSB01/LOG01/RDB01 (SymfoWARE) Generation Version Backup-Date Backup-Device Status Execute ArcSerial 1 13 2000/11/12 23:00 g1d4p1 succeeded ---- reference 2 12 2000/11/11 23:00 g1d4p2 succeeded ---- 8 : C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
キーワード |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Device |
AdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Mount-Point |
デバイスのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 デバイスがSymfoware用の業務ボリュームの場合は、Symfowareのデータベーススペース名とロググループ名、RDBシステム名を表示し、括弧内に"SymfoWARE"を表示します。 |
Generation |
相対世代番号を表示します。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
Version |
絶対世代番号を表示します。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
Backup-Date |
バックアップが完了した日時を表示します。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
Backup-Device |
バックアップしたバックアップボリューム名を表示します。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
Status |
実コピーの実行状況を、以下に表す文字列で表示します。 "succeeded" :OPCによるコピーが完了しています。 "executing" :OPCによるコピーを実行しています。 "failed" :OPCによるコピーがエラーにより中断しています。 "halt" :OPCによるコピーがhalt状態です。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
Execute |
Status欄が、"executing"のとき、コピーされた割合についてパーセンテージで表します。"executing"以外のときは、"----"で表示します。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
ArcSerial |
アーカイブログ通番を表示します。 参照ダンプによるバックアップを行った履歴情報の場合は、"reference"を表示します。 Symfoware用の業務ボリューム以外の場合は、表示されません。 バックアップ履歴情報が存在しない場合は、表示されません。 |
"Status"欄に表示される状態が"failed"または"halt"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法を参照して対処してください。
バックアップの履歴情報を削除します。
削除された履歴のバックアップボリュームは解放され、空きバックアップボリュームになります。
Symfoware用の業務ボリュームの履歴情報を削除する場合、リカバリ制御ファイルについても削除されます。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdel -g Generation-No | -v Version-No | -z [-emergency] Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdel [-h Storage-Server] -g Generation-No | -v Version-No | -z [-emergency] Device-Name ロググループ指定によるバックアップ履歴情報の削除を行う場合 プログラムディレクトリ\bin\swsthistdel -n -g Generation-No | -v Version-No | -z [-emergency] Log-Group-Name[/RDB-NAME] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsthistdel -n [-h Server] -g Generation-No | -v Version-No | -z [-emergency] Log-Group-Name[/RDB-NAME] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-g |
削除するバックアップ履歴情報の相対世代番号を指定します。 -v、-zオプションと同時に指定することはできません。 相対世代番号については、履歴情報表示コマンド(swsthistdisp)で確認してください。 |
-v |
削除するバックアップ履歴情報の絶対世代番号を指定します。 -g、-zオプションと同時に指定することはできません。 絶対世代番号については、履歴情報表示コマンド(swsthistdisp)で確認してください。 |
-z |
すべてのバックアップ履歴情報を削除することを指定します。 -g、-vオプションと同時に指定することはできません。 |
-emergency |
緊急操作モードで動作します。 この場合、OPCのセション確認は行われません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)の絶対世代番号10の履歴を削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsthistdel -v 10 g1d1p2 g1d1p2 swsthistdel completed C:\> |
業務ボリューム(g1d1p2)の相対世代番号1の履歴を緊急操作モードで削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsthistdel -g 1 -emergency g1d1p2 g1d1p2 swsthistdel completed C:\> |
履歴情報表示コマンドで、"Status"欄に表示される状態が"failed"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法を参照して対処してください。
次のような場合、バックアップ履歴情報を削除することはできません。
-g、-v、-zオプションで指定したバックアップ履歴情報が存在しないとき。
指定したバックアップ履歴情報がリストアで使用中のとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
処理対象となるバックアップボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
緊急操作モードで実行した場合、OPCのセション確認およびセションキャンセルは行われません。エラーサスペンド状態やhalt状態になっているOPCセションが存在していた場合は、管理されないセションが残るため、GRmgrまたはETERNUSmgrを使用してセションをキャンセルする必要があります。
サスペンド中の履歴情報を削除しても、同期処理(ECセション)は解除されません。
トラッキング状態の履歴情報を削除しても、トラッキング状態(OPCセション)は解除されません。
サスペンド指定で同期型高速バックアップを行った場合は、履歴削除後もバックアップボリュームは使用中の状態になります。
差分スナップショット型高速バックアップを行った場合は、履歴削除後もバックアップボリュームは使用中の状態になります。
差分スナップショット型高速バックアップ運用でないときは、OPC物理コピーが完了していない履歴情報を削除した場合、削除した履歴の物理コピーは中断されます。この場合、バックアップボリューム内のデータはコピー途中の不完全な状態となります。
履歴情報を削除した時点でバックアップボリュームは未使用状態となり、その後のバックアップで使用可能な状態となります。
差分スナップショット型高速バックアップ運用のときは、OPC物理コピーが完了していない履歴情報を削除しても、削除した履歴の物理コピーは継続されます。
履歴情報の削除後もバックアップボリュームは使用中の状態であり、その後の当該業務ボリュームのバックアップで使用可能な状態となります。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
バックアップ同期処理(ECによるディスク間のコピー)を開始します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swststartsync Device-Name [-Xdevmap Device-Map-File] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swststartsync [-h Storage-Server] Device-Name [-Xdevmap Device-Map-File] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-Xdevmap |
出力先バックアップボリュームを指定してバックアップ同期処理を開始することを指定します。オペランドには、業務ボリュームと出力先バックアップボリュームの組を記述した、デバイスマップファイル名を指定します。このオプションを指定しない場合は、出力先バックアップボリュームは自動的に選択されます。-hオプションを使用して本コマンドをリモート実行する場合は、(Storageサーバの)デバイスマップファイル名を絶対パスで指定してください。Device-Map-Fileに指定するファイル名には、各国語文字が含まれてはいけません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
デバイスマップファイルの詳細は本マニュアルの『デバイスマップファイルの記述方法』を参照してください。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)の同期処理を開始します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swststartsync -h job2 g1d1p2 g1d1p2 swststartsync completed C:\> |
出力先バックアップボリュームを指定して、業務ボリューム(g1d1p2)の同期処理を開始します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swststartsync g1d1p2 -Xdevmap C:\advancedcopymanager\devmap1 g1d1p2 swststartsync completed C:\> |
バックアップ同期処理中の業務ボリュームに対してバックアップ同期処理開始コマンドを実行した場合は、通報メッセージ「swst0301 既にバックアップ同期処理中です。」(ロググループの場合のメッセージIDはswst0302)を出力して終了します(終了ステータスは正常終了です)。
次のような場合、バックアップ同期処理を開始することはできません。このような場合は、出力されるメッセージの[システム管理者の処置]にしたがって対処してください。
EC機能がサポートされていないデバイスを指定したとき。
バックアップ同期処理を開始するのに必要なバックアップボリュームを確保できなかったとき。
OPCによるリストア中のデバイスを指定したとき。
コピー先となるバックアップボリュームがマウントされているとき。
バックアップボリュームをロックできなかったとき。
バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
同期処理を開始する際、業務ボリュームにサスペンド中のバックアップボリュームが存在する場合は、バックアップ先として優先的に選択されて、同期処理を再開(差分コピーを開始)します。業務ボリュームにサスペンド中のバックアップボリュームが存在しない場合は、同期処理(全面コピー)を開始します。
同期処理を開始する業務ボリュームとサスペンド中のバックアップボリュームは、使用中状態になっていてもバックアップ先として使用できます。
同期処理を開始する業務ボリューム以外の業務ボリュームとサスペンド中のバックアップボリュームを、デバイスマップファイルでバックアップ先として指定することはできません。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
ECによるコピー中または等価性維持状態のバックアップ同期処理をキャンセルします。
ECコピー中または等価性維持状態またはサスペンド中のバックアップボリュームを指定して同期処理をキャンセルすることができます。また、全同期処理のキャンセルを指定すると、サスペンド状態を含むすべてのバックアップ同期処理をキャンセルします。
バックアップ同期処理実行中に何らかの異常を検出した場合、コピーは正常に終了しません。その場合、本コマンドを用いてバックアップ同期処理をキャンセルします。異常発生の有無については、バックアップ同期処理実行状況表示コマンド(swstsyncstat)で確認することができます。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelsync [-emergency] [-bd Backup-Device-Name | -all] Device-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstcancelsync [-h Storage-Server] [-emergency] [-bd Backup-Device-Name | -all] Device-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-emergency |
緊急操作モードで動作します。 この場合、ECのセション確認およびセションキャンセルは行われません。 |
-bd |
特定のバックアップボリュームに対する同期処理のキャンセルを行います。この場合、オペランドにバックアップボリューム名を指定します。-allオプションと同時に指定することはできません。 |
-all |
業務ボリュームに設定されているすべての同期処理のキャンセルを行います。-bdオプションと同時に指定することはできません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Backup-Device-Name |
コピー先のバックアップボリューム名を指定します。 指定するデバイスは、AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
デバイスマップファイルの詳細は本マニュアルの『デバイスマップファイルの記述方法』を参照してください。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)のバックアップ同期処理をキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelsync g1d1p2 g1d1p2 swstcancelsync completed C:\> |
業務ボリューム(g1d1p2)のバックアップ同期処理を緊急操作モードでキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelsync -emergency g1d1p2 g1d1p2 swstcancelsync completed C:\> |
業務ボリューム(g1d1p6)からバックアップボリューム(g1d1p2)に設定されているバックアップ同期処理をキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 g1d1p1 suspend ---- job2 g1d1p6 g1d1p2 executing 75% C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelsync g1d1p6 -bd g1d1p2 g1d1p6 swstcancelsync completed. C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 g1d1p1 suspend ---- C:\> |
業務ボリューム(g1d1p6)に設定されているすべてのバックアップ同期処理をキャンセルします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 g1d1p1 suspend ---- job2 g1d1p6 g1d1p2 executing 75% C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcancelsync g1d1p6 -all g1d1p6 swstcancelsync completed. C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p6 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job2 g1d1p6 ---- ---- ---- C:\> |
緊急操作モードで実行した場合、ECのセションキャンセルは行われません。ECセションが存在していた場合は、管理されないセションが残るため、GRmgrまたはETERNUSmgrを使用してセションをキャンセルする必要があります。
次のような場合、バックアップ同期処理キャンセル処理を開始することはできません。このような場合は、出力されるメッセージの[システム管理者の処置]にしたがって対処してください。
処理対象となる業務ボリュームがレプリケーション管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
バックアップ同期処理の実行状況(コピー中、等価性維持状態、サスペンド状態)を表示します。
1つの業務ボリュームに複数のECセションが存在する場合、すべてのECセションの状態を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsyncstat [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsyncstat [-h Storage-Server] [Device-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
デバイスマップファイルの詳細は本マニュアルの『デバイスマップファイルの記述方法』を参照してください。
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d1p2)のバックアップ同期処理状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat g1d1p2 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job1 g1d1p2 g1d2p1 suspend ---- job1 g1d1p2 g1d2p2 executing 75% C:\> |
全業務ボリュームの情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsyncstat Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute job1 g1d1p2 g1d2p1 suspend ---- job1 g1d1p2 g1d2p2 executing 75% job1 g1d1p2 g1d2p5 suspend ---- job1 g1d1p3 g1d3p3 equivalent 100% job1 g1d1p4 g1d2p4 failed ---- job1 g1d1p5 ---- ---- ---- C:\> |
表示される内容を以下に示します。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Transaction-Disk |
業務ボリューム名を表示します。 |
Backup-Disk |
バックアップボリューム名を表示します。 バックアップ同期処理中でないときは、"----"を表示します。 |
Status |
実行状態を表示します。 "----":バックアップ同期処理中ではありません。 "executing":実行中かつ等価性維持状態前です。 "equivalent":等価性維持状態です。 "suspend":サスペンド状態です。 "failed":バックアップ同期処理が異常終了しています。 "nosession":セションが存在しません。(資源情報不一致) "halt":バックアップ同期処理がhalt状態です。 |
Execute |
実行状況のパーセンテージ表示(0〜100%)を表示します。 サスペンド中のとき、またはバックアップ同期処理中でないときは、"----"を表示します。 |
実行状態("Status"欄に表示される状態)が"failed"または"halt"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法を参照して対処してください。
実行状態("Status"欄に表示される状態)が"nosession"の場合、資源情報に不整合が考えられます。資源整合コマンド(swstsrsemtch)を用いて資源情報の不整合を取り除いてください。
各業務ボリュームで実施されているコマンドの実行状態を表示します。OPCが実行中の場合は、その実行状況を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstexecstat [-j] [Device-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstexecstat [-j] [-h Storage-Server] [Device-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-j |
別書式による表示を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
業務ボリュームに対応したAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 省略した場合は、すべての業務ボリュームの実行状態を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
業務ボリュームの実行状態を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstexecstat Server Device Last-Backup-Date Interval Status Mount-Point (Method) Execute job1 g1d1p2 2000/12/11 12:20 OK IDLE D: (NTFS) ---- job1 g1d1p4 2000/12/9 12:20 DELAY=2 IDLE E: (NTFS) snapshot(45%) : C:\> |
表示される内容を以下に示します。
キーワード |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Device |
AdvancedCopy Managerデバイス名を表示します。 |
Last-Backup-Date |
最後にバックアップした日時を表示します。 ※ バックアップ実行コマンドの受付時間を表示します。 |
Interval |
最後にバックアップを取得した日から間隔日数に指定した日数が経過した場合、その日数が超過した日から何日経過しているかを、"DELAY=経過日数" の形式で表示します。超過していない場合は、"OK" を表示します。 |
Status |
次に挙げるコマンドが、業務ボリュームに対して実行中かどうかを表示します。実行中の場合は"EXEC"を、そうでない場合は"IDLE"を表示します。 バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset) バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel) バックアップ実行コマンド(swstbackup) リストア実行コマンド(swstrestore) 履歴情報削除コマンド(swsthistdel) バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync) バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync) リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest) |
Mount-Point(Method) |
デバイスのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 |
Execute |
実行中コマンド名、あるいはコピーの進捗率を表示します。 "----" :コマンド/OPC等が、何も動作していない状態 "swststartsync" :バックアップ同期処理開始コマンドを処理している状態 "swstcancelsync" :バックアップ同期処理キャンセルコマンドを処理している状態 "swstbackup" :バックアップ実行コマンドを処理している状態 "swstrestore" :リストア実行コマンドを処理している状態 "swstcancelrest" :リストアキャンセルコマンドを処理している状態 "swstbkpolset" :バックアップポリシー設定コマンドを処理している状態 "swstbkpoldel" :バックアップポリシー削除コマンドを処理している状態 "swsthistdel" :履歴情報削除コマンドを処理している状態 "swstcanceltrk" :トラッキングキャンセルコマンドを処理している状態 "sync(xxx%)" :ECの進捗率 "sync(failed)" :ECが異常終了している状態 "sync(halt)" :ECがhalt状態 "snapshot(xxx%)" :OPCによるバックアップの進捗率 "snapshot(failed)" :OPCにバックアップが異常終了している状態 "snapshot(halt)" :OPCにバックアップがhalt状態 "restore(xxx%)" :OPCによるリストアの進捗率 "restore(failed)" :OPCによるリストアが異常終了している状態 "restore(halt)" :OPCによるリストアがhalt状態 |
業務ボリュームに対して複数の処理が行われている場合(例:スナップショット型高速バックアップのコピー中にバックアップ同期処理開始コマンドを投入した等)のExecute欄の表示は、以下の規則に基づいて行われます。
コピー実行中かつコマンド実行中の場合は、コマンド名表示が優先されます。
スナップショット型高速バックアップのディスクコピーとバックアップ同期処理のディスクコピーが同時に実行されている場合は、バックアップ同期処理のディスクコピーの進捗率が表示されます。(リストアのディスクコピーはETERNUS ディスクアレイの制限により、スナップショット型高速バックアップ、バックアップ同期処理のディスクコピーと同時に実行されることはありません。)
"-j"オプションを使用したときの実行例は、以下の通りです。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstexecstat -h 業務2 -j Server Device Execute-Date Status Mount-Point (Method) Execute 業務2 g1d1p2 ---- IDLE D: (NTFS) ---- 業務2 g1d1p4 2000/12/09 12:20 EXEC E: (NTFS) swstbackup : C:\> |
表示される内容は以下の通りです。
キーワード |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Device |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Execute-Date |
コマンドの実行時刻を表示します。 |
Status |
次に挙げるコマンドが、業務ボリュームに対して実行中かどうかを表示します。実行中の場合は"EXEC"を、そうでない場合は"IDLE"を表示します。 バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset) バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel) バックアップ実行コマンド(swstbackup) リストア実行コマンド(swstrestore) 履歴情報削除コマンド(swsthistdel) バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync) バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync) リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest) |
Mount-Point(Method) |
デバイスのドライブ文字を表示します。括弧内には、そのデバイスのファイルシステムタイプを表示します。 |
Execute |
実行中コマンド名、あるいはコピーの進捗率を表示します。 "----" :コマンド/OPC等が、何も動作していない状態 "swststartsync" :バックアップ同期処理開始コマンドを処理している状態 "swstcancelsync" :バックアップ同期処理キャンセルコマンドを処理している状態 "swstbackup" :バックアップ実行コマンドを処理している状態 "swstrestore" :リストア実行コマンドを処理している状態 "swstcancelrest" :リストアキャンセルコマンドを処理している状態 "swstbkpolset" :バックアップポリシー設定コマンドを処理している状態 "swstbkpoldel" :バックアップポリシー削除コマンドを処理している状態 "swsthistdel" :履歴情報削除コマンドを処理している状態 "swstcanceltrk" :トラッキングキャンセルコマンドを処理している状態 "sync(xxx%)" :ECの進捗率 "sync(failed)" :ECが異常終了している状態 "sync(halt)" :ECがhalt状態 "snapshot(xxx%)" :OPCによるバックアップの進捗率 "snapshot(failed)" :OPCによるバックアップが異常終了している状態 "snapshot(halt)" :OPCによるバックアップがhalt状態 "restore(xxx%)" :OPCによるリストアの進捗率 "restore(failed)" :OPCによるリストアが異常終了している状態 "restore(halt)" :OPCによるリストアがhalt状態 |
サスペンド指定で同期型高速バックアップを行った場合は、Execute欄には何も動作していない状態("----")が表示されます
"Execute"欄に表示される状態が、"sync(failed)"、"snapshot(failed)"、"restore(failed)"、"sync(halt)"、"snapshot(halt)"、"restore(halt)"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、以下の処理を行ってください。
"sync(failed)"の場合
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)を用いてバックアップ同期処理をキャンセルしてください。
"snapshot(failed)"の場合
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)を用いてバックアップ履歴情報を削除してください。
"restore(failed)"の場合
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)を用いてリストアをキャンセルしてください。
ファイル単位のリストアを実施するときなど、デバイスにドライブ文字を一時的に割り当てる必要がある場合は、本コマンドを使用してください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstdrvset Device-Name [Drive-Letter] |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Drive-Letter |
デバイスに割り当てるドライブ文字を指定します。ドライブ文字として有効な文字は「C:」〜「Z:」までです(大文字、小文字は区別しません)。また、省略した場合には、自動的に空きドライブ文字が選択されます(「Z:」から順に空きドライブ文字を探します)。 |
実行例
デバイス(g3d1p2)にドライブ文字(E:)を割り当てます。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdrvset g3d1p2 E: swst1001 E: has been assigned to g3d1p2. swstdrvset completed C:\> |
デバイス(g3d1p3)に適当な空きドライブ文字を割り当てます。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdrvset g3d1p3 swst1001 Z: has been assigned to g3d1p3. swst0307 Z: is assigned to g3d1p3. swstdrvset completed C:\> |
実行例
=0:正常終了
>0:異常終了
次のような場合は、ドライブ文字を設定できません。
指定したドライブ文字が他のドライブまたは資源に割り当てられているとき。
ドライブ文字指定を省略して実行したとき、空きドライブ文字が無かったとき。
コマンド実行ユーザーがローカルマシンのadministrators権限を持っていないとき
ドライブ文字を指定した実行したが、既に同一ドライブ文字が割り当てられているとき(警告メッセージswst1011を表示します)。
ドライブ文字を省略して実行したが、既にいずれかのドライブ文字が割り当てられているとき(警告メッセージswst1011を表示します)。
Windows2000/Windows2003のダイナミックボリュームであるとき。
GPTディスクであるとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、別のデバイスでマウントされているとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、別のデバイスをマウントしているとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、自デバイスをマウントしているとき。
本コマンドを使用する際は、ディスクアドミニストレータを使用しないで下さい。
本コマンドで割り当てたドライブ文字は、OSをシャットダウンするまで有効です。OSを再起動した場合、ドライブ文字はコマンド実行前の状態に戻ります。
デバイスに割り当てられているドライブ文字を解除します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstdrvunset (Device-Name | Drive-Letter) |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Drive-Letter |
ドライブ文字を指定します。ドライブ文字として有効な文字は「C:」〜「Z:」までです(大文字、小文字は区別しません)。 |
実行例
デバイス(g3d1p2)のドライブ文字を解除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdrvunset g3d1p2 swst1002 The assignment of the drive letter for g3d1p2 has been released. Drive letter=E: swstdrvunset completed C:\> |
ドライブ(Z:)のドライブ文字を解除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdrvunset Z: swst1002 The assignment of the drive letter for g3d1p3 has been released. Drive letter=Z: swstdrvunset completed C:\> |
実行例
=0:正常終了
>0:異常終了
次のような場合は、ドライブ文字の解除ができません。
指定したデバイスにドライブ文字が割り当てられていないとき。
指定したデバイスが使用中であるとき。
指定したドライブ文字にデバイスが割り当てられていないとき。
指定したデバイスが使用中、または共有されているとき
指定したドライブ文字に割り当てられているデバイスがAdvancedCopy Managerデバイス名でないとき
コマンド実行ユーザーがローカルマシンのadministrators権限を持っていないとき
Windows2000/Windows2003のダイナミックボリュームであるとき。
GPTディスクであるとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、別のデバイスでマウントされているとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、別のデバイスをマウントしているとき。
Windows2000/Windows2003において、対象のデバイスが、自デバイスをマウントしているとき。
本コマンドを使用する際は、ディスクアドミニストレータを使用しないで下さい。
本コマンドで解除したドライブ文字は、OSをシャットダウンするまで有効です。OSを再起動した場合、ドライブ文字はコマンド実行前の状態に戻ります。
指定したボリュームのマウントを解除します。ボリュームのマウントが解除されると、そのボリュームに対して開いているハンドルは、全て無効となります。マウント解除されたボリュームのマウントは、そのボリュームにアクセスした際にOSによって自動的に実施されます。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstdismount Device-Name |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
実行例
デバイス(g3d1p2)のマウントを解除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstdismount g3d1p2 swstdismount completed C:\> |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
次のような場合は、マウントを解除できません。
指定したデバイス名が不当なとき。
ボリュームが他プロセスによってロックされているとき。
ボリュームのロックを解除します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstvolunlock [-n] Device-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
ロック解除前のマウント解除処理を行わないことを指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DeviceName |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
デバイス(g3d1p2)のロックを解除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstvolunlock g3d1p2 swstvolunlock completed C:\> |
次のような場合はロックを解除できません。
指定したデバイス名が不正なとき。
ロックが実施されていないとき。
AdvancedCopy Managerの通信サービスが起動していない、あるいは通信サービスの処理で異常が発生したとき。
クラスタ運用のボリュームに対して、本コマンドを実行する際は、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定してください。
ボリュームロックコマンド(swstvollock)でロックされたボリューム情報を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstvollockstat [Device-Name] |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DeviceName |
AdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 AdvancedCopy Managerデバイス名を省略した場合は、ボリュームロックコマンドでロックされている全てのボリュームの情報を表示します。 デバイス名を指定しない場合は、ロック中の全てのボリュームの情報を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ロック情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstvollockstat ACM-Volume-Name Lock-Start-Time g1d1p1 2003/12/21 3:56:09 g1d2p1 2003/12/21 3:57:21 g3d1p2 2003/12/21 3:58:12 C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
ACM-Volume-Name |
AdvancedCopy Managerデバイス名 |
Lock-Start-Time |
ロック開始時刻 |
次のような場合はロック情報の表示ができません。
指定したデバイス名が不正なとき。
ロックが実施されていないとき。
AdvancedCopy Managerの通信サービスが起動していない、あるいは通信サービスの処理で異常が発生したとき。
クラスタ運用のボリュームに対して、本コマンドを実行する際は、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定してください。
トラッキング処理を停止します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] [Storage管理サーバで実施する場合] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-copy |
物理コピーが動作中の場合、物理コピーも停止する(すなわち、OPCセッションを解除する)ことを指定します。 バックアップ履歴となっているバックアップボリュームの場合は本オプションを指定することはできません。コピー先ボリュームがバックアップ履歴となっているボリュームの場合は、事前に履歴削除コマンド(swsthistdel)によって履歴情報を削除してください。 |
-emergency |
緊急操作モードで動作します。 この場合、トラッキング処理の確認およびトラッキング処理・OPCセッションの停止は行われません。 |
-bd |
特定のバックアップボリュームに対するトラッキング処理の停止を行います。この場合、オペランドにバックアップボリューム名を指定します。-allオプションと同時に指定することはできません。 |
-all |
業務ボリュームに設定されているすべてのトラッキング処理の停止を行います。-bdオプションと同時に指定することはできません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
デバイス名を指定します。 指定するデバイスは、ブロックデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d10p1)からバックアップボリューム(g1d20p1)に設定されているトラッキング処理を停止します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcanceltrk g1d10p1 -bd g1d20p1 g1d10p1 swstcanceltrk completed. C:\> |
業務ボリューム(g1d10p1)に設定されているトラッキング処理および物理コピーを停止します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsttrkstat g1d10p1 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute Update job2 g1d10p1 g1d20p1 executing 33% ----- C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstcanceltrk -copy g1d10p1 -bd g1d20p1 g1d10p1 swstcanceltrk completed. C:\> |
緊急操作モードで実行した場合、OPCのセションキャンセルは行われません。トラッキング状態だった場合は、管理されないセションが残るため、GRmgr、ETERNUSmgr、GDS等を使用してセションをキャンセルする必要があります。
次のような場合はトラッキング処理を停止することはできません。このような場合は、出力されるメッセージの[システム管理者の処置]にしたがって対処してください。
指定したコピー元ボリュームとコピー先ボリュームに対して、トラッキング処理が実行されていないとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
トラッキング処理の実行状況を表示します。
1つの業務ボリュームに複数の同期処理が存在する場合、すべてのトラッキング処理の状態を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] [Storage管理サーバで実施する場合] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-n |
ロググループに対するトラッキング処理の実行状況表示を指定します。この場合、オペランドには、ロググループ名を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Device-Name |
デバイス名を指定します。 指定するデバイスは、ブロックデバイス名を指定します。 省略した場合は、すべての業務ボリュームのトラッキング処理の実行状況を表示します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
業務ボリューム(g1d10p1)のトラッキング処理の実行状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsttrkstat g1d10p1 Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute Update job1 g1d10p1 g1d20p1 tracking ---- 12% C:\> |
全業務ボリュームのトラッキング処理の実行状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsttrkstat Server Transaction-Disk Backup-Disk Status Execute Update job1 g1d10p1 g1d20p1 nosession ---- ---- job1 g1d30p1 g1d40p1 executing 75% ---- job1 g1d50p1 g1d60p1 failed ---- ---- job1 g1d70p1 g1d80p1 tracking ---- 12% job1 g1d90p1 ---- ---- ---- ---- : C:\> |
表示される内容を以下に示します。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Transaction-Disk |
業務ボリューム名を表示します。 |
Backup-Disk |
バックアップボリューム名を表示します。 トラッキング状態でないときは、"----"を表示します。 |
Status |
実行状態を表示します。 "----":トラッキング状態ではありません。 "executing":物理コピー中かつトラッキング状態です。 "tracking":トラッキング状態です。 "failed":物理コピーまたはトラッキング処理が異常終了しています。 "nosession":セションが存在しません。(資源情報不一致) |
Execute |
Status欄が"executing"のときに、コピーされた割合についてパーセンテージで表します。"tracking"のときは、"----"で表示します。 |
Update |
Status欄が"tracking"のときに、論理コピー後の更新済みデータ量をパーセンテージで表します。"executing"のときは、"----"で表示します。 |
実行状態("Status"欄に表示される状態)が"failed"の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、差分スナップショット型バックアップを再実行してください。
実行状態("Status"欄に表示される状態)が"nosession"の場合、資源情報に不整合が考えられます。資源整合コマンド(swstsrsemtch)を用いて資源情報の不整合を取り除いてください。
バックアップ管理の保守系コマンドについて説明します。
バックアップ管理には、以下の保守系コマンドがあります。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swstsrsemtch |
バックアップ管理簿内の情報の整合性を復旧します。 |
|
swstresback |
バックアップ管理簿をバックアップします。 |
|
swstresrst |
バックアップ管理簿をリストアします。 |
システムダウンなどで資源情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるようにリカバリします。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsrsemtch [-x] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swstsrsemtch [-x] [-h Storage-Server] |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを使用することはできません。 |
-x |
リポジトリとの整合をとります。バックアップ管理簿とリポジトリの整合性が不完全になってしまった場合は、このオプションを指定してください。 |
実行例
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstsrsemtch swstsrsemtch completed C:\> |
次のコマンドが実行しているときは、資源整合コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
トラッキングキャンセルコマンド(swstcanceltrk)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swstbackup_sqlsvr)
バックアップ管理簿を、指定されたディレクトリにバックアップします。
バックアップ管理簿
Storageサーバ構成情報などの管理簿。
リカバリ制御ファイル
Symfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるファイル。
このコマンドでバックアップした情報は資源リストアコマンドで復旧することができます。
このコマンドではレプリケーション管理簿、データベース、認証管理簿は退避されません。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstresback Backup-Directory |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Backup-Directory |
バックアップ管理簿を退避するディレクトリ名を指定します。 |
実行例
バックアップ管理簿をC:\backupにバックアップします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresback C:\backup swstresback completed C:\> |
次のような場合は、バックアップされません。
指定したディレクトリが存在しないとき。
指定したディレクトリが空き容量不足等でコピーができなかったとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
トラッキングキャンセルコマンド(swstcanceltrk)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swstbackup_sqlsvr)
バックアップ管理簿を、指定されたディレクトリからリストアします。
バックアップ管理簿
Storageサーバ構成情報などの管理簿。
リカバリ制御ファイル
Symfowareのデータベーススペースをバックアップしたときに作成されるファイル。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstresrst Backup-Directory |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Backup-Directory |
Backup−Directory 資源バックアップコマンドで指示した、退避先ディレクトリ名を指定します。 |
実行例
バックアップ管理簿をC:\backupからリストアします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstresrst C:\backup swstresrst completed C:\> |
本コマンドにより、バックアップ管理簿のリストアを実行する際には、事前にStorageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)を実行する必要があります。
次のような場合は、リストアされません。
指定したディレクトリが存在しないとき。
指定したディレクトリにバックアップ管理簿が存在しないとき。
指定したディレクトリからリストアしたときに、空き容量不足等でコピーができなかったとき。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
バックアップポリシー設定コマンド(swstbkpolset)
バックアップポリシー削除コマンド(swstbkpoldel)
バックアップ実行コマンド(swstbackup)
リストア実行コマンド(swstrestore)
リストアキャンセルコマンド(swstcancelrest)
バックアップ同期処理開始コマンド(swststartsync)
バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)
履歴情報削除コマンド(swsthistdel)
トラッキングキャンセルコマンド(swstcanceltrk)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swstbackup_sqlsvr)
本章では、バックアップ運用やレプリケーション運用を行うサーバや運用対象となるデバイスの情報を管理する構成管理のコマンドによる操作について説明しています。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
stgcmmodnode
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)で実行する場合、Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)が動作していなければならない。
stguserset
クラスタ運用の場合、Storage管理サーバ業務が動作していなければならない。
stgguiipset
クラスタ運用の場合、Storage管理サーバ業務が動作していなければならない。
stgxfwcmaddsrv
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)、対象Storageサーバ(Storageサーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmmodsrv
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)、対象Storageサーバ(Storageサーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmdelsrv
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmsetdev
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)、対象Storageサーバ(Storageサーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmdeldev
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)、対象Storageサーバ(Storageサーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmdispsrv
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmdispdev
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)が動作していなければならない。
stgxfwcmdisppat
Storage管理サーバ(Storage管理サーバ業務)が動作していなければならない。
stgenvdisp
Storage管理サーバ(Sotorage管理サーバ業務)、Storageサーバ(Storageサーバ業務)共に動作していなくても実行可能。
ただし、クラスタ運用の場合、クラスタサービス(クラスタシステムにより名称が異なる)が動作していない場合は一部の情報が表示されない。stgmgrinfoset
管理情報一括バックアップ実行サーバが動作していなければならない。
stgmgrinfobkup
Storage管理サーバ(Sotorage管理サーバ業務)、管理情報一括バックアップ実行サーバ、管理情報一括バックアップ対象サーバが動作していなければならない。
stgmgrinfodisp
管理情報一括バックアップ実行サーバが動作していなければならない。
stgarcext
Storage管理サーバ(Sotorage管理サーバ業務)、Storageサーバ(Storageサーバ業務)共に動作していなくても実行可能。
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
stgcmmodnode
必要
業務稼動ノード
−
stguserset
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgguiipset
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmaddsrv
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmmodsrv
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmdelsrv
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmsetdev
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmdeldev
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmdispsrv
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmdispdev
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgxfwcmdisppat
不要
業務稼動ノード
Storage管理サーバ業務のみで実行
stgenvdisp
不要
業務稼動ノード
−
stgmgrinfobkup
必要
業務稼動ノード
−
stgmgrinfodisp
必要
業務稼動ノード
−
stgmgrinfoset
必要
業務稼動ノード
−
stgarcext
不要
業務稼動ノード
−
Storage管理サーバの以下の情報を変更します。
Storage管理サーバのIPアドレス
Storage管理サーバ上で動作する通信サービスが使用するPORT番号
Storage管理サーバのサーバ名
なお、本コマンドは、以下の2つ機能があります。
「現在コマンドを実行したStorageサーバ」で設定されているStorage管理サーバ情報を表示
Storage管理サーバの情報の変更
本コマンドを使用した変更手順については、以下を参照してください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgcmmodnode [-i IPアドレス] [-p PORT番号] [-n サーバ名] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
なし |
現在管理しているサーバ情報を表示します。 |
-i |
Storage管理サーバのIPアドレスを変更する場合、Storage管理サーバのIPアドレスを指定します。 |
-p |
Storage管理サーバのPORT番号を変更する場合、Storage管理サーバのPORT番号を指定します。 |
-n |
Storage管理サーバのサーバ名を変更する場合、Storage管理サーバのサーバ名を指定します。Storage管理サーバで実行する場合は指定できません。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
サーバ情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgcmmodnode swstf2413 IP Address = 10.10.10.10 swstf2413 PORT Number = 1226 swstf2413 Storage Management Server's Name = 富士通Storage管理サーバ C:\> |
Storage管理サーバのIPアドレスを10.12.13.14に変更します.
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgcmmodnode -i 10.12.13.14 swstf2401 Storage管理サーバのサーバ情報の更新が正常に終了しました。 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
Storage管理サーバのPORT番号は1024〜65535まで指定可能です。
本コマンドで指定する値は、必ずStorage管理サーバで指定した値と同じ値を指定してください。誤った値を指定した場合、運用に支障が発生します。
AdvancedCopy Managerのマネージャーのインストール時に指定した"リポジトリアクセスユーザー"のユーザー名およびパスワードを変更します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
ユーザー名およびパスワードの変更は、以下の手順で実施します。
AdvancedCopy ManagerのWebブラウザを閉じます。
リポジトリアクセスユーザー変更コマンド(stguserset)を実施します。
サービス(AdvancedCopy Manager GUI Service)を停止します。
サービス(AdvancedCopy Manager GUI Service)を起動します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stguserset ユーザー名 パスワード |
オプションの説明
オプション |
説明 |
ユーザー名 |
リポジトリアクセスに使用するユーザー名を指定します。 |
パスワード |
リポジトリアクセスに使用するユーザーのパスワードを指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
リポジトリアクセスに使用するユーザー名をa1234に、パスワードをYfd1fz3に変更します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stguserset a1234 Yfd1fz3 リポジトリアクセスパスワードを登録しました。 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
本コマンドで指定するユーザー名は、既にシステムに登録済であり、かつ、ローカルログオン権限を持っていなければなりません。
Storage管理サーバに複数のネットワークカードが装着されており、Storageサーバとの通信するIPアドレス(Storage管理サーバ導入時のデータベース作成の際に指定したIPアドレス)とWeb画面を使用する際に指定するIPアドレスを分けて運用する場合に使用します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
なお、本コマンドは、以下の2つ機能があります。
現在設定されているStorage管理サーバのGUI接続用IPアドレスの表示
Storage管理サーバのGUI接続用IPアドレスの変更
Storage管理サーバのGUI接続用IPアドレスの変更は、以下の手順で実施します。
AdvancedCopy ManagerのWebブラウザを閉じます。
GUI接続情報設定コマンド(stgguiipset)を実施します。
サービス(表示名:AdvancedCopy Manager GUI Service)を停止します。
サービス(表示名:AdvancedCopy Manager GUI Service)を起動します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgguiipset [-i IPアドレス] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
なし |
現在管理しているGUI接続用IPアドレスを表示します。 |
-i |
変更するGUI接続用IPアドレスを指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
現在のGUI接続用のIPアドレスを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgguiipset IP Address = 10.10.10.10 C:\> |
Storage管理サーバのGUI接続用のIPアドレスを10.12.13.14に変更します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgguiipset -i 10.12.13.14 swstf2401 Storage管理サーバのサーバ情報の更新が正常に終了しました。 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
AdvancedCopy Managerで新しく管理するStorageサーバの情報を追加します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmaddsrv [-n サーバ名] -i IPアドレス -p ポート番号 |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
AdvancedCopy Managerでサーバを管理するための独自のサーバ名称として、追加するStorageサーバの名前を255バイト以内(*2)で指定します。 本オプションを省略した場合、運用方法によって以下の値が設定されます。
|
-i |
追加するStorageサーバのIPアドレスをIPv4のフォーマットで指定します。 Storageサーバを物理的なサーバとして管理する場合は物理IPアドレスを、クラスタ運用などIPアドレスを冗長化して(論理的なサーバとして)管理する場合は論理IPアドレスを指定します。 |
-p |
追加するStorageサーバと通信を行うためにStorageサーバ側で設定したポート番号を指定します。(1024〜65535の値) クラスタ運用時は、サービス名stgxfws_?(*1)に割り当てたポート番号を指定します。 |
(*1)クラスタセットアップ時に指定したAdvancedCopy Managerの論理ノード名
(*2)使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダスコア)、#、.で、先頭は半角英数字である必要があります。(全角文字はエラーとなります。)
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ホスト名を指定して、サーバを追加します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmaddsrv -i 10.10.10.10 -p 1226 stgxfwcmaddsrv completed C:\> |
サーバ名を指定して、クラスタセットアップを行った論理サーバを追加します。
(論理IPアドレス:10.10.10.20、stgxfws_論理ノード名に割り当てたポート番号:1227)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmaddsrv -n Server1 -i 10.10.10.20 -p 1227 stgxfwcmaddsrv completed C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
Storage管理サーバおよびStorage管理サーバ業務の論理サーバについては、DBセットアップおよびクラスタセットアップにて追加するため、本コマンドでの追加は行いません。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)
サーバ情報削除コマンド(stgxfwcmdelsrv)
デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)
デバイス情報削除コマンド(stgxfwcmdeldev)
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
AdvancedCopy Managerで管理しているサーバの以下の情報を変更します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
StorageサーバのIPアドレス
Storageサーバのポート番号
Storage管理サーバのサーバ名
Storageサーバのサーバ名
対象サーバに後からテープサーバ機能を導入する場合にも使用します。
以下のサーバ情報は、管理サーバ情報変更コマンド(stgcmmodnode)を使用して行うため、本コマンドでは変更できません。
Storage管理サーバのIPアドレス
Storage管理サーバのポート番号
本コマンドを使用してサーバ情報の変更を行う際には、事前にマシンの定義情報を変更しておく等の事前作業が必要となります。本マニュアルの『運用環境の変更』にある手順を参照し、処理を行ってください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmmodsrv -n サーバ名 [-s 変更サーバ名] [-i 変更IPアドレス] [-p 変更ポート番号] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
現在管理しているサーバ名を指定します。 |
-s |
変更後のサーバ名を255バイト以内で指定します。 使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダスコア)、#、.で、先頭は半角英数字である必要があります。(全角文字はエラーとなります。) |
-i |
変更後のIPアドレスをIPv4のフォーマットで指定します。 Storageサーバを物理的なサーバとして管理する場合は物理IPアドレスを、クラスタ運用などIPアドレスを冗長化して(論理的なサーバとして)管理する場合は論理IPアドレスを指定します。 |
-p |
変更後の通信で必要なポート番号を指定します。(1024〜65535の値) クラスタ運用時は、サービス名stgxfws_?(*1)に割り当てたポート番号を指定します。 |
(*1)クラスタセットアップ時に指定したAdvancedCopy Managerの論理ノード名
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(サーバ名:Server1)のIPアドレスを10.20.30.40に変更します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -n Server1 -i 10.20.30.40 stgxfwcmmodsrv completed C:\> |
Storageサーバ(サーバ名:Server1)のサーバ名をAgent5に変更します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmmodsrv -n Server1 -s Agent5 stgxfwcmmodsrv completed C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバ情報追加コマンド(stgxfwcmaddsrv)
サーバ情報削除コマンド(stgxfwcmdelsrv)
デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)
デバイス情報削除コマンド(stgxfwcmdeldev)
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
AdvancedCopy Managerで現在管理しているStorageサーバの情報を削除します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdelsrv -n サーバ名 |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
削除するStorageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(サーバ名:Server1)の情報を削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdelsrv -n Server1 stgxfwcmdelsrv completed C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
Storage管理サーバの情報を削除することはできません。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバ情報追加コマンド(stgxfwcmaddsrv)
サーバ情報削除コマンド(stgxfwcmdelsrv)
デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)
デバイス情報削除コマンド(stgxfwcmdeldev)
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
サーバで検出された最新のデバイス情報を取得し、AdvancedCopy Mangerで管理している情報との差異と表示します。その後、指示された差異のデバイス情報をAdvancedCopy Managerの管理情報に反映します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
現在管理しているデバイス情報と検出したデバイス情報とを比較して登録、削除、更新を行うため、以下の場合に使用します。
AdvancedCopy Managerを使用した運用開始時
管理中のデバイスの情報変更時
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmsetdev -n サーバ名 [-d デバイス名] [-f ファイル名 | -y] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
デバイス情報の取得/反映を行うサーバ名を指定します。 |
-d |
デバイス情報の取得/反映を行うデバイス名を指定します。 省略した場合は、指定したサーバの全デバイスを対象にします。 |
-f |
現在管理しているデバイス情報と取得したデバイス情報の差異を出力するファイル名を絶対パスで指定します。差異のデバイス情報をファイルに出力するのみで、その後の管理情報への反映処理は行いません。 本オプションは、-yオプションと同時に指定することはできません。 |
-y |
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイス情報と検出した最新のデバイス情報の差異を、問い合わせることなく、無条件で管理情報に反映します。 本オプションは、-dオプションと同時に指定することはできません。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
サーバ(サーバ名:Server1)の全デバイスの情報取得/反映を行います。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmsetdev -n Server1 >検出デバイス 1:g1d38p1 (X:) 2:g1d38p2 3:g1d38p3 >検出されなかったデバイス 1:g1d39p1 (Y:) 2:g1d39p2 >追加指示デバイスを指定してください。[* or ?-? or ?,? or q] 1,3 >削除指示デバイスを指定してください。[* or ?-? or ?,? or q] * >処理を続行しますか?[y or n] y stgxfwcmsetdev completed C:\> |
サーバ(サーバ名:Server1) が管理している特定のデバイス(デバイス名:g1d38p1)の情報取得/反映を行います。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmsetdev -n Server1 -d g1d38p1 >以下のデバイスの情報が変更されています。情報を更新します。 1:g1d38p1 (X:) >処理を続行しますか?[y or n] y stgxfwcmsetdev completed C:\> |
追加、削除指示は以下の方法で行います。
すべてを指定する場合は、"*"を入力します。
範囲指定する場合は、番号をハイフンでつないて入力します。(例:1-3)
列挙指定する場合は、番号をカンマで区切って入力します。(例:2,4)
範囲指定と列挙指定を組み合わせて入力することも可能です。(例:1-3,5)
何も指定しない場合は、何も入力しません。
処理を中止する場合は、"q"を入力します。
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
WindowsサーバおよびHP-UXサーバにおいてGPTディスクは、AdvancedCopy Managerでは管理対象外であるため、デバイスの情報取得/反映を行うことはできません。
追加指示デバイスの指定時に以下のメッセージが出力されることがあります。これは、GR筐体で設定不備の可能性があるデバイスを登録しようとしていることを表しています。運用上問題がないかを確認した上で処理を続けてください。(-yオプションを指定している場合も、表示されます。)
>以下のデバイスを構成するパーティションが存在する筐体で、ライセンスまたはテーブルサイズが設定されていないか、サイズが不足しています。 >処理を続行しますか?[y or n]
追加指示デバイスの指定時に以下のメッセージが出力されることがあります。その際は、同一物理サーバ上で動作する複数の論理サーバを管理している場合に、誤ってデバイスを二重登録しようとしていないかを確認した上で処理を続けてください。(-yオプションを指定している場合も、表示されます。)
>以下のデバイスを構成するパーティションはすでに管理されています。 >処理を続行しますか?[y or n]
本コマンドにおいて、デバイス情報の取得時には指定したサーバに定義されているデバイスの総数に比例した時間がかかります。デバイス数が多い場合はCPU負荷やI/O負荷の低い状態で実施してください。
目安として、負荷のない状態で、1デバイス(パーティション)あたり約0.5秒かかりますので、参考として下さい。
バックアップ同期処理もしくは同期型レプリケーション処理を実行している場合は、デバイス情報を正しく取得できない場合があります。そのため、デバイス情報の取り込みを行う場合は、すべての同期処理をキャンセルした状態で実施してください。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバ情報追加コマンド(stgxfwcmaddsrv)
サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)
サーバ情報削除コマンド(stgxfwcmdelsrv)
デバイス情報削除コマンド(stgxfwcmdeldev)
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
AdvancedCopy Managerで現在管理しているデバイスの情報を削除します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)が現在管理しているデバイス情報と検出したデバイス情報を比較して処理を行うのに対し、本コマンドでは、現在管理しているデバイス情報が検出されるか否かにかかわらず、デバイス情報の削除を行います。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdeldev -n サーバ名 -d デバイス名 |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
削除するデバイスを管理しているサーバ名を指定します。 |
-d |
削除するデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(サーバ名:Server1)のデバイス(g1d18p1)の情報を削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdeldev -n Server1 -d g1d18p1 stgxfwcmdeldev completed C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバ情報追加コマンド(stgxfwcmaddsrv)
サーバ情報変更コマンド(stgxfwcmmodsrv)
サーバ情報削除コマンド(stgxfwcmdelsrv)
デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
AdvancedCopy Managerで管理しているサーバの情報を表示します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdispsrv [-n サーバ名] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
情報を表示するサーバ名を指定します。 省略した場合、AdvancedCopy Managerで管理している全サーバの情報を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
全サーバの情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispsrv Server Server-Type Tape OS-Type OS-Version Version IP-Address Port-Number Manager Management-Server -- Windows2000 --- V10.0L60 10.10.10.10 1226 Server1 Server -- Windows2000 --- V10.0L60 10.10.10.20 1226 C:\> |
Storageサーバ(サーバ名:Server1)の情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispsrv -n Server1 Server Server-Type Tape OS-Type OS-Version Version IP-Address Port-Number Server1 Server -- Windows2000 --- V10.0L60 10.10.10.20 1226 C:\> |
表示される内容を以下に示します。
キーワード |
説明 |
Server |
サーバ名を表示します。 |
Server-Type |
サーバ種別を表示します。 |
Tape |
テープサーバの場合、“Y"を表示します。 |
OS-Type |
OSの種別を表示します。 |
OS-Version |
OSのバージョンを表示します。 |
Version |
本製品のバージョンを表示します。 |
IP-Address |
サーバと通信するためのIPアドレスを表示します。 |
Port-Number |
サーバと通信するためのポート番号を表示します。 |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスの情報を表示します。また、指定したデバイスと同一コピー領域を使用しているデバイスや指定したデバイスと同一論理グループ内に存在するデバイスの一覧を表示することもできます。
本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
AdvancedCopy Managerに登録されている情報を元に表示します。そのため、論理グループ内に登録されていないデバイスがある場合や、登録後に構成を変更している場合には、正しい情報が表示されません。このような場合は、登録されていないデバイスの登録や、構成変更したデバイスのデバイス情報取得/反映処理を再実行してください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdispdev -n サーバ名 [-d デバイス名 [-sm|-grp]] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。 |
-d |
情報を表示するデバイス名を指定します。 省略した場合、指定したサーバが管理している全デバイスの情報を表示します。 |
-sm |
−dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じコピー領域を使用しているデバイスの一覧を表示します。 |
-grp |
-dオプションと同時に指定することで、指定デバイスと同じ論理グループ内に存在しているデバイスの一覧を表示します。このオプションは-dオプションに指定したデバイスのデバイス種別がLVM/VxVMの場合のみ指定可能です。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
サーバ(Server1)のデバイス(g1d19p1)の情報を表示します。なお、表中の“SDX”または“SDXオブジェクト”は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispdev -n Server1 -d g1d19p1 S Device Block-Device Mount-Point File-System Device-Type Size(MB) RDB-Name Log-Group-Name DB-Space-Name g1d19p1 disk19p1 J: NTFS Normal 2000 --- --- --- C:\> |
サーバ(Server1)の全デバイスの情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispdev -n Server1 S Device Block-Device Mount-Point File-System Device-Type Size(MB) RDB-Name Log-Group-Name DB-Space-Name g1d19p1 disk19p1 J: NTFS Normal 2000 --- --- --- * g1d19p2 disk19p2 M: NTFS Normal 2000 --- --- --- D g1d20p1 disk20p1 K: NTFS Normal 2000 --- --- --- U g1d20p2 disk20p2 N: NTFS Normal 2000 --- --- --- C:\> |
サーバ(Server1)のデバイス(/dev/vx/rdsk/dg1/vol1)を同じコピー領域を使用するデバイス情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispdev −n Server1 −d /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 −sm Device Mount-Point /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 /storagedata /dev/vx/rdsk/dg1/vol2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol3 /zzz C:\> |
サーバ(Server1)のデバイス(/dev/vx/rdsk/dg1/vol1)と同じ論理グループに存在するデバイス情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdispdev -n Server1 -d /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 -grp Device Mount-Point /dev/vx/rdmp/c1t0d0s2 --- /dev/vx/rdmp/c1t0d1s2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol1 /storagedata /dev/vx/rdsk/dg1/vol2 --- /dev/vx/rdsk/dg1/vol3 /zzz /dev/vx/rdsk/dg1/vol4 --- C:\> |
表示される内容を以下に示します。なお、表中の“SDX"または"SDXオブジェクト"は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。
キーワード |
説明 |
S |
デバイスの状態を表示します。デバイスの状態に応じて、以下の値を表示します。 |
Device |
(Solarisサーバの場合) (Windowsサーバの場合) (HP-UXサーバの場合) (Linuxサーバの場合) (AIXサーバの場合) |
Block-Device |
ブロックデバイス名を表示します。 (Solarisサーバの場合) (Windowsサーバの場合) (HP-UXサーバの場合) (Linuxサーバの場合) ブロックデバイス名を表示します。 (AIXサーバの場合) |
Mount-Point |
(Solarisサーバ、HP-UXサーバ、AIXサーバ、Linuxサーバの場合) (Windowsサーバの場合) |
File-System |
ファイルシステム名を表示します。 |
Device-Type |
デバイスの種別を表示します。 |
Size(MB) |
デバイスに割り当てられた容量(MB)を表示します。 |
RDB-Name |
(Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合) SymfowareのRDBシステム名を表示します。 (HP-UXサーバ、AIXサーバの場合) 常に、"---"を表示します。 |
Log-Group-Name |
(Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合) Symfowareのロググループ名を表示します。 (HP-UXサーバ、AIXサーバの場合) 常に、"---"を表示します。 |
DB-Space-Name |
(Windowsサーバ、Solarisサーバ、Linuxサーバの場合) Symfowareのデータベーススペース名を表示します。 (HP-UXサーバ、AIXサーバの場合) 常に、"---"を表示します。 |
(*1)ディスクアレイ装置内で一意に与えられた番号です。ディスクアドミニストレータ上のディスク番号とは異なります。
(*2)ディスク内の論理ディスクの順序番号です。論理ディスクとは、ディスクアドミニストレータにおける以下の内容を指します。また、番号はディスクアドミニストレータ上の左から右に向かって数えた時の番号です。
基本パーティションの場合は、当該パーティション全体
拡張パーティションの場合は、当該パーティション内の論理ドライブ
RDB-Name, Log-Group-Name, DB-Space-Nameは、以下の条件の場合に表示されます。
StorageサーバがSolarisサーバまたはLinuxサーバまたはWindowsサーバである。
StorageサーバがSolarisサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller 6.0以降がインストールされている。
StorageサーバがLinuxサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller V7.0以降がインストールされている。
StorageサーバがWindowsサーバの場合、Symfoware Server Advanced Backup Controller V8.0以降がインストールされている。
そのデバイスがETERNUS ディスクアレイ上に存在する。
デバイス情報取得時に対象のRDB動作環境が動作している。
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスを構成するパーティションの情報を表示します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgxfwcmdisppat -n サーバ名 -d デバイス名 |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。 |
-d |
情報を表示するデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
サーバ(Server1)のデバイス(g1d19p1)のパーティション情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgxfwcmdisppat -n Server1 -d g1d19p1 Partition Identifier Physical-Disk Disk-Type LU-Number g1d19p1 g1d19p1 disk19p1 GR 19 C:\> |
表示される内容を以下に示します。なお、表中の“SDX”または“SDXオブジェクト”は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。
キーワード |
説明 |
Partition |
(Solarisサーバの場合) (Windowsサーバの場合) (HP-UXサーバの場合) (Linuxサーバの場合) スライス単位のSDXオブジェクトの場合は、RAWデバイス名:sd?の形式で表示します。 (AIXサーバの場合) |
Identifier |
(Solarisサーバの場合) (Windowsサーバの場合) (HP-UXサーバの場合) (Linuxサーバの場合) スライス単位のSDXオブジェクトの場合は、ブロックデバイス名:sd?の形式で表示します。 (AIXサーバの場合) |
Physical-Disk |
(Solarisサーバ、HP-UXサーバ、Linuxサーバ、AIXサーバの場合) (Windowsサーバの場合) |
Disk-Type |
ETERNUS ディスクアレイ上に存在する場合、“GR”を表示します。 ETERNUS ディスクアレイ上に存在しない場合、“---”を表示します。 |
LU-Number |
ETERNUS ディスクアレイ上に存在する場合、論理ユニット番号を表示します。 ETERNUS ディスクアレイ上に存在しない場合、“---”を表示します。 |
(*1)ディスク内の論理ディスクの順序番号です。論理ディスクとは、ディスクアドミニストレータにおける以下の内容を指します。また、番号はディスクアドミニストレータ上の左から右に向かって数えた時の番号です。
基本パーティションの場合は、当該パーティション全体
拡張パーティションの場合は、当該パーティション内の論理ドライブ
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
AdvancedCopy Managerに設定されている環境の各値を表示します。
クラスタ運用の情報を出力する場合、運用中のノードにてコマンドを実行してください。待機ノードでは、一部の情報が表示されません。また、業務停止中にクラスタ運用の情報を出力する場合、業務用のAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをオンライン、またはマウントしてからコマンドを実行してください。
当コマンドをクラスタ環境で実行する場合、環境変数(SWSTGNODE)を設定する必要はありません。
当コマンドは、Administratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgenvdisp [-n 業務の論理ノード名] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
業務の論理ノード名(クラスタセットアップコマンドで指定した論理ノード名)を指定します。
本オプションが指定された場合、指定された業務の情報のみ出力します。 本オプションが指定されていない場合、全業務の情報を出力します。
本オプションは指定できません。指定された場合は、swstf6001のメッセージを出力して処理を終了します。 本オプションが指定されていない場合、情報を出力します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
非クラスタ環境において情報を表示します。
[Storage管理サーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Management server Manager IP address : 10.10.10.10 Repository user : acm DB log file : D:\acmdb\log DB dictionary file : D:\acmdb\dic Repository database : D:\acmdb\spa Database size : 65MB IP address for GUI : 10.10.10.10 Communication : 1226 Remote access : 9851 Exclusive control : 9852 Authentication feature : 4660 Repository : 2004 C:\> |
[Storageサーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Server Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 1226 C:\> |
クラスタ環境(MSCS)において全業務の情報を表示します。
[Storage管理サーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Management server Cluster system : MSCS Node type : Primary Node name : nodemgr Service name : manager_service Cluster name : ACMCluster Disk resource : Disk R Drive : R Network name : ACMNet External connection : local Subnet mask : 255.255.255.0 IP by cluster setup : 10.10.10.10 Manager IP address : 10.10.10.10 Repository user : acm DB log file : R:\acmdb\log DB dictionary file : R:\acmdb\dic Repository database : R:\acmdb\spa Database size : 65MB IP address for GUI : 10.10.10.10 Communication : 11000 Remote access : 9851 Exclusive control : 9852 Authentication feature : 4660 Repository : 2004 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Node name : Local-Service Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 1226 C:\> |
クラスタセットアップコマンドのIPアドレス情報の入力内容に従い、「Network name」、「External connection」、「Subnet mask」または、「IP address resource」のいずれかが出力されます。
[Storageサーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Server Cluster system : MSCS Node type : Primary Node name : nodeagt1 Service name : agent_service1 Cluster name : ACMCluster Disk resource : Disk R Drive : R Network name : ACMNet1 External connection : local Subnet mask : 255.255.255.0 IP by cluster setup : 10.10.10.10 Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 11000 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Cluster system : MSCS Node type : Secondary Node name : nodeagt2 Service name : agent_service2 Cluster name : ACMCluster Disk resource : Disk P Drive : P IP address resource : ACM Net Resource IP by cluster setup : 10.10.10.10 Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 12000 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Node name : Local-Service Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 1226 C:\> |
クラスタセットアップコマンドのIPアドレス情報の入力内容に従い、「Network name」、「External connection」、「Subnet mask」または、「IP address resource」のいずれかが出力されます。
クラスタ環境(SafeCLUSTER)において全業務の情報を表示します。
[Storage管理サーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Management server Cluster system : SafeCLUSTER Node type : Primary Node name : nodemgr Service name : manager_service Drive : R IP by cluster setup : 10.10.10.10 Manager IP address : 10.10.10.10 Repository user : acm DB log file : R:\acmdb\log DB dictionary file : R:\acmdb\dic Repository database : R:\acmdb\spa Database size : 65MB IP address for GUI : 10.10.10.10 Communication : 11000 Remote access : 9851 Exclusive control : 9852 Authentication feature : 4660 Repository : 2004 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Node name : Local-Service Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 1226 C:\> |
[Storageサーバの場合]
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgenvdisp Server type : Server Cluster system : SafeCLUSTER Node type : Primary Node name : nodeagt1 Service name : agent_service1 Drive : R Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 11000 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Cluster system : SafeCLUSTER Node type : Secondary Node name : nodeagt2 Service name : agent_service2 Drive : P Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 12000 ------------------------------------------------------------------------- Server type : Server Node name : Local-Service Manager IP address : 10.10.10.10 Communication : 1226 C:\> |
表示される内容を以下に示します。
タイトル |
説明 |
---|---|
Server type |
サーバ種別を表示します。 |
Cluster system |
クラスタシステムの種類を表示します。 HACMP:High Availability Cluster Multi-Processing |
Node type |
ノード種別を表示します。 |
Node name |
論理ノード名を表示します。 |
Service name |
業務名を表示します。 |
Cluster name |
クラスタ名を表示します。 |
Mount point |
AdvancedCopy Manager共有データ用のマウントポイントを表示します。 |
Disk resource |
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用した共有ディスクのリソース名を表示します。 |
Drive |
AdvancedCopy Manager共有データ用に使用したドライブレターを表示します。 |
Volume group |
ボリュームグループ名を表示します。 |
Network name |
AdvancedCopy Managerで使用したネットワーク名を表示します。 |
External connection |
外部接続用ネットワーク名を表示します。 |
Subnet mask |
サブネットマスクを表示します。 |
IP address resource |
IPアドレスリソースを表示します。 |
IP by cluster setup |
クラスタセットアップコマンドで指定した論理IPアドレスを表示します。 |
Manager IP address |
Storage管理サーバのIPアドレスを表示します。 |
Repository user |
リポジトリアクセスユーザーを表示します。 |
DB log file |
[Windows版のみ] |
DB dictionary file |
[Windows版のみ] |
Repository database |
[Windows版のみ] |
DB file |
[Solaris版の場合] DBファイルシステム用デバイス名またはディレクトリ名を表示します。 [Linux版の場合] |
RDB dictionary |
[Solaris版の場合] RDBディクショナリ用ローデバイス名を表示します。 [Linux版の場合] |
RDB log file |
[Solaris版の場合] RDBログファイル用ローデバイス名またはディレクトリ名を表示します。 [Linux OE版の場合] |
Database space |
[Solaris版の場合] リポジトリデータ格納DBスペース用ローデバイス名を表示します。 [Linux版の場合] |
Database size |
[Windows版、Linux版のみ] |
IP address for GUI |
GUI接続用IPアドレスを表示します。 |
Communication |
通信サービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名:stgxfws)を表示します。 |
Remote access |
リモートアクセスサービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名:rmiswstf)を表示します。 |
Exclusive control |
排他制御サービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名:semswstf)を表示します。 |
Authentication feature |
認証機構サービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名:smaclmgr)を表示します。 |
Repository |
リポジトリサービス/デーモンのポート番号(servicesファイル内のサービス名:rdaswstf)を表示します。 |
何らかのエラーが発生し、情報を表示出来ない場合は、値に“????”が表示されます。
出力項目は、サーバ種別(Storage管理サーバ/Storageサーバ)やクラスタ種別により出力されない場合もあります。
管理情報一括バックアップ実行サーバ(管理情報一括バックアップコマンドを実行するサーバ)を登録します。
管理情報一括バックアップ実行サーバを削除します。
管理情報一括バックアップ実行サーバの情報を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgmgrinfoset [-del | -d ディレクトリ名 -c Storage管理サーバのコード] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
なし |
管理情報一括バックアップ実行サーバの情報を表示します。 |
-del |
管理情報一括バックアップ実行サーバを削除します。 |
-d |
バックアップデータを格納するディレクトリのフルパスを指定します。 ディレクトリ名には、英数字、(アンダースコアー)のみ使用可能です。 |
-c |
Storage管理サーバをインストールしたときに指定したcodeを指定します。指定できる値は以下の通りです。 EUC:EUC SJIS:SJIS UTF8:UTF-8(UNICODE) Storage管理サーバがWindows版の場合、SJISを指定してください。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
管理情報一括バックアップ実行サーバ(バックアップデータを保管するディレクトリパス:D:\stgbkupdata、Storage管理サーバのcode:EUC)を登録します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfoset -d D:\stgbkupdata -c EUC swstf3000 AdvancedCopy Managerの管理情報の一括バックアップを実行するサー バを登録しました。 C:\> |
管理情報一括バックアップ実行サーバを削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfoset -del swstf3001 AdvancedCopy Managerの管理情報の一括バックアップを実行するサー バを削除しました。ディレクトリを削除してください。ディレクトリ=D:\stgbkupdata C:\> |
管理情報一括バックアップ実行サーバの情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfoset Directory : D:\stgbkupdata Manager code : EUC C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
rootユーザーまたはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
バックアップデータを保管するディレクトリを変更する場合、-delオプションで削除した後、再度登録してください。
1つのStorageサーバのみ管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録してください。
管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録するStorageサーバがクラスタ運用の場合、環境変数SWSTGNODEに論理ノード名を設定してください。
-dオプションに指定するディレクトリは、あらかじめ準備してください。
Storageサーバ、Storage管理サーバの管理情報をバックアップします。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgmgrinfobkup [-n サーバ名] [-t バックアップ種別] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
指定されたサーバのバックアップを実施します。 指定がない場合、全Storageサーバ(Storage管理サーバも含む)のバックアップを実施します。 |
-t |
バックアップするデータの種別を指定します。指定できる値は以下の通りです。一度に複数の値を指定することはできません。 DBData:データベースのバックアップ RegiData:レジストリのバックアップ MgrInfoData:管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップ AuthData:認証管理簿のバックアップ BkupData:バックアップ管理のバックアップ ReplData:レプリケーション管理のバックアップ TapeData:テープバックアップ管理のバックアップ 指定がない場合、ポリシーファイルの設定に従ってバックアップを実施します。 ポリシーファイルの詳細は、本マニュアルの『事前準備』を参照してください。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ポリシーファイルの設定に従って全てのStorageサーバのバックアップを実施します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfobkup swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 C:\> |
ポリシーファイルの設定に従ってStorageサーバ(acm01)のバックアップを実施します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfobkup -n acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 C:\> |
全Storageサーバのレジストリのバックアップを実施します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfobkup -t RegiData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 C:\> |
Storageサーバ(acm01)のバックアップ管理のバックアップを実施します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfobkup -n acm01 -t BkupData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
rootユーザーまたはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
本コマンドが出力する情報(正常終了メッセージやエラーメッセージ)を必ず確認してください。
管理情報一括バックアップ実行サーバでのみ実行可能です。
管理情報一括バックアップ実行サーバがクラスタ運用の場合、環境変数SWSTGNODEに論理ノード名を設定してください。
本コマンド実行中は、AdvancedCopy Managerの他のコマンドやGUI操作を実施しないでください。また、AdvancedCopy Managerの他のコマンドやGUI操作中に本コマンドを実行しないでください。
本コマンドを同時に複数実行しないでください。
バックアップデータをテープ等に退避する場合は、バックアップデータ格納ディレクトリ配下のファイルとディレクトリを全て退避してください。
レジストリのバックアップは、-tオプションにRegiDataを指定した場合のみバックアップします。-tオプションを指定しない場合、レジストリのバックアップは実施されません。
管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップは、-tオプションにMgrInfoDataを指定した場合のみバックアップします。-tオプションを指定しない場合、管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップは実施されません。また、-nオプションには管理情報一括バックアップ実行サーバのサーバ名を指定してください。
Softek AdvancedCopy Manager 10.4(V10.0L50)以前のバージョンのStorageサーバの管理情報は、バックアップできません。
管理情報一括バックアップコマンドの実施状況を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgmgrinfodisp [-n サーバ名] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-n |
バックアップの実施状況を出力するサーバ名を指定します。 指定がない場合、管理情報一括バックアップコマンドを実施したStorageサーバのバックアップの実施状況を出力します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
出力情報
以下の情報を出力します。管理情報一括バックアップコマンドによるバックアップを実施していない場合、管理情報一括バックアップコマンドがエラー終了した場合は、データは出力されません。
タイトル |
説明 |
Server |
サーバ名 |
RegiData |
レジストリを管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
DBData |
データベースを管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
AuthData |
認証管理簿を管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
BkupData |
バックアップ管理を管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
ReplData |
レプリケーション管理を管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
MgrInfoData |
管理情報一括バックアップのポリシーファイルを管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
TapeData |
テープバックアップ管理?を管理情報一括バックアップコマンドでバックアップした日時(管理情報一括バックアップコマンド実行日時) yy/mm/dd hh:mm:ss |
実行例
全Storageサーバの情報を出力します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfodisp Server: acm01 DBData: 04/08/02 16:11:26 AuthData: 04/08/02 16:32:00 RegiData: 04/08/01 09:00:00 ReplData: 04/08/02 16:32:22 Server: acm02 RegiData: 04/08/01 09:00:00 BkupData: 04/08/03 16:00:00 Server: tape RegiData: 05/08/01 09:00:00 TapeData: 05/08/03 16:00:00 C:\> |
Storageサーバ(acm01)の情報を出力します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgmgrinfodisp -n acm01 Server: acm01 DBData: 04/08/02 16:11:26 AuthData: 04/08/02 16:32:00 RegiData: 04/08/01 09:00:00 ReplData: 04/08/02 16:32:22 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
rootユーザーまたはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
管理情報一括バックアップ実行サーバでのみ実行可能です。
管理情報一括バックアップ実行サーバがクラスタ運用の場合、環境変数SWSTGNODEに論理ノード名を設定してください。
管理情報一括バックアップコマンドにて収集した、Windows版AdvancedCopy ManagerのStorage管理サーバ/Storageサーバの以下のバックアップデータを展開します。
バックアップ管理簿
データベース
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\stgarcext ファイル名 ディレクトリ名 |
オプションの説明
オプション |
説明 |
ファイル名 |
展開するバックアップデータのファイル名をフルパスで指定します。 |
ディレクトリ名 |
展開先のディレクトリ名をフルパスで指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
バックアップデータ(c:\temp\acm_db_backup)をディレクトリ(d:\temp\ACM_DB_DATA)配下に展開します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\stgarcext c:\temp\acm_db_backup d:\temp\ACM_DB_DATA swstf3035 stgarcextコマンドは正常に終了しました。 C:\> |
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
administratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
展開先のディレクトリは、あらかじめ準備してください。
展開先のディレクトリは、バックアップデータが存在するディレクトリとは別のディレクトリにしてください。
本章では、レプリケーション管理のコマンドによる操作について説明しています。
レプリケーション管理のすべてのコマンドはAdministratorsグループに属しているユーザーのみが実行可能です。その他のユーザーでコマンド実行した場合は、「swsrp0601」のメッセージを出力しエラー終了します。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
swsrpcancel
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合は複写先Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない(-mオプション、-tオプションを指定する場合を除く)。
EC等価状態のサーバ間レプリケーションの場合は相手サーバが動作していなければならない(-mオプションを指定する場合を除く)。swsrpchsync
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swsrpdelvol
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先Storageサーバのサービス・デーモンが動作していなければならない(-dオプションを指定する場合を除く)。swsrprecbuffstat
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swsrprecbuffset
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swsrpmake
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつサーバ内レプリケーションかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない(-mオプション、-tオプションを指定する場合を除く)。swsrprecoverres
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-rオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。swsrprevsync
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swsrpsetvol
Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先Storageサーバのサービス・デーモンが動作していなければならない。swsrpstartsync
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は相手サーバが動作していなければならない(-mオプションを指定する場合を除く)。swsrpstat
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swsrpvolinfo
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
swsrpsetvol
必要
業務稼動ノード
−
swsrpvolinfo
必要
業務稼動ノード
−
swsrpdelvol
必要
業務稼動ノード
−
swsrprecbuffstat
必要
業務稼動ノード
−
swsrprecbuffset
必要
業務稼動ノード
−
swsrpstartsync
必要
業務稼動ノード
−
swsrpmake
必要
業務稼動ノード
−
swsrpstat
必要
業務稼動ノード
−
swsrpcancel
必要
業務稼動ノード
−
swsrpchsync
必要
業務稼動ノード
−
swsrprevsync
必要
業務稼動ノード
−
swsrprecoverres
必要
業務稼動ノード
−
レプリケーション管理の環境定義系コマンドについて説明します。レプリケーション管理の環境定義は、以下のコマンドで行います。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swsrpsetvol |
複製ボリューム情報を設定します。 |
|
swsrpvolinfo |
複製ボリューム情報を表示します。 |
|
swsrpdelvol |
複製ボリューム情報の設定削除します。 |
|
swsrprecbuffstat |
REC転送バッファの情報を表示します。 |
|
swsrprecbuffset |
REC転送バッファの設定を変更します。 |
レプリケーション運用で使用する複製元/複製先ボリュームを設定します。本コマンドを実行することで指定した複製ボリュームを使ってレプリケーション運用を行うことを宣言します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] サーバ内レプリケーションの場合 プログラムディレクトリ\bin\swsrpsetvol [-n] [-u] [-Xgroup Group-Name] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name サーバ間レプリケーションの場合 プログラムディレクトリ\bin\swsrpsetvol [-n] [-u] -o (ORG|REP|BOTH) [-Xgroup Group-Name] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] サーバ内レプリケーションの場合 プログラムディレクトリ\bin\swsrpsetvol -h Server-Name [-n] [-u] [-Xgroup Group-Name] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name サーバ間レプリケーションの場合 プログラムディレクトリ\bin\swsrpsetvol -h Server-Name [-n] [-u] -o (ORG|REP|BOTH) [-Xgroup Group-Name] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
レプリケーション運用を行うStorageサーバ名を指定します。本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 省略した場合は、コマンドを投入したStorageサーバが処理対象となります。 |
-u |
コピー方向を指定します。 本オプションを指定すると、複製元ボリュームから複製先ボリュームへの一方向コピーのみを行い、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピーは禁止されます。 本オプションを指定しない場合は、複製元/複製先ボリューム間の双方向のコピーが実施可能です。 |
-o |
操作サーバを指定します。 オペランドには以下のいずれかを指定します。 ORG:複製元サーバを操作サーバに設定します。 REP:複製先サーバを操作サーバに設定します。 BOTH:複製元サーバと複製先サーバの両方を操作サーバに設定します。 操作サーバに指定されなかったサーバでは、複製ボリュームに対して以下のコマンドのみが実行可能です。
オペランドにBOTHを指定した場合は、複製元サーバおよび複製先サーバのどちらでも全てのコマンドを実行できます。なお、BOTHオプションは両サーバのバージョンが11.0/V11.0L10以降の場合に使用することができます。 本オプションは、サーバ間レプリケーションの場合のみ有効です。 |
-n |
本オプションを指定しない場合、複製元/複製先ボリュームのサイズが異なる場合は、複製ボリューム情報の設定はできません。 本オプションを指定することで、複製元/複製先ボリュームのボリュームサイズのチェックをしないことを指定します。異種OS間のレプリケーションなど、ボリュームサイズが一致しない場合に使用してください。 複製元/複製先ボリュームのボリュームサイズが異なる場合のコピーは以下のように実施されます。 コピー開始アドレスは、複製先ボリュームの先頭セクタです。 コピーデータサイズは、小さい方のボリュームサイズです。 |
-Xgroup |
グループに登録することを指定します。 指定したグループが存在しない場合、新規にグループが作成されます。それ以外の場合は既存のグループに指定した複製元/複製先ボリュームを追加します。 グループ名に使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダスコア)、#、.(ピリオド)です。また、先頭は半角英数字である必要があります。文字数は、64文字までです。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Original-Volume-Name |
複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Replica-Volume-Name |
複製先ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ:SRC-SVのボリュームg1d1p1を複製元ボリューム、Storageサーバ:TARG-SVのボリューム:g2d1p1を複製先ボリュームとして複製ボリューム情報を設定します。また、コピー方向を一方向コピー、操作サーバを複製元サーバ(SRC-SV)とします。以下の例は、SRC-SVから実行した場合の例です。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpsetvol -u -o ORG g1d1p1 g2d1p1@TARG-SV swsrpsetvol completed C:\> |
同じ設定をTARG-SVから行う場合は、以下のようになります(ボリューム名の指定に注意してください)。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpsetvol -u -o ORG g1d1p1@SRC-SV g2d1p1 swsrpsetvol completed C:\> |
次のような場合は、複製ボリューム情報の設定ができません。
既に複製ボリューム情報が設定済みであるとき。
指定した複製元ボリュームと複製先ボリュームが、それぞれ、複製先ボリュームと複製元ボリュームとして設定されているとき。
複製元/複製先ボリュームのサイズが異なるが、nオプションが指定されていないとき。
指定された2つのボリュームと同一の筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)をもつ2つのボリュームが既に複製ボリュームとして設定されているとき。
複製先ボリュームがバックアップ管理機能のバックアップボリュームに登録されているとき。
双方向コピーを実施することを複製ボリュームの属性として指定した場合に、複製元ボリュームがバックアップ管理機能のバックアップボリュームに登録されているとき。
指定した複製先/複製元ボリュームが他サーバのボリュームであるとき(少なくとも一方は自サーバのボリュームである必要があります)。
複製元/複製先ボリュームが別のディスクアレイ装置に存在している場合、ディスクアレイ装置のリモートコピー機能が適切に設定されていないとき。
Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。
サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
ボリュームの物理情報(パーティションサイズ、ディスクアレイ装置の筐体情報)をOS管理ツール(ディスクアドミニストレータ等)やディスクアレイ装置が提供するGRmgr/ETERNUSmgrなどの機能を用いて変更した場合、変更したボリュームに関連する設定済みの複製ボリューム情報を以下の手順で再設定する必要があります。
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)で複製ボリューム情報を削除します。
初期画面において、「全デバイスの情報取得/反映」を行います。または、Storage管理サーバにて、デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)を実行します。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)で複製ボリューム情報を再設定します。
また、Windows 2000/Windows 2003のStorageサーバで新たにデバイス(ディスクアレイ装置以外の一般のデバイスも含みます)の追加・削除を行った場合は、AdvancedCopy Managerデバイス名とOS情報との対応表を更新するために、初期画面において「全デバイスの情報取得/反映」を行ってください。
複製作成後、複製先ボリュームをマウントまたはドライブ文字割り当てをして使用する場合は、複製先ボリュームのサイズは複製先ボリュームのサイズとバイト単位まで一致している必要があります。複製先ボリュームを使用しない場合(複製データが必要な際は、複製元ボリュームにいったんリストアした後、使用する場合など)は、複製先ボリュームのサイズは、複製元ボリュームのサイズより大きくても構いません。
次のような場合は、グループの設定ができません。
グループの構成条件を満たしていないとき。
サーバ間レプリケーションにおいて、両サーバのバージョンが13.0以降でないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
複製開始コマンド(swsrpstartsync)
複製作成コマンド(swsrpmake)
複製解除コマンド(swsrpcancel)
同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)
同期処理反転コマンド(swsrprevsync)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swsrpbackup_sql)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
Exchange2003 バックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)
Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssretore_exchange)
Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)
シャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm)
複製ボリューム設定コマンドで登録した複製ボリューム情報を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpvolinfo [-L] [Original-Volumue-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpvolinfo -h Server-Name [-L] [Original-Volume-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
-L |
拡張形式で表示することを指定します。 本オプション指定時に表示される項目については実行例の表を参照してください。 なお、将来のバージョンにて提供される新機能に対応して、本オプション指定時に表示される項目が追加される可能性があります。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Original-Volume-Name |
複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 指定された複製元ボリュームに関する全ての複製ボリューム情報を表示します。本オペランドを省略した場合は、本コマンドを実行したStorageサーバに関する全ての複製ボリューム情報を表示します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVへ全複製ボリューム情報を表示するよう指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvolinfo -h SRC-SV Server Original-Volume Size Replica-Volume Size Copy Op-Server SRC-SV g1d1p1@SRC-SV 4.0Gbyte g2d1p1@TARG-SV 4.0Gbyte uni-direction original SRC-SV g1d2p1@SRC-SV 4.0Gbyte g2d2p1@TARG-SV 5.0Gbyte bi-direction original SRC-SV g1d3p1@SRC-SV 9.1Gbyte g2d3p1@TARG-SV 9.1Gbyte bi-direction replica SRC-SV g1d4p1@SRC-SV 7.5Gbyte g2d4p1@TARG-SV 7.5Gbyte bi-direction both C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
Original-Volume |
複製元ボリューム名を表示します。 |
Size |
ボリュームサイズを表示します。 |
Replica-Volume |
複製先ボリューム名を表示します。 |
Copy |
コピー方向を表示します。 uni-direction:複製元から複製先への一方向コピーのみ可能です。 bi-direction:双方向コピーが可能です。 |
Op-Server |
複製ボリューム(ペア)の操作サーバを表示します。 original:複製元サーバが操作サーバです。 replica:複製先サーバが操作サーバです。 both:複製元サーバおよび複製先サーバが操作サーバです。 |
Group [-Lオプション指定時のみ] |
グループ名を表示します。 グループに登録されていない場合は“----”を表示します。 |
次のような場合は、複製ボリューム情報を表示できません。
指定したボリュームが複製元ボリュームとして設定されていないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
設定されている複製ボリューム情報を削除します。
削除する複製ボリュームでコピー処理が実行されている場合は、コピー処理を停止した後、本コマンドを実行してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdelvol [-e] [-d] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdelvol -h Server-Name [-e] [-d] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
-e |
緊急操作モードで動作します。 アドバンスト・コピーの実行状態確認を行わずに複製ボリューム情報を削除することを指定します。このオプションは、アドバンスト・コピーが実行されていないことが明らかな場合のみ使用してください。 |
-d |
サーバ間レプリケーションで、相手サーバとの通信を行わないことを指定します。 本オプションを指定した場合、相手サーバと通信を行わず複製ボリューム情報の削除を行います。 相手サーバの復旧が見込めない場合のみ使用してください。 本オプションはサーバ間レプリケーションの場合のみ有効です。 本オプションは非操作サーバでも使用できます。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Original-Volume-Name |
複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Replica-Volume-Name |
複製先ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ:SRC-SV上で複製ボリューム情報を削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpdelvol g1d1p1 g2d1p1@TARG-SV swsrpdelvol completed C:\> |
次のような場合は、複製ボリューム情報を削除できません。
指定した複製元/複製先ボリュームが複製ボリュームとして設定されていないとき。
複製ボリューム間でコピー処理(同期処理、スナップショット処理)が実施されているとき。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。
サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
緊急操作モードで実行した場合、OPCのセション確認およびセションキャンセルは行われません。エラーサスペンド状態やhalt状態になっているOPCセションが存在していた場合は、管理されないセションが残るため、GRmgrまたはETERNUSmgrを使用してセションをキャンセルする必要があります。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
複製開始コマンド(swsrpstartsync)
複製作成コマンド(swsrpmake)
複製解除コマンド(swsrpcancel)
同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)
同期処理反転コマンド(swsrprevsync)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swsrpbackup_sql)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
Exchange VSSバックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)
Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssretore_exchange)
Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)
シャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm)
RECをConsistencyモードで行うときに、ETERNUSが使用する転送バッファの情報を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecbuffstat [-Xaltpath] Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecbuffstat -h Server-Name [-Xaltpath] Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
-Xaltpath |
/dev/sfdsk/(クラス名)/dsk/(ボリューム名):(sdxinfoのDEVNAMの値) |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Volume-Name |
複製ボリュームとして登録しているボリューム名を指定します。 コマンドを実行するStorageサーバに接続されているボリュームのみ指定できます。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ:Server1でサーバ内レプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム: g1d10p1@Server1、複製先ボリューム: g1d20p1@Server1のRECで利用される転送バッファの情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 12% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d20p1@Server1 BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB ID Use Rate RemoteBoxID 1 RECV 0% AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA C:\> |
Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム: g1d10p1@Server1、複製先ボリューム: g1d30p1@Server2のRECで利用される転送バッファの情報を表示します。
[Storageサーバ:Server1で実行] C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 12% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 2 RECV 0% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\> [Storageサーバ:Server2で実行] C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d30p1@Server2 BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB ID Use Rate RemoteBoxID 1 RECV 0% AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA 2 SEND 5% AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA C:\> |
Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム: g1d10p1@Server1が存在する筐体が、複数の筐体とのリモートコピーの設定が行われている場合。
[Storageサーバ:Server1で実行] C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 12% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 2 RECV 0% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 3 SEND 4% CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC 4 RECV 0% CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC 5 SEND 10% DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD 6 RECV 0% EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE 7 SEND 3% FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF 8 SEND 5% GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
BoxID |
コマンドを実行したサーバに接続されている筐体の筐体識別子を表示します。 |
ID |
転送バッファのIDを表示します。 |
Use |
転送バッファの属性(用途)を表示します。 SEND : 送信用 |
Rate |
転送バッファの使用率をパーセントで表示します。 用途が送信用の場合 : 転送バッファの使用率をパーセントで表示します。非同期ConsistencyモードのRECを行っていない場合でも、"0%"になることはありません。 用途が受信用の場合 : 常に"0%"を表示します。 転送バッファが使用できない状態のときは、"----"を表示します。 |
RemoteBoxID |
リモートコピーを行う筐体の筐体識別子を表示します。 |
表示される情報は、コマンドを実行したサーバの複製ボリュームが存在する筐体の情報だけです。
筐体間のレプリケーションをサーバ間で行っている場合、両筐体の転送バッファの情報を確認するためには、レプリケーションを行っている両サーバでコマンドを実行する必要があります。
REC転送バッファ設定変更には数十秒かかるため、変更直後はバッファが使用できない状態("Rate"欄が"----")となる場合があります。この場合は、1分程度経過してから再度実行してください。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
RECをConsistencyモードで行うときに、ETERNUSが使用する転送バッファの設定を変更します。
REC転送バッファの設定方法については『ETERNUSmgr ユーザガイド 設定/保守編』を参照してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecbuffset -Xbuffid buffer-id -Xbuffuse {SEND|RECV} [-Xaltpath] Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecbuffset -h Server-Name -Xbuffid buffer-id -Xbuffuse {SEND|RECV} [-Xaltpath] Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。 |
-Xbuffid |
転送バッファのIDを指定します。 |
-Xbuffuse |
転送バッファの用途を指定します。 SEND : 送信用 |
-Xaltpath |
/dev/sfdsk/(クラス名)/dsk/(ボリューム名):(sdxinfoのDEVNAMの値) |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Volume-Name |
複製ボリュームとして登録しているボリューム名を指定します。 コマンドを実行するStorageサーバに接続されているボリュームのみ指定できます。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ:Server1でサーバ内レプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:g1d10p1@Server1、複製先ボリューム:g1d20p1@Server1のRECで利用される転送バッファの属性を変更します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 12% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse RECV g1d10p1@Server1 swsrpbuffset completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 RECV 0% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d20p1@Server1 BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB ID Use Rate RemoteBoxID 1 RECV 0% AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND g1d20p1@Server1 swsrpbuffset completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d20p1@Server1 BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 3% AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA C:\> |
Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:g1d10p1@Server1の転送バッファの接続筐体を変更します。
[Storageサーバ:Server1で実行] C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d10p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 12% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 2 RECV 0% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND g1d20p1@Server1 swsrpbuffset completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbuffset -Xbuffid 2 -Xbuffuse RECV g1d20p1@Server1 swsrpbuffset completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecbuffstat g1d20p1@Server1 BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA ID Use Rate RemoteBoxID 1 SEND 4% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 2 RECV 0% BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB C:\> |
事前にREC専用バッファの設定が行われている必要があります。
ACTIVEまたはERROR SUSPEND状態の非同期Consistencyモードのセッションが存在しない状態で実施してください。
変更できる情報は、コマンドを実行したサーバの複製ボリュームが存在する筐体の情報だけです。
バッファの設定変更には数十秒かかります。設定変更中は転送バッファが使用できない状態となるため、RECの操作は行わないでください。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
複製開始コマンド(swsrpstartsync)
複製作成コマンド(swsrpmake)
運用状況表示コマンド(swsrpstat)
複製解除コマンド(swsrpcancel)
同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)
同期処理反転コマンド(swsrprevsync)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swsrpbackup_sql)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
Exchange2003 バックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)
Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssretore_exchange)
Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)
シャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm)
レプリケーション管理の運用系コマンドについて説明します。
レプリケーション管理の運用は、以下のコマンドで行います。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swsrpstartsync |
同期型レプリケーション機能時の複製を開始します。 |
|
swsrpmake |
スナップショット型および同期型レプリケーション機能時の複製を作成します。 |
|
swsrpstat |
レプリケーション運用の状況を表示します。 |
|
swsrpcancel |
スナップショット型および同期型レプリケーション機能時の複製処理をキャンセルします。 |
同期型レプリケーション処理(EC/RECによるディスク間のコピー)を開始します。
指定された複写先/複写元ボリュームの全面コピー(同期処理の開始)、または更新(差分)コピー(同期処理の再開)をします。運用の開始時、または、複製確立状態からの更新(差分)データの反映を行う場合に使用します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstartsync [-y [ -a | -v ] | -k | -i ] [-g] [-m] [ -Xskip | -Xremain ] [-t] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstartsync -h Server-Name [-y [ -a | -v ] | -k | -i ] [-g] [-m] [ -Xskip | -Xremain ] [-t] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstartsync [-y [ -a | -v ] | -k | -i ] [-g] [-m] [ -Xskip | -Xremain ] [-t] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name [Storage管理サーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstartsync -h Server-Name [-y [ -a | -v ] | -k | -i ] [-g] [-m] [ -Xskip | -Xremain ] [-t] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-y |
同期処理を同期Writeモードで開始することを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 -y、-k、-iのいずれのオプションも指定しない場合は、非同期Writeモードになります。 筐体内レプリケーションの同期処理は、常に同期Writeモードで実施されます。 |
-a |
筐体間同期処理のSplitモードをAutomatic Splitモードで開始することを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 -y オプションと同時に指定します。-yオプションのみを指定して、-a、-vのいずれのオプションも指定しない場合は、Automatic Splitモードになります。 |
-v |
筐体間同期処理のSplitモードをManual Splitモードで開始することを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 -y オプションと同時に指定します。-yオプションのみを指定して、-a、-vのいずれのオプションも指定しない場合は、Automatic Splitモードになります。 Automatic Splitモードがサポートされていない筐体で、同期モード(-yオプション)を指定する場合、本オプションの指定が必須です。 |
-k |
筐体間同期処理の転送モードをStackモードにすることを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 -y、-k、-iのいずれのオプションも指定しない場合は、非同期Writeモードになります。 |
-i |
筐体間同期処理の転送モードをConsistencyモードにすることを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 -y、-k、-iのいずれのオプションも指定しない場合は、非同期Writeモードになります。 |
-g |
筐体間同期処理のリカバリモードをManual Recoveryモードにすることを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 本オプションを指定しない場合は、Automatic Recoveryモードになります。 |
-m |
サーバ間レプリケーションの場合、非操作サーバとの通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、非操作サーバの複写先ボリュームに対するボリューム状態確認処理、前処理は行われません。 本オプションは、サーバ間レプリケーション時のみ有効です。 |
-t |
複写先ボリュームへの前処理を実行しないことを指定します。 複写先ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合や、複写先前後処理が不要であると判断できる場合(例:RAWデバイス上に構築されたデータベース)に限り、本オプションを使用してください。 |
-Xgroup |
グループ単位で同期処理を開始することを指定します。 |
-Xreverse |
逆方向(複製先から複製元の方向)にグループ単位の同期処理を開始することを指定します。 |
-Xskip |
初期コピースキップ機能を使用して同期処理をサスペンド状態にすることを指定します。本オプションは、筐体間のレプリケーションの全面コピー開始時のみ有効です。 |
-Xremain |
同期処理の再開時に、複製確立状態中にコピー先に対して行った更新データを有効にします。 本オプションは、筐体間のレプリケーションの再開時のみ有効です。 本オプションは、-Xskipオプション指定で同期処理を開始し、テープ媒体上のバックアップデータを複写先ボリュームにコピーした後に、複写元ボリュームの更新部分のみを複写先ボリュームに反映したい場合に使用します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
From-Volume-Name |
複写元ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
To-Volume-Name |
複写先ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して、g1d1p1からg2d1p1@TARG-SVへの複製開始をします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstartsync -h SRC-SV g1d1p1 g2d1p1@TARG-SV FROM=g1d1p1@SRC-SV,TO=g2d1p1@TARG-SV swsrpstartsync completed C:\> |
グループGRP1の複製開始をします。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstartsync -Xgroup GRP1 GROUP=GRP1 swsrpstartsync completed C:\> |
次のような場合は複製開始を実行する事ができません。
指定した複写元/複写先ボリュームが、複製ボリュームとして設定がされていないとき。
複製ボリュームのコピー属性として一方向コピーを設定している場合に、複製元ボリュームを複写先ボリューム、複製先ボリュームを複写元ボリュームに指定したとき。
運用開始後にボリューム情報(媒体識別子、OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)が変更されているとき。この場合は当該ボリュームに対する運用は継続できなくなります。いったん,該当ボリュームに対するレプリケーション運用を停止してから、複製ボリューム情報の削除・設定をしてください。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
先行するアドバンスト・コピー機能が原因で実行できないとき。
複写先ボリュームをロックできなかったとき。
複写先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
筐体間レプリケーションでないときに-gオプションを指定したとき。
指定した複写元/複写先ボリュームがバックアップ管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
複写元/複写先ボリュームのいずれかがSnap Data Volumeのとき。
実行するレプリケーションが以下の条件のいずれかに該当する場合は、コマンドを実行する前に複写先ボリュームのドライブ文字解除またはアンマウントを実行してください。
異なるOS間でレプリケーションを行う場合
複製元/複製先ボリュームのサイズが異なる場合
上記の場合において、ドライブ文字解除やアンマウントを実行しない場合は、複製作成時の複写先ボリュームの後処理がエラーとなります。
SDXオブジェクト(SafeDISK)を複写先ボリュームとするレプリケーションは現在のところサポートされていません。したがって、複製元ボリューム、複製先ボリュームのどちらか一方がSDXオブジェクトの場合は、SDXオブジェクトから非SDXオブジェクトへのレプリケーションのみが利用可能です。
SDXオブジェクトへデータをコピーする際はCOPYコマンドを使用してください。
同期処理再開時に同期処理のモードを変更することはできません。
同期処理再開時は、-y,-a,-v,-k,-i,-gオプションは次のどちらかにする必要があります。
再開しようとする同期処理のモードと同一となるようなオプションの組み合わせを指定する。
どのオプションも指定しない。
指定した複写元/複写先ボリュームの同期処理の状態により、本コマンドの処理内容が異なります。
同期処理の状態
処理
未実施状態
全面コピー開始
全面/差分コピー中状態
通報メッセージ(swsrp2401)を出力して正常終了
等価性維持状態
通報メッセージ(swsrp2401)を出力して正常終了
複製確立状態(一時停止状態)
差分コピー開始
複製開始を実行する前に、複写先ボリュームに対してレプリケーション前処理スクリプトを実行します。このスクリプトの内容については、カスタマイズすることが可能です。詳細については、本マニュアルの『レプリケーションの前後処理』を参照してください。また、-tオプションを使用することにより、前処理スクリプトを実施しないようにすることも可能です。
本コマンドでは、複写先ボリュームにアクセスしているプロセスを保護するために、複写先ボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてから複製開始を実行します。そのために、複写先ボリュームのロック、または、アンマウントを実行します。複写先ボリュームのロック、または、アンマウントができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバから複写先ボリュームが使用されている場合、レプリケーション運用の管理者の責任において複写先ボリュームを共有設定の解除やアンマウント等によりアクセス禁止状態にしてください。
複製開始時に注意する点として、本マニュアルの『全般的な注意事項』をご理解ください。
-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームを順次処理しますが、処理の途中で異常が発生した場合は、その時点で処理を中断します。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
同期処理(EC)が行われていない場合は、スナップショット処理(OPC)を起動して複製ボリュームを作成します。
同期処理が行われている場合は、等価性維持状態かどうかを確認し、等価性維持状態の場合は同期処理をサスペンドすることによって、複製ボリュームを作成します。同期処理がサスペンドされている状態を複製確立状態と呼びます。本コマンドを実行後、複製ボリューム(複写先ボリューム)へのアクセスが可能となります。
本コマンドでは、複製作成を行なう前にレプリケーション前後処理を実行します。レプリケーション前後処理の詳細については、本マニュアルの『レプリケーションの前後処理』を参照してください。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpmake [-m] [-f | -Xflush] [-t] ([-j | -T | -Xconcur | -C])From-Volume-Name To-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpmake -h Server-Name [-m] [-f | -Xflush] [-t] ([-j | -T | -Xconcur | -C])From-Volume-Name To-Volume-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpmake [-m] [-f] [-t] ([ -j | -T | -Xconcur | -C]) [-Xreverse] -Xgroup Group-Name [Storage管理サーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpmake -h Server-Name [-m] [-f] [-t] ([ -j | -T | -Xconcur | -C]) [-Xreverse] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-m |
サーバ間レプリケーションの場合、非操作サーバとの通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、非操作サーバのボリュームに対するボリューム状態確認処理、前後処理は行われません。 本オプションは、サーバ間レプリケーション時のみ有効です。 |
-f |
複写元ボリュームへの前後処理を実行しないことを指定します。 複写元ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合や、複写元前後処理が不要であると判断できる場合(例:RAWデバイス上に構築されたデータベース)に限り、本オプションを使用してください。 |
-t |
複写先ボリュームへの前後処理を実行しないことを指定します。 複写先ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合や、複写先前後処理が不要であると判断できる場合(例:RAWデバイス上に構築されたデータベース)に限り、本オプションを使用してください。 |
-Xflush |
複写元ボリュームのロックを実施する代わりに、複写元ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュを実施することを指定します。本オプションを指定する場合、複写元ボリュームに対する書き込み処理を事前に全て停止する必要があります(書き込み処理を停止しない状態で複製作成を実施した場合、複写元ボリュームのデータ内容は保証されません)。 また、本オプションの代わりに複写元ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをonに指定することでファイルシステムバッファのフラッシュを実施することもできます(詳細は『複写元ボリュームロック動作指定ファイル』を参照してください)。 |
-j |
筐体間の同期型レプリケーションにおいて、コピーの実行状態が「sync:全面コピー、または差分コピー中」もしくは「halt:ハードサスペンド状態」であってもコピー処理を強制的に一時停止(サスペンド)します。本オプションは、筐体間レプリケーションの場合のみ使用可能です。筐体間でない場合はエラーとなります。 本オプションを指定した場合、複写先ボリュームのデータは保証されません。 また、本オプションを指定した場合、複写元ボリュームへの前後処理および、複写先ボリュームへの前後処理は実行されません。 |
-T |
差分スナップショット処理を起動することを指定します。 同期処理が行われている場合は本オプションを指定することはできません。 本オプションは筐体内レプリケーション、かつ、ディスクアレイ装置がQuickOPC機能をサポートしている場合のみ有効です。 本オプションを指定しないスナップショット型レプリケーションの場合、通常のスナップショット処理(QuickOPC機能を利用しないOPC)が起動されます。差分スナップショットを利用したレプリケーション運用を行う場合は常に本オプションを指定する必要があります。 |
-Xgroup |
グループ単位で複製の作成を行うことを指定します。 |
-Xreverse |
逆方向(複製先から複製元の方向)にグループ単位の複製の作成を行うことを指定します。 |
-Xconcur |
コンカレントサスペンド機能を使用して複製の作成を行うことを指定します。 本オプションはGDS Snapshot連携の場合にはサポートされません。 |
-m |
サーバ間レプリケーションの場合、非操作サーバとの通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、非操作サーバのボリュームに対するボリューム状態確認処理および、前後処理は行われません。 本オプションは、サーバ間レプリケーション時のみ有効です。 |
-C |
SnapOPCを起動することを指定します。 本オプションは、筐体内レプリケーションかつディスクアレイ装置がSnapOPC機能をサポートしている場合だけ有効となります。 SnapOPCを実行するためには、複写先ボリュームがスナップデータボリュームでなければなりません。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
From-Volume-Name |
複写元ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
To-Volume-Name |
複写先ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Server-Name |
Storageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して、g1d1p1の複製をg2d1p1@TARG-SVに作成することを指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpmake -h SRC-SV g1d1p1 g2d1p1@TARG-SV FROM=g1d1p1@SRC-SV,TO=g2d1p1@TARG-SV swsrpmake completed C:\> |
グループGRP1の複製を作成します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpmake -Xgroup GRP1 GROUP=GRP1 swsrpmake completed C:\> |
次のような場合は複製を作成できません。
指定した複写元/複写先ボリュームが、複製ボリュームとして設定されていないとき。
指定した複写元ボリュームから複写先ボリュームへの同期処理が等価性維持状態になっていないとき。
運用開始後に物理ボリューム情報(媒体識別子,OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)が変更されているとき。この場合は当該ボリュームに対する運用は継続できなくなります。いったん,該当ボリュームに対するレプリケーション運用を停止してから,複製ボリューム情報の削除と設定を行ってください。
複写元ボリュームがSDXオブジェクト(SafeDISK)の場合、そのSDXオブジェクトの状態が以下の状態でないとき。
ミラーボリュームがACTIVE、STOPのいずれか。
ミラースライスの状態がACTIVE、STOPのいずれか。
SDXディスクの状態がENABLEである。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
複写元ボリュームをロックできなかったとき。
Xflushオプションを指定した場合、複写元ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュができなかったとき。
複写元ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
複写先ボリュームをロックできなかったとき。
複写先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
指定した複写元/複写先ボリュームがバックアップ管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
実行するレプリケーションが以下の条件のいずれかに該当する場合は、コマンドを実行する前に複写先ボリュームのドライブ文字解除またはアンマウントを実行してください。
異なるOS間でレプリケーションを行う場合
複製元/複製先ボリュームのサイズが異なる場合
上記の場合において、ドライブ文字解除やアンマウントを実行しない場合は、複製作成時の複写先ボリュームの後処理がエラーとなります。
SDXオブジェクト(SafeDISK)を複写先ボリュームとするレプリケーションは現在のところサポートされていません。したがって、複製元ボリューム、複製先ボリュームのどちらか一方がSDXオブジェクトの場合は、SDXオブジェクトから非SDXオブジェクトへのレプリケーションのみが利用可能です。
SDXオブジェクトへデータをコピーする際はCOPYコマンドを使用してください。
複製を作成する前に、複写元/複写先ボリュームに対して前処理を実行し(ただし、同期型レプリケーションの場合は後処理のみを実行)、複製を作成した後に、複写元/複写先ボリュームに対して後処理を実行します。この前後処理の内容については、カスタマイズすることが可能です。詳細については、本マニュアルの『レプリケーションの前後処理』を参照してください。また、-fや-tオプションを使用することにより、前後処理スクリプトを実施しないようにすることも可能です。
スナップショット処理の実行中に本コマンドを実行した場合は、実行中のコピーを停止し、新たにスナップショット処理を起動します。
本コマンドでは、データを保証するために、複写元ボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてから複製を作成します。そのために、複写元ボリュームのロック、または、アンマウントを実行します。複写元ボリュームのロック、または、アンマウントができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバから複写元ボリュームが使用されている場合、バックアップの管理者の責任において複写元ボリュームを共有設定の解除やアンマウント等によりアクセス禁止状態にしてください。都合により複写元ボリュームを共有設定の解除やアンマウント等をしたくない場合は、「レプリケーションの前後処理」を参考にして以下を実施して下さい。
レプリケーション前処理では、ボリュームとファイルシステムとの同期をとるために、本コマンドにXflushオプションを指定するか、複写元ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをonに設定してください。
レプリケーション後処理では、複写先のファイルシステムの確認を行うために、chkdsk(ドライブ文字割当コマンド(swstdrvset)で複写先ボリュームにドライブ文字を割り当ててください)コマンドを実行してください。
複写元ボリュームがバックアップ管理によって使用されている場合、アンマウントできないことがあります。この場合、「swsrp2613 複製作成時の前処理スクリプトで、異常が発生しました。 エラーコード=2」、または「swsrp3607 ボリュームのロックに失敗しました。ボリュームが他のプロセスによって使用されていないか確認してください。エラーコード=5(FSCTL_LOCK_VOLUME)、ボリューム名=[VOLUME NAME]」が出力されます。
ただし、上記の手順でもレプリケーションを完全に実行できない場合がありますので、当コマンドを投入するサーバ以外のサーバでは、複写元ボリュームが使用されない環境下で、レプリケーションを行う事をお勧めします。
複製作成時に注意する点として、本マニュアルの『全般的な注意事項』をご理解ください。
スナップショット型レプリケーションを実施する場合、本コマンドでは、複写先ボリュームにアクセスしているプロセスを保護するために、複写先ボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてから複製作成を実行します。そのために、複写先ボリュームのロック、または、アンマウントを実行します。複写先ボリュームのロック、または、アンマウントができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバから複写先ボリュームが使用されている場合、レプリケーション運用の管理者の責任において複写先ボリュームを共有設定の解除やアンマウント等によりアクセス禁止状態にしてください。
-Xgroupオプションを使用している場合、処理対象の複製ボリュームの運用状態にスナップショット型レプリケーションと同期型レプリケーションが混在している場合は、複製作成を行わずに処理を中断します。
また、-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームを順次処理しますが、処理の途中で異常が発生した場合は、その時点で処理を中断します。
Snap Data Volumeに対して実行可能なのはSnapOPCだけです。OPC、QuickOPCを実行することはできません。
また、Snap Data Volumeからデータをリストアするときは、複製元ボリュームと複製先ボリューム(Snap Data Volume)との間にSnapOPCセッションが存在していなければなりません。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
スナップショット処理の実行中に本コマンドを実行した場合は、新たにスナップショット処理を起動します。コピー動作の詳細については、以下の表を参照してください。
運用状態 |
-Tオプションの指定 |
コピー動作 |
---|---|---|
コピー未実施 |
なし |
通常のスナップショット処理を起動(開始)します。 |
コピー未実施 |
あり |
差分スナップショット処理を起動(開始)します。 |
スナップショット処理実行中 |
なし |
実行中のコピーを停止し、新たに通常のスナップショット処理を起動(開始)します。 |
スナップショット処理実行中 |
あり |
実行中のコピーを停止し、新たに差分スナップショット処理を起動(開始)します。 |
スナップショット処理実行中 |
なし |
実行中のコピーを停止し、新たに通常のスナップショット処理を起動(開始)します。 |
スナップショット処理実行中 |
あり |
差分スナップショット処理を起動(再開)します。 |
トラッキング処理実行中 |
なし |
トラッキング処理を停止し、新たに通常のスナップショット処理を起動(開始)します。 |
トラッキング処理実行中 |
あり |
差分スナップショット処理を起動(再開)します。 |
指定ボリュームの運用状況を表示します。ボリューム指定が省略された場合は全ての複製ボリュームについて運用状況を表示します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstat [-L] [-E] [-H] [Original-Volume-Name] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstat -h Server-Name [-L] [-E] [-H] [Original-Volume-Name] [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstat [-L] [-E] -Xgroup Group-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpstat -h Server-Name [-L] [-E] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-L |
拡張形式で表示することを指定します。 本オプション指定時に表示される項目については実行例の表を参照してください。 なお、本オプション指定時に表示される項目は、今後のリリースで変更される可能性があります。 |
-E |
逆方向(複製先から複製元)の運用状況のみを表示することを指定します。 本オプションを指定しない場合、双方向のOPC物理コピーが動作しているときは常に順方向(複製元から複製先)の運用状況が表示されます。 本オプションを指定した場合、順方向の運用状況を表示せず、逆方向の運用状況のみを表示します。 本オプションは、順方向のQuickOPCセッションが存在している状態で逆方向のOPCを行う場合の運用状況の確認に使用することができます。 |
-Xgroup |
グループ名を指定します。本オプションを指定した場合指定されたグループに関するすべての運用状況を表示します。 |
-H |
RECがハードサスペンド(HALT)状態になった場合のStatus欄の表示方法を変更します。 本オプションを指定した場合、全面コピー中または差分コピー中にハードサスペンドが発生した場合は“halt(sync)"、等価性維持状態中にハードサスペンドが発生した場合は“halt(equivalent)"と表示されます。 なお、ROPCの場合は本オプションを指定してもハードサスペンド状態は従来のとおり“halt"と表示されます。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Original-Volume-Name |
複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。 指定された複製元ボリュームに関する全ての運用状況を表示します。本オペランドを省略した場合は、本コマンドを実行したStorageサーバに関する全ての運用状況を表示します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Server-Name |
Storageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVへ全レプリケーション運用状況を表示するよう指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat -h SRC-SV Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute SRC-SV g1d1p3@SRC-SV g2d1p1@TARG-SV regular replicated ---- SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV ---- ---- ---- SRC-SV g1d3p1@SRC-SV g2d3p1@TARG-SV reverse snap 45% C:\> |
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVへ全レプリケーション運用状況を表示するよう指示します(-Lオプションを指定した場合)。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\binswsrpstat -h SRC-SV -L Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Trk Update Rcv Split Xfer SRC-SV g1d1p3@SRC-SV g2d1p1@TARG-SV regular replicated ---- ---- ---- auto ---- async SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV ---- ---- ---- on 6% ---- ---- ---- SRC-SV g1d3p1@SRC-SV g2d3p1@TARG-SV reverse snap 45% off ---- ---- ---- ---- C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
|
Server |
Storageサーバ名を表示します。 |
|
Original-Volume |
複製元ボリューム名を表示します。 |
|
Replica-Volume |
複製先ボリューム名を表示します。 |
|
Direction |
コピー方向を表示します。 regular: 複製元から複製先へのコピー中です。 reverse: 複製先から複製元へのコピー中です。 ----:複製未実施です。 |
|
Status |
実行状態を表示します。 ---- : 複製未実施です。 sync : 全面コピー、または差分コピー中です。 equivalent : 等価性維持状態です。 replicated : 複製確立状態です。 copy-on-write : SnapOPC処理中です。 failed : エラーサスペンド状態です。 halt : ハードサスペンド状態です。 halt(sync):ハードサスペンド状態です(RECの全面コピー/差分コピー中にハードサスペンド状態になりました)。 halt(equivalent):ハードサスペンド状態です(RECの等価性維持状態中にハードサスペンド状態になりました)。 snap : スナップショット処理中です。 ????? :コピー状況の取得に失敗しました。 |
|
Execute |
複製進行率をパーセントで表示します。複製未実施またはSnapOPC中の場合は“----"を表示します。 |
|
Trk |
トラッキング処理の有無を表示します。 on :トラッキング処理中です。 off :トラッキング処理中ではありません。 ----:スナップショット処理を行っていません。 |
|
Update |
以下のいずれかに該当する場合、前回の複製作成後の更新済みデータ量をパーセンテージで表します。
物理コピー中またはトラッキング中でないときは、“----"で表示します。 |
|
Rcv |
筐体間同期処理のRecoveryモードを表示します。 auto : Automatic Recoveryモードです。 manual : Manual Recoveryモードです。 ---- : 筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。 |
|
Split |
筐体間同期処理のSplitモードを表示します。 auto : Automatic Splitモードです。 manual : Manual Splitモードです。 ---- : 筐体間で同期形の複製(REC)を同期モードで行っていません。 |
|
Xfer |
筐体間同期処理の転送モードを表示します。 sync : 同期モードです。 async : 非同期モードです。 stack : Stackモードです。 consist : Consistencyモードです。 ---- : 筐体間で同期型の複製(REC)を行っていません。 |
実行状態("Status"欄に表示される状態)が以下の場合は必要に応じて対処を行って下さい。
Status表示
対処方法
failed
ハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、複製解除コマンドを用いて運用を停止してください。
halt
筐体間レプリケーション運用中のハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、複製解除コマンドを用いて複写運用を停止してください。
?????
コピー状況が取得できませんでした。再実行しても同様の結果になる場合はハードウェアトラブルが考えられます。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、コマンドを再実行して下さい。
次のような場合は、運用状況を表示できません。
指定したボリュームが複製元ボリュームとして設定されていないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
指定された複製ボリュームのスナップショット処理(OPC)、同期処理(EC)を停止します。レプリケーション運用中に何らかの異常を検出した場合や、複製処理を停止したい場合に使用します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpcancel [-c] ([-f] [-t] [-m] [-b])|[-T] [-Xflush] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpcancel -h Server-Name [-c] ([-f] [-t] [-m] [-b])|[-T] [-Xflush] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpcancel [-c] ([-f] [-t] [-m] [-b])|[-T] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name [Storage管理サーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpcancel -h Server-Name [-c] ([-f] [-t] [-m] [-b])|[-T] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-c |
システムダウンなど操作サーバが使用不可能な場合、操作サーバでないサーバからコピー処理の強制停止を行うことを指定します。本オプションを使用した場合、前後処理を実施せずコピー処理を停止させます。 そのため、本オプションを指定して複製解除を行った場合、複写先ボリュームがロックされている場合があります。swstvollockstatコマンドで確認し、ロックされている場合はswstvolunlockコマンドでロックを解除してください。 本オプションは、操作サーバでは指定できません。 |
-m |
サーバ間レプリケーションの場合、非操作サーバとの通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、非操作サーバのボリュームに対するボリューム状態確認処理、前後処理は行われません。 本オプションは、サーバ間レプリケーション時のみ有効です。 |
-f |
等価性維持状態の同期処理を停止する場合、複写元ボリュームへの前後処理を実行しないことを指定します。 複写元ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合や、複写元前後処理が不要であると判断できる場合(例:RAWデバイス上に構築されたデータベース)に限り、本オプションを使用してください。 |
-t |
等価性維持状態の同期処理を停止する場合、複写先ボリュームへの後処理を実行しないことを指定します。 複写先ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合や、複写先前後処理が不要であると判断できる場合(例:RAWデバイス上に構築されたデータベース)に限り、本オプションを使用してください。 |
-Xflush |
等価性維持状態の同期処理を停止する場合、複写元ボリュームのロックを実施する代わりに、複写元ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュを実施することを指定します。本オプションを指定する場合、複写元ボリュームに対する書き込み処理を事前に全て停止する必要があります。(書き込み処理を停止しない状態で複製作成を実施した場合、複写元ボリュームのデータ内容は保証されません。) また、本オプションの代わりに複写元ボリュームロック動作指定ファイルのBufferFlushOnlyをonに指定することでファイルシステムバッファのフラッシュを実施することもできます。(詳細は『複写元ボリュームロック動作指定ファイル』を参照してください。) |
-b |
HALT状態の筐体間コピー処理を停止することを指定します。 サーバ内レプリケーションの場合、両筐体に対して筐体間コピー停止処理を行います。 サーバ間レプリケーションの場合、本コマンドを実行したサーバに接続されている筐体にのみ、コピー停止処理を行います。 コピー処理がHALT状態で、その復旧が見込めない場合にのみ使用してください。 本オプションはコピー処理がHALT状態の時のみ使用できます。 本オプションは非操作サーバでも使用できます。 -Xgroupオプションと同時に指定した場合、グループ内のHALT状態のセッションのみコピー処理を停止します。 |
-T |
差分スナップショットのトラッキング処理を停止することを指定します。 本オプションを指定した場合、トラッキング処理のみが停止され、実行中のスナップショット処理(OPC物理コピー)は停止されません。スナップショット処理(OPC物理コピー)が完了している場合はOPCセッションが解除されます。 本オプションは差分スナップショットのトラッキング処理中でない場合は使用できません。 本オプションはSDXオブジェクトの論理ボリュームの場合は使用できません。 -Xgroupオプションと同時に指定した場合、グループ内のトラッキング処理のみ停止します。 |
-Xgroup |
グループ単位でコピー処理を停止することを指定します。 |
-Xreverse |
逆方向(複製先から複製元の方向)に実施されているコピー処理を停止することを指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
From-Volume-Name |
複写元ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
To-Volume-Name |
複写先ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 ボリューム名にはAdvancedCopy Managerデバイス名を指定します。 |
Server-Name |
Storageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して、g1d1p1からg2d1p1@TARG-SVへのコピー処理を停止することを指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpcancel -h SRC-SV g1d1p1 g2d1p1@TARG-SV FROM=g1d1p1@SRC-SV,TO=g2d1p1@TARG-SV swsrpcancel completed C:\> |
グループGRP1のコピー処理を停止します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpcancel -Xgroup GRP1 GROUP=GRP1 swsrpcancel completed C:\> |
サーバ内レプリケーションでbオプションを指定し実行した場合、どちらか一方の筐体のコピー停止処理に成功すれば本コマンドは正常終了します。
次のような場合はコピー処理を停止する事ができません。
指定した複写元/複写先ボリュームが、複製ボリュームとして設定がされていないとき。
指定した複写元/複写先ボリュームに対して、複写処理が実行されていないとき。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
指定した複写元/複写先ボリュームがバックアップ管理機能またはテープバックアップ機能によって使用されているとき。
指定したボリュームのボリューム情報はチェックしません(管理簿のボリューム情報と実際の物理情報との一致確認)。管理簿のボリューム情報を使用して無条件で運用を解除します。
指定した複写元ボリュームと複写先ボリュームの運用状態により以下のような処理となります。
運用状態
処理
逆方向コピー
処理を中断します。
未運用
処理を中断します。
全面/差分コピー中
同期処理を停止します。複写先ボリュームは使用できません。
等価性維持状態
同期処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。
複製確立状態
同期処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。
スナップショット処理中
スナップショット処理を停止します。複写先ボリュームは使用できません。
複写元/複写先ボリュームへの前後処理は、同期処理が等価性維持状態のときのみ実施されます。
次のような場合は、等価性維持状態の同期処理を停止できません。
複写元ボリュームをロックできなかったとき。
Xflushオプションを指定した場合、複写元ボリュームのファイルシステムバッファのフラッシュができなかったとき。
複写元ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
複写元ボリュームがSDXオブジェクト(SafeDISK)の場合、そのSDXオブジェクトの状態が以下の状態でないとき。
ミラーボリュームがACTIVE、STOPのいずれか。
ミラースライスの状態がACTIVE、STOPのいずれか。
SDXディスクの状態がENABLEである。
複写先ボリュームをロックできなかったとき。
複写先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
-Xgroupオプションを使用している場合は、運用中の複製ボリュームについてのみ処理を行いますが、以下の場合は複製解除を行わずに処理を中断します。
全ての複製ボリュームがコピー未実施だった場合
また、-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームを順次処理しますが、処理の途中で異常が発生した場合は、その時点で処理を中断します。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
-Tオプションを指定しない場合、複写元ボリュームと複写先ボリュームの運用状態により以下のような処理となります。
運用状態 |
処理 |
---|---|
逆方向コピー |
処理を中断します。 |
未運用 |
処理を中断します。 |
全面/差分コピー中 |
同期処理を停止します。複写先ボリュームは使用できません。 |
等価性維持状態 |
同期処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。 |
複製確立状態 |
同期処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。 |
スナップショット処理中 |
スナップショット処理を停止します。複写先ボリュームは使用できません。 トラッキング処理中の場合はトラッキング処理も停止します。 |
スナップショット処理完了状態 |
トラッキング処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。 |
-Tオプションを指定した場合、複写元ボリュームと複写先ボリュームの運用状態により以下のような処理となります。
運用状態 |
処理 |
---|---|
逆方向コピー |
処理を中断します。 |
未運用 |
処理を中断します。 |
全面/差分コピー中 |
処理を中断します。 |
等価性維持状態 |
処理を中断します。 |
複製確立状態 |
処理を中断します。 |
スナップショット処理中 |
処理を中断します。 |
スナップショット処理中 |
トラッキング処理のみを停止します。スナップショット処理(物理コピー)は継続されます。 複写先ボリュームは複製として利用できます。 |
スナップショット処理完了状態 |
トラッキング処理を停止します。複写先ボリュームは複製として利用できます。 |
筐体間同期処理の動作モード(転送モード、Recoveryモード、Splitモード)を変更します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpchsync [-F (Sync|Async|Stack|Consist)] [-R (Auto|Manual)] [-S (Auto|Manual)] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpchsync -h Server-Name [-F (Sync|Async|Stack|Consist)] [-R (Auto|Manual)] [-S (Auto|Manual)] From-Volume-Name To-Volume-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpchsync [-F (Sync|Async|Stack|Consist)] [-R (Auto|Manual)] [-S (Auto|Manual)] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name [Storage管理サーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrpchsync h Server-Name [-F (Sync|Async|Stack|Consist)] [-R (Auto|Manual)] [-S (Auto|Manual)] [-Xreverse] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-F |
転送モードを変更します。 オペランドには以下のいずれかを指定します。 Sync : 同期モードに変更します。 Async : 非同期(逐次転送)モードに変更します。 Stack : Stackモードに変更します。 Consist: Consistencyモードに変更します。 本オプションを省略した場合は転送モードは変更されません。 -Sオプションと同時に指定できるのは-F Syncオプションのみです。 -F Syncオプションを指定して同期モード以外の転送モードから同期モードへ変更する際に、-Sオプションが指定されなかった場合のSplitモードは、Automatic Splitモードとなります。 |
-R |
Recoveryモードを変更します。 オペランドには以下のいずれかを指定します。 Auto : Automatic Recoveryモードに変更します。 Manual : Manual Recoveryモードに変更します。 本オプションを省略した場合はRecoveryモードは変更されません。 |
-S |
Splitモードを変更します。 オペランドには以下のいずれかを指定します。 Auto : Automatic Splitモードに変更します。 Manual : Manual Splitモードに変更します。 本オプションを省略した場合はSplitモードは変更されません。 -F Syncを指定しない、かつ、現在の同期処理の転送モードが同期モードでない場合は、本オプションを指定することはできません。 |
-Xgroup |
グループ単位の筐体間同期処理の動作モード(転送モード、Recoveryモード、Splitモード)を変更します。 |
-Xreverse |
逆方向(複製先から複製元の方向)に実施されている同期処理の動作モードを変更することを指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
From-Volume-Name |
複写元ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 |
To-Volume-Name |
複写先ボリューム名を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 |
Server-Name |
Storageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して、g1d2p1@SRC-SVとg2d2p1@TARG-SV間の筐体間同期処理の転送モードをConsistencyモードから非同期モードに変更することを指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat -h SRC-SV -L g1d2p1@SRC-SV Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Trk Rcv Split Xfer SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV regular sync 99% ---- auto ---- consist : C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpchsync -h SRC-SV -F Async g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV FROM=g1d2p1@SRC-SV, TO=g2d2p1@TARG-SV swsrpchsync completed : C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat -h SRC-SV -L g1d2p1@SRC-SV Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Trk Rcv Split Xfer SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV regular equivalent 100% ---- auto ---- async C:\> |
グループGRP1の筐体間同期処理の転送モードをConsistencyモードから非同期モードに変更することを指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpchsyncl -F Async -Xgroup GRP1 GROUP=GRP1 swsrpchsync completed C:\> |
次のような場合、筐体間同期処理の動作モードを変更することができません。
指定した複製元/複製先ボリュームが、複製ボリュームとして設定がされていないとき。
-F、-R、-Sのいずれのオプションも指定されていないとき。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
指定した複写元ボリュームから複写先ボリュームへの同期処理が行われていないとき。
指定した複写元ボリュームから複写先ボリュームへの同期処理がエラーサスペンド状態(運用状況表示コマンドのStatusが"failed")またはハードサスペンド状態(運用状況表示コマンドのStatusが"halt")になっているとき。
-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームの同期処理をすべて同じ動作モードに変更しますが、上記の条件にあてはまる複製ボリュームが1つでも存在する場合は、同期処理の動作モードを変更することはできません。
また、-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームを順次処理しますが、処理の途中で異常が発生した場合は、その時点で処理を中断します。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
サスペンド状態の筐体間同期処理(REC)のコピー方向を反転します。
本コマンドは、筐体内同期処理やSDXオブジェクトの論理ボリュームを操作する場合には使用することはできません。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprevsync From-Volume-Name To-Volume-Name [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprevsync -h Server-Name From-Volume-Name To-Volume-Name [Storageサーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrprevsync [-Xreverse] -Xgroup Group-Name [Storage管理サーバで実施する場合:グループ指定] プログラムディレクトリ\bin\swsrprevsync -h Server-Name [-Xreverse] -Xgroup Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを指定することはできません。 |
-Xgroup |
グループ単位の筐体間同期処理を反転します。 |
-Xreverse |
逆方向(複製先から複製元の方向)に実施されている同期処理を反転することを指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
From-Volume-Name |
複写元ボリューム名(反転後の複写先となるボリューム名)を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 |
To-Volume-Name |
複写先ボリューム名(反転後の複写元となるボリューム名)を指定します。複製ボリューム情報設定コマンドで設定した複製元ボリューム、または、複製先ボリュームを指定します。 |
Server-Name |
Storageサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して、g1d2p1@SRC-SVとg2d2p1@TARG-SV間の筐体間同期処理のコピー方向を反転することを指示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat -h SRC-SV g1d2p1@SRC-SV Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV reverse replicated ---- C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprevsync g1d2p1@TARG-SV g2d2p1@SRC-SV FROM=g1d2p1@SRC-SV,TO=g2d2p1@TARG-SV swsrprevsync completed C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat g1d2p1@SRC-SV Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute SRC-SV g1d2p1@SRC-SV g2d2p1@TARG-SV regular replicated ---- C:\> |
グループGRP1の筐体間同期処理を反転します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprevsync -Xgroup GRP1 GROUP=GRP1 swsrprevsync completed C:\> |
次のような場合は同期処理を反転できません。
指定した複製元/複製先ボリュームが、複製ボリュームとして設定がされていないとき。
複製ボリュームのコピー属性として一方向コピーを設定しているとき。
サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
指定した複写元ボリュームから複写先ボリュームへの同期処理が複製確立状態でないとき。
指定した複製元/複製先ボリュームが配置されているディスクアレイ装置がREC反転機能をサポートしていないとき。
-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームの同期処理をすべて反転しますが、上記の条件にあてはまる複製ボリュームが1つでも存在する場合は、同期処理を反転することはできません。
また、-Xgroupオプションを使用している場合は、処理対象の複製ボリュームを順次処理しますが、処理の途中で異常が発生した場合は、その時点で処理を中断します。
-Xgroupオプションを使用している場合に、グループ内の既に反転済みのセッションに対しては処理を行いません。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
レプリケーション管理の保守系コマンドについて説明します。
レプリケーション管理には、以下の保守系コマンドがあります。
機能 |
コマンド名 |
説明 |
---|---|---|
swsrprecoverres |
レプリケーション管理簿内の情報の整合性を復旧します。 |
システムダウンなどでレプリケーション管理情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるように復旧します。
指定方法
[Storageサーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecoverres [-r] [-p] [Storage管理サーバで実施する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrprecoverres -h Server-Name [-r] [-p] |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
-h |
Storageサーバ名を指定します。 Storage管理サーバ以外でこのオプションを使用することはできません。 |
-r |
レプリケーション管理簿の更新操作を行なう複製ボリューム情報設定コマンド、複製ボリューム情報削除コマンドが強制終了やシステムダウンなどにより不意に終了した場合や、レプリケーション管理簿が誤って削除されてしまった場合のような、レプリケーション管理簿の不正状態が発生した場合に指定します。 本オプションが指定された場合、以下のようなレプリケーション管理簿の再作成処理が実施されます。 Storage管理サーバのリポジトリ内にあるレプリケーション管理情報がStorageサーバにダウンロードされ、複製ボリューム情報が復元されます。 ディスクアレイ装置に問い合わせ処理を行なうことによって、同期処理の実行情報が復元されます。 |
-p |
未実施の後処理を実行しないことを指定します。複製作成コマンドのプロセスが強制終了、システムダウンなどにより不意に終了した場合に使用できます。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
資源整合を行います。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrprecoverres swsrprecoverres completed C:\> |
次のような場合は資源整合処理ができません。
-rオプションを指定した場合に、Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。
複製ボリューム情報設定コマンド、複製ボリューム情報削除コマンドの実行プロセスが強制終了した後の本コマンド実行時に-rオプションが指定されていなかったとき。
資源情報の整合性復旧は本コマンドを実施したStorageサーバに対してのみ行われます。サーバ間レプリケーションに関する処理の実行中に資源不整合が発生した場合は、処理を実行したStorageサーバおよび通信先となるStorageサーバの双方で本コマンドを実施する必要があります。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製情報表示コマンド(swsrpvolinfo)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)
複製開始コマンド(swsrpstartsync)
複製作成コマンド(swsrpmake)
複製状況表示コマンド(swsrpstat)
複製解除コマンド(swsrpcancel)
同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)
同期処理反転コマンド(swsrprevsync)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
SQL Serverバックアップ実行コマンド(swsrpbackup_sql)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
Exchange VSSバックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)
Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssretore_exchange)
Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)
シャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm)
本章では、セットアップのコマンドによる操作について説明します。
Webサーバ(IIS)に対して、AdvancedCopy ManagerのGUI画面を使用するために必要となる仮想ディレクトリの設定または設定解除を行う場合に使用します。
本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。以下の場合に使用します。
AdvancedCopy Managerのインストール後のカスタマイズ時に自動的に実行されるWebサーバの設定で失敗した場合
AdvancedCopy Managerをアンインストールする場合
Webクライアントの運用を開始または終了する場合
なお、このコマンドで設定および設定解除を行う仮想ディレクトリを以下に示します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
環境設定ディレクトリ\etc\data |
「読み取り」付加 |
上記仮想ディレクトリ名が既に存在した場合、AdvancedCopy Managerで使用できるように設定を変更します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\alias [-u] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
なし |
Webサーバへの設定を行います。 |
-u |
Webサーバへの設定の解除を行います。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Webサーバへの設定を行います。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\alias Info:AdvancedCopy Manager Web server setup start. Info:AdvancedCopy Manager Web server setup completed. C:\> |
Webサーバへの設定の解除を行います。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\alias -u Info:AdvancedCopy Manager Web server unsetup start. Info:AdvancedCopy Manager Web server unsetup completed. C:\> |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、本コマンドでWebサーバの設定を実施すると、以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]をクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
本コマンドの注意事項は以下の通りです。
本コマンドはadministratorsグループに所属するアカウントのみ実行可能です。
発生したエラーに関する情報は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Managerメッセージ説明書 付録C Webサーバ設定/解除時の詳細エラーメッセージ』を参照してください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、Webクライアントを使用するにはSharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定方法の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager導入手引書 付録A.7 Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合』を参照してください。
本章では、Exchangeデータベースのバックアップ運用で使用するコマンドについて説明します。
Exchange Server連携コマンドは、AdministratorsグループおよびDomin Adminsグループに属しているユーザーで実行する必要があります。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
swsrpdbinfo_ex2k3
−
swsrpdevdisp_ex2k3
−
swsrpvssbackup_exchange
バックアップサーバのサービスが動作していなければならない。
swsrpvssrestore_exchange
バックアップサーバのサービスが動作していなければならない。
swsrpshadowadm_exchange
バックアップサーバのサービスが動作していなければならない(-copyオプションを指定する場合は除く)。
swsrpstat_exchange
−
swsrpshadowadm
−
eternus_provider
−
eternus_copyset
登録、削除を行う場合は、Storage管理サーバ、業務サーバ、バックアップサーバでAdvancedCopy Managerが動作している必要があります。
eternus_getolu
−
eternus_getins
−
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
swsrpdbinfo_ex2k3
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpdevdisp_ex2k3
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpvsssync_exchange
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpvssbackup_exchange
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpvssrestore_exchange
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpshadowadm_exchange
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpstat_exchange
必要
業務稼動ノード
Exchangeサーバで実行
swsrpshadowadm
−
−
バックアップサーバで実行
eternus_provider
−
業務稼動ノード
Exchangeサーバ/バックアップサーバで実行
eternus_copyset
−
業務稼動ノード
Exchangeサーバ/バックアップサーバで実行
eternus_getolu
−
−
バックアップサーバで実行
eternus_getins
−
−
バックアップサーバで実行
Exchange Serverコマンドでは、SnapOPC機能をサポートしません。
ストレージグループの情報の登録/削除を行います。
本コマンドは、Exchange Serverのバックアップ運用開始時、または、ストレージグループのファイル構成が変更された場合に実行します。本コマンドを実行すると、ストレージグループを構成する各ファイル(メールボックスストアとパブリックフォルダストアのデータベースファイル、トランザクションログファイル、チェックポイントファイル)とAdvancedCopy Managerデバイス名の情報が登録/削除されます。
指定方法
[Exchangeデータベース情報を登録する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdbinfo_ex2k3 [-evs Virtual-Server-Name] [-sgname Storage-Group-Name] [Exchangeデータベース情報を削除する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdbinfo_ex2k3 [-evs Virtual-Server-Name] -clean |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-clean |
Exchange Serverから削除されたストレージグループの情報を削除する場合に指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ストレージグループFirstStorageGroupを登録します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpdbinfo_ex2k3 -sgname FirstStorageGroup swsrpdbinfo_ex2k3 successfully completed C:\> |
不要なストレージグループ情報を削除します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpdbinfo_ex2k3 -clean swsrpdbinfo_ex2k3 successfully completed C:\> |
次のような場合は、データベース情報の登録ができません。
指定したストレージグループが存在しないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
複製開始コマンド(swsrpstartsync)
複製作成コマンド(swsrpmake)
複製解除コマンド(swsrpcancel)
同期処理モード変更コマンド(swsrpchsync)
同期処理反転コマンド(swsrprevsync)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
Exchange VSSバックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)
Exchange VSSリストア実行コマンド(swsrpvssretore_exchange)
Exchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)
シャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm)
Exchangeデータベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)で登録した情報を表示します。ストレージグループを構成する各ファイル(メールボックスストアとパブリックフォルダストアのデータベースファイル、トランザクションログファイル、チェックポイントファイル)およびAdvancedCopy Managerデバイス名の情報が表示されます。
指定方法
[特定のストレージグループの情報表示を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdevdisp_ex2k3 -sgname Storage-Group-Name [Exchangeに存在する全てのストレージグループの情報表示を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpdevdisp_ex2k3 [-evs Virtual-Server-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
ストレージグループFirstStorageGroupのデバイス情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpdevdisp_ex2k3 -sgname FirstStorageGroup Exchange Storage Group:FirstStorageGroup MailBoxStore:Mail1 EDB:e:\Exchsrvr\mdbdata\priv1.edbAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 STM:e:\Exchsrvr\mdbdata\priv1.stmAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 PublicStore:Pub1 EDB:e:\Exchsrvr\pdbdata\priv1.edbAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 STM:e:\Exchsrvr\pdbdata\priv1.stmAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 MailBoxStore:Mail2 EDB:e:\Exchsrvr\mdbdata\priv2.edbAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 STM:e:\Exchsrvr\mdbdata\priv2.stmAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 PublicStore:Pub2 EDB:e:\Exchsrvr\pdbdata\priv2.edbAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 STM:e:\Exchsrvr\pdbdata\priv2.stmAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 TransactionLog=f:\Exchsrvr\log\E00.logAdvancedCopy Manager Device:g1d2p1 CheckPointFile=e:\Exchsrvr\chk\E00.chkAdvancedCopy Manager Device:g1d1p1 |
次のような場合は、デバイス情報を表示できません。
デバイス情報がデータベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)で登録されていないとき。
全てのストレージグループの情報表示を行う場合、全てのストレージグループ情報がAdvancedCopy Managerに登録されていないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドを実行することができません。
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
ストレージグループの同期処理の操作を行います。
同期処理の開始・再開
同期処理の停止
ストレージグループの同期処理を開始または再開します。同期型バックアップ運用の開始時または複製確立状態(サスペンド状態)からの更新(差分)データの反映を行う場合に使用します。
ストレージグループの同期処理を停止します。同期処理に何らかの異常を検出した場合や、同期型バックアップ運用を停止する場合に使用します。
指定方法
[同期処理の開始・再開を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpvsssync_exchange start [-evs Virtual-Server-Name] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] [同期処理の停止を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\ swsrpvsssync_exchange cancel [-evs Virtual-Server-Name] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
-copygrp |
コピーセットグループ名を指定します。 本オプションを省略した場合は、デフォルトのコピーセットグループ:“BkupGroup"が指定されたこととします。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupの同期処理を開始します。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -copy -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update EC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- EC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvsssync_exchange start -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvsssync_exchange successfully completed C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -copy -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update EC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR sync 3% ---- ---- EC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR sync 1% ---- ---- C:\> |
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupの同期処理を停止します。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -copy -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update EC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR suspend ---- ---- ---- EC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR suspend ---- ---- ---- C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvsssync_exchange cancel -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvsssync_exchange successfully completed C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -copy -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update EC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- EC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- C:\> |
次のような場合は、バックアップを実行できません。
指定したストレージグループのデータベース情報がExchangeデータベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)で登録されていなかったとき。
指定したストレージグループのデータベース構成が変更されているとき。
コピーセット情報の取得に失敗したとき。
指定したストレージグループを構成するコピーセットの中に、コピー種別がOPCのコピーセットが存在するとき。
バックアップサーバとの通信に失敗したとき(開始・再開機能)
ハードウェアプロバイダの処理で何らかのエラーが発生したとき。
バックアップLUNのボリューム(パーティション)削除ができなかったとき(開始・再開機能)。
バックアップLUNにシャドウコピーが存在する場合、シャドウコピーの削除ができなかったとき(開始・再開機能)。
ストレージグループの全てコピーセットに対して、同期処理が実行されていないとき(停止機能)。
次のコマンドの実行中は、本コマンドを実行することができません。
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
ストレージグループのすべてのコピーセットに対して同期処理が実行されている場合に本コマンドを実行した場合は、通報メッセージ「swsrp4203 同期処理は既に実行されています。ストレージグループ名=[STORAGE-GROUP-NAME]」を出力して終了します(終了ステータスは正常終了)。
複数コピーセット構成のストレージグループに対する同期処理の操作中にエラーが発生した場合、本コマンドはその時点で処理を中断します。同期処理の操作を再実行するためには、エラーへの対処を行った後、本コマンドを再実行してください。
VSSと連携してストレージグループのオンラインバックアップを行います。
本コマンドでは、以下の処理を行っています。
VSSと連携してOPCを使用することにより、ストレージグループのバックアップデータをバックアップサーバ上に作成します。
スナップショット型バックアップの場合はOPC /QuickOPCを起動することによりシャドウコピーを作成します。
同期型バックアップの場合は等価性維持状態のEC/RECをサスペンドすることによりシャドウコピーを作成します。
ドライブ文字マップファイルにしたがって、ドライブ文字をバックアップボリュームに割り当てます。バックアップボリュームは、読み取り専用ボリュームとしてアクセスすることができます。
バックアップデータに対してESEUTILを実行し、データ整合性の検証を行います。データ整合性に問題がない場合は、Exchangeにより不要ログの削除が行われます。
リストア時に必要となるメタデータドキュメントをバックアップサーバの以下の場所に保存します。
ファイル |
出力先 |
---|---|
ライタメタデータ |
[コピーセットグループ名が“BkupGroup"(デフォルト)の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.wmd.xml [コピーセットグループ名が“BkupGroup"(デフォルト)以外の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.wmd.xml |
バックアップ |
[コピーセットグループ名が“BkupGroup"(デフォルト)の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.bcd.xml [コピーセットグループ名が“BkupGroup"(デフォルト)以外の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc\<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.bcd.xml |
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swsrpvssbackup_exchange [-evs Virtual-Server-Name] [-skipchk] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
-skipchk |
ESEUTILによるデータ整合性検証を行わない場合に指定します。 |
-copygrp |
コピーセットグループ名を指定します。 本オプションを省略した場合、コピーセットグループ名はデフォルトのコピーセットグループ:“BkupGroup"になります。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupをバックアップします。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvssbackup_exchange -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvssbackup_exchange successfully completed C:\> |
次のような場合は、バックアップを実行できません。
指定したストレージグループのデータベース情報がExchangeデータベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)で登録されていなかったとき。
指定したストレージグループのデータベース構成が変更されているとき。
コピーセット情報の取得に失敗したとき。
バックアップサーバとの通信に失敗したとき。
ストアがディスマウントされているとき。
指定したストレージグループを構成するコピーセットの中に、コピー種別がOPCとECのコピーセットが存在するとき。
同期型バックアップの場合、ストレージグループの全てのコピーセット同期処理が等価性維持状態になっていないとき。
ハードウェアプロバイダの処理で何らかのエラーが発生したとき。
バックアップLUNのボリューム(パーティション)削除ができなかったとき。
バックアップLUNにシャドウコピーが存在する場合、シャドウコピーの削除ができなかったとき。
バックアップデータの整合性検証で異常が検出されたとき。
ライタメタデータドキュメント、バックアップコンポーネントドキュメントの保存に失敗したとき。
バックアップボリュームのドライブ文字の割り当てに失敗したとき。
-skipchkオプションを指定した場合
-skipchkオプションを使用してデータ整合性の検証を省略した場合、本コマンド終了後に手動でデータ整合性の検証を行ってください。データ整合性の検証方法については、以下の「サポート技術情報」(Microsoft Knowledge Base)を参照してください。「Exchange Server 2003 のデータ バックアップとボリューム シャドウ コピー サービス」(「スナップショットの整合性チェックの方法」)http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;822896
コマンドを強制終了した場合
本コマンドをタスクマネージャ、Ctrl-C等で強制終了させた場合、Exchangeライタがバックアップ処理中のままになってしまうことがあります。このような場合、本コマンドを再実行すると以下のようなエラーが出力され、バックアップを実行することができません。「swsrp4648 VSS処理でエラーが発生しました。処理フェーズ=[BACKUP] Creation of Shadow Copy Set、検出API=StartSnapshotSet、エラーコード=0x80042316」
この状態を復旧するためには、"Microsoft Exchange Information Store"サービスの再起動によって、Exchangeライタを初期化する必要があります。
なお、"Microsoft Exchange Information Store"サービスを再起動すると、Exchange Serverに接続しているクライアントが予期せぬ終了や接続の終了を起こす可能性があため、サービスの再起動を行う場合は、Exchangeの管理者と協議の上、実施してください。
次のコマンドの実行中は、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
複数コピーセット構成のストレージグループを処理している間にエラーが発生した場合は、本コマンドはその時点で処理を中断します。同期型バックアップを行っていた場合は、サスペンドされた同期処理はExchange VSS同期処理コマンド(swsrpvsssync_exchange start)で再開する必要があります。
VSSと連携してストレージグループのリストアを行います。
VSSと連携する際に、バックアップサーバに保存されているライタメタデータドキュメントおよびバックアップコンポーネントドキュメントが使用されます。
オプションにより以下の2つのリストア方式を選択できます。
バックアップボリュームからストレージグループを構成する全ファイル(*.edb、*.stm、*.log、*.chk)をリストアすることにより、ストレージグループをバックアップ時点へ復旧します。バックアップ後に作成されたデータは、リストア後のデータベースには反映されません。
バックアップボリュームからデータベースファイル(*.edb、*.stm)のみをリストアし、業務ボリューム上に存在するログファイルを使用してログ適用を行い、データベースを最新時点へ復旧します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swsrpvssrestore_exchange [-evs Virtual-Server-Name] (-point|-roll) -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
-point |
Point-in-Time方式のリストアを行います。 |
-roll |
ロールフォワード方式のリストアを行います。 |
-copygrp |
コピーセットグループ名を指定する。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのロールフォワードリストアを実行します。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\> C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvssrestore_exchange -evs VSVR -roll -sgname FirstStorageGroup -copygrp GRP1 swsrpvssrestore_exchange successfully completed C:\> |
次のような場合は、リストアを実行できません。
指定したストレージグループのデータベース情報がExchangeデータベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)で登録されていなかったとき。
指定したストレージグループのデータベース構成が変更されているとき。
コピーセット情報の取得に失敗したとき。
データベースボリュームとバックアップボリュームが、それぞれ、複製元ボリューム、複製先ボリュームとして登録されていなかったとき。
運用開始後に物理ボリューム情報(筐体識別子,OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)が変更されているとき。この場合は当該ボリュームに対する運用は継続できないため、いったん,当該ボリュームに対するレプリケーション運用を停止してから,複製ボリューム情報の削除と設定を行う。
EC/RECを使用してリストアを行う場合、リストア同期処理が等価性維持状態になっていなかったとき。
Exchangeサーバが複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
バックアップサーバとの通信に失敗したとき。
データベースが不整合状態であるとき。
ストアのディスマウントに失敗したとき。
ストアのマウントに失敗したとき。
rollオプションを指定した場合、ログファイルがデータベースファイル(*.edb、*.stm)と同一ボリューム上に存在しているとき。
rollオプションを指定した場合、ロールフォワードを行うために必要なトランザクションログがログファイルに存在しなかったとき。
バックアップ(複写元)ボリュームをロックできなかったとき。
複写元ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
業務ボリューム(複製元ボリューム)をロックできなかったとき。
複写先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
バックアップサーバ上にライタメタデータドキュメント、バックアップコンポーネントドキュメントが存在しないとき。
バックアップボリューム上にバックアップデータが存在しないとき。
次のコマンドを実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
ストレージグループのシャドウコピーを管理します。
バックアップサーバのVSSからシャドウコピー状態、ハードウェアプロバイダからアドバンスト・コピー実行状態を取得して表示します。
バックアップサーバのVSSからシャドウコピーを削除します。
シャドウコピーの削除では以下の処理が行われます。
バックアップサーバのライタメタデータドキュメントとバックアップコンポーネントドキュメントを削除します。
OPC物理コピーが実行されている場合は、ハードウェアプロバイダによってOPC物理コピーを停止します。なお、シャドウコピーを削除しても同期処理やQuickOPCの停止は行いません。
QuickOPC処理(物理コピーおよびトラッキング処理)を停止します。コピーセットグループのコピー種別がQOPCの場合だけ使用できます。
シャドウコピーが存在している場合に物理コピー中のQuickOPCを停止することはできません。物理コピー中のQuickOPCを停止する場合には、事前にシャドウコピーを削除しておく必要があります。なお、トラッキング中のQuickOPCはシャドウコピーの有無に関わらず停止できます。
指定方法
[シャドウコピーの状態表示を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm_exchange status [-evs Virtual-Server-Name] [-copy | -shadow] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] [シャドウコピーを削除する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm_exchange delete [-evs Virtual-Server-Name] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] [QuickOPCを停止する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm_exchange stopqopc [-evs Virtual-Server-Name] -sgname Storage-Group-Name [-copygrp Copyset-Group-Name] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-evs |
MSCS運用を行っている場合、Exchange仮想サーバ(EVS)の名前を指定します。 |
-shadow |
シャドウコピーの状態表示(status)で、シャドウコピーの状態のみを表示します。 |
-copy |
シャドウコピーの状態表示(status)で、アドバンスト・コピーの実行状態のみを表示します。 |
-copygrp |
コピーセットグループ名を指定する。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのシャドウコピーの状態表示を行います。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\> C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 [Shadow Copy Status] Original-Volume Replica-Volume Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID g1d1p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d11p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} g1d2p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d12p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} [AdvancedCopy Status] Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update QOPC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR snap 88% on ---- QOPC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR snap 83% on ---- C:\> |
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのシャドウコピーの状態表示を行います(-shadowオプションを指定した場合)。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -shadow -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Original-Volume Replica-Volume Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID g1d1p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d11p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} g1d2p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d12p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} C:\> |
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのシャドウコピーの状態表示を行います(-copyオプションを指定した場合)。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -copy -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update EC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR sync 88% ---- ---- EC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR sync 83% ---- ---- C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
Original-Volume |
複製元ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名("\\?\Volume{GUID}\" という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。 |
Replica-Volume |
複製先ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名("\\?\Volume{GUID}\" という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。シャドウコピーが存在しない場合は"----"が表示されます。 |
Latest-Creation-Time |
最新のシャドウコピーの作成時刻を表示します。 |
Snapshot-ID |
最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。 |
SnapshotSet-ID |
最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。 |
Type |
コピー種別を表示します。 OPC:OPC |
Group |
コピーセットグループ名を表示する。 |
Original-Disk |
複製元ディスク(LUN)名を表示します。 |
Replica-Disk |
複製先ディスク(LUN)名を表示します。 |
Status |
複製元ディスクから複製先ディスクへのアドバンスト・コピーの実行状態を表示します。 |
Execute |
コピー進行率をパーセントで表示します。 |
Trk |
トラッキング処理の有無を表示します。 on : トラッキング処理中 |
Update |
Status欄が"----"かつTrk欄が"on"の場合(トラッキング中かつ物理コピーが実施されていない場合)、前回の複製作成後の更新済みデータ量をパーセンテージで表示します。 物理コピー中またはトラッキング中でない場合は、"----"を表示します。 |
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのシャドウコピーを削除します。
C:\> C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange delete -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpshadowadm_exchange successfully completed C:\> |
MSCS運用のExchangeサーバ:VSVR上のストレージグループ:FirstStorageGroupのQuickOPCを停止します。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\> C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 [Shadow Copy Status] Original-Volume Replica-Volume Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID g1d1p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d11p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) ---- ---- ---- g1d2p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d12p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) ---- ---- ---- [AdvancedCopy Status] Type Group Original-Disk Replica-Disk Status Execute Trk Update QOPC BK1 g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- QOPC BK1 g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR ---- ---- ---- ---- C:\> |
次のような場合は、本コマンドは異常終了します。
バックアップサーバとの通信に失敗したとき。
コピーセット情報の取得に失敗したとき。
シャドウコピーの状態取得に失敗したとき(状態表示機能)。
アドバンスト・コピーの状態取得に失敗したとき(状態表示機能)。
シャドウコピーの削除に失敗したとき(削除機能)。
ライタメタデータドキュメント、バックアップコンポーネントドキュメントの削除に失敗したとき(削除機能)。
次のコマンドを実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
指定されたストレージグループの運用状況を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swsrpstat_exchange [-Xdevmap Device-Map-File ] -sgname Storage-Group-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-sgname |
ストレージグループ名を指定します。 |
-Xdevmap |
ストレージグループの配置ボリュームとバックアップボリュームの組を記述した、デバイスマップファイル名を指定します。デバイスマップファイル名は絶対パスで指定してください。 本オプションを省略した場合は、指定したストレージグループの全ての複製ボリュームに対する運用状況を表示します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
ストレージグループFirstStorageGroupの運用状況を表示します。業務ボリューム(ストレージグループ配置ボリューム)とバックアップボリュームの対応が記述された、デバイスマップファイルがK:\STG\DEV.mapであるとします。
C:\> C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpstat_exchange -Xdevmap K:\STG\DEV.map -sgname FirstStorgeGroup Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute EXCHG-SVR g1d1p1@EXCHG-SVR g1d11p1@BKUP-SVR regular equivalent 100% EXCHG-SVR g1d2p1@EXCHG-SVR g1d12p1@BKUP-SVR regular sync 83% C:\> |
表示される内容および注意事項は運用状況表示コマンド(swsrpstat)の章を参照してください。
実行状態("Status"欄に表示される状態)が以下の場合は必要に応じて対処を行って下さい。
Status表示
対処方法
failed
ハードウェアトラブルです。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、複製解除コマンドを用いて運用を停止してください。
halt
筐体間レプリケーション運用中のハードウェアトラブルです。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、複製解除コマンドを用いて運用を停止してください。
?????
コピー情報が取得できませんでした。再実行しても同様の結果になる場合はハードウェアトラブルです。ハードウェアトラブルの原因を取り除いた後、コマンドを再実行して下さい。
次のような場合は、運用状況を表示できません。
指定した複製元/複製先ボリュームが複製ボリュームとして設定されていないとき。
次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
シャドウコピーを管理します。
本コマンドはバックアップサーバ上で使用します。Exchangeサーバが停止している等の理由でバックアップサーバ上からシャドウコピーの内容確認やシャドウコピーの削除を行いたい場合に限って使用してください。通常のバックアップ運用では、本コマンドを使用する必要はありません。
バックアップサーバのVSSからシャドウコピー状態を取得して表示します。
バックアップサーバのVSSからシャドウコピーを削除します。
OPC物理コピーが実行されている場合は、ETERNUSプロバイダによってOPC物理コピーを停止します。
指定方法
[シャドウコピーの状態表示を行う場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm status [シャドウコピーを削除する場合] プログラムディレクトリ\bin\swsrpshadowadm delete (-id Snapshot-ID | -all) |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-id |
指定したスナップショットIDをもつシャドウコピーを削除します。 |
-all |
ETERNUSプロバイダによって作成されたシャドウコピーを全て削除します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
ストレージグループFirstStorageGroupのシャドウコピーの状態表示を行います。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm status Original-Volume Original-Machine Replica-Volume Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID \\?\Volume{XXXX}\ EXSVR-SV \\?\Volume{XXXX}\ 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} \\?\Volume{XXXX}\ EXSVR-SV \\?\Volume{XXXX}\ 2005/06/23 03:23 {XXXX} {XXXX} C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
Original-Volume |
複製元ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名("\\?\Volume{GUID}\" という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。 |
Original-Machine |
複製元ボリュームが存在するマシン名(コンピュータ名)を表示します。 |
Replica-Volume |
複製先ボリューム名を表示します。括弧内にはWindowsのボリューム名("\\?\Volume{GUID}\" という書式で表される一意のボリューム名)を表示します。 |
Latest-Creation-Time |
最新のシャドウコピーの作成時刻を表示します。 |
Snapshot-ID |
最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。 |
SnapshotSet-ID |
最新のシャドウコピーのシャドウコピーID(GUID)を表示します。 |
スナップショットID: {5928749d-60ea-11d7-ab2d-806d6172696f}をもつシャドウコピーを削除します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm delete -id {5928749d-60ea-11d7-ab2d-806d6172696f} swsrpshadowadm successfully completed C:\> |
次のような場合は、本コマンドは異常終了します。
シャドウコピーの状態取得に失敗したとき(状態表示機能)。
シャドウコピーの削除に失敗したとき(削除機能)。
処理対象のシャドウコピーが存在しないとき(削除機能)。
複数ボリューム構成のストレージグループの処理中にエラーが発生した場合、本コマンドはその時点で処理を中断します。エラーが発生するまでに開始された同期処理は停止されません。ストレージグループの同期処理開始を再実行するためには、エラーへの対処を行った後、本コマンドを再実行してください。
本コマンドでは、バックアップボリュームにアクセスしているプロセスを保護するために、バックアップボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてから複製開始を実行します。そのために、バックアップボリュームのロックを実行します。バックアップボリュームのロックができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバからバックアップボリュームが使用されている場合、レプリケーション運用の管理者の責任においてバックアップボリュームを共有設定の解除等によりアクセス禁止状態にしてください。
次のコマンドの実行中は、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
Exchange2003 データベース情報登録コマンド(swsrpdbinfo_ex2k3)
ETERNUSプロバイダの登録/削除を行います。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\eternus_provider install | uninstall |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
install |
ETERNUSプロバイダをVSSに登録します。 |
uninstall |
ETERNUSプロバイダをVSSから削除します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
ETERNUSプロバイダをVSSに登録します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\eternus_provider install eternus_provider install successfully completed. C:\> |
ETERNUSプロバイダをVSSから削除します。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\eternus_provider uninstall eternus_provider uninstall successfully completed. C:\> |
「MS DTC サービス」が起動していない場合、当該コマンドはエラー終了します。「MS DTC サービス」が起動していることを確認し、コマンドを実行してください。
クラスタ運用の場合、「MS DTC サービス」を起動するリソースがクラスタシステムに登録されている必要があります。クラスタアドミニストレータで「分散トランザクションコーディネータ」のリソースが登録されているか確認してください。登録されていない場合は、クォーラムディスクが属しているクラスタサービスに「分散トランザクションコーディネータ」のリソースを作成し、オンラインにしてください。
業務ディスクとバックアップディスクのコピーセット情報の登録/削除/照会を行います。
指定方法
[登録] プログラムディレクトリ\bin\eternus_copyset -set -o dev-name@server-name -t dev-name@serever-name -c OPC | EC | QOPC [-g group-name] [削除] プログラムディレクトリ\bin\eternus_copyset -del -o dev-name@server-name [-t dev-name@serever-name] [照会] プログラムディレクトリ\bin\eternus_copyset -disp serever-name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-set |
コピーセット情報を登録します。 |
-del |
コピーセット情報を削除します。 |
-disp |
コピーセット情報を表示します。 |
-o |
コピー元情報(業務ディスク、業務サーバ) |
-t |
コピー先情報(バックアップディスク、バックアップサーバ) 削除(-delオプション)の場合、複数世代の運用では必須。 |
-c |
コピー種別 OPC:OPC EC:EC QOPC:QuickOPC |
-g |
グループ名 複数世代運用の場合は必須。未指定(1世代運用)の場合は、“BkupGroup"(デフォルト)になります。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
dev-name |
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイス名の"gXdY"を指定します。 |
server-name |
AdvancedCopy Managerに登録しているStorageサーバのサーバ名を指定します。 |
group-name |
グループ名を指定します。 コピー元情報(業務ディスク、業務サーバ)の中でユニークでなければなりません。 10文字以下の半角英数字、_(アンダスコア)で指定します。 大文字、小文字は区別しません。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
コピーセット情報を登録します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_copyset -set -o g1d87@server1 -t g1d27@bkupsrv1 -c QOPC -g Daily_1 eternus_copyset set successfully completed. C:\> |
コピーセット情報を削除します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_copyset -del -o g1d87@server1 -t g1d27@bkupsrv1 eternus_copyset delete successfully completed. C:\> |
コピーセット情報を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_copyset -disp server1 Type Group-Name Original-Disk Target-Disk QOPC Daily_1 g1d87@server1 g1d27@bkupsrv1 QOPC Daily_2 g1d87@server1 g1d28@bkupsrv1 QOPC Daily_1 g1d88@server1 g1d29@bkupsrv1 QOPC Daily_2 g1d88@server1 g1d30@bkupsrv1 C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
Type |
コピー種別を表示します。 |
Group-Name |
グループ名を表示します。 |
Original-Disk |
業務ディスクを表示します。 |
Target-Disk |
バックアップディスクを表示します。 |
登録、削除を行う場合は、Storage管理サーバ、業務サーバ、バックアップサーバでAdvancedCopy Managerが動作している必要があります。
削除処理を実行するときに、削除対象セットのセッションがある場合は、コピーセット情報の削除はできません。
コピー種別は、コピー元情報単位です。
複数のLUNでストレージグループを構成している場合、グループ名の整合性は運用で実施します。
Exchange VSSバックアップ実行コマンドを実行中の場合は、本コマンドを実行することはできません。
コピー先ディスクの物理ディスク番号とOLU番号を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\eternus_getolu |
オプションの説明
オプションはありません。
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
コピー先ディスクの物理ディスク番号とOLU番号を表示します。(g1d20@H200-S2の物理ディスク番号は3、OLU番号は20になります。)
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_getolu PhysicalDrive = 3, OLU = 20, Target=g1d20@H200-S2 PhysicalDrive = 4, OLU = 21, Target=g1d21@H200-S2 PhysicalDrive = 5, OLU = 22, Target=g1d22@H200-S2 PhysicalDrive = 6, OLU = 23, Target=g1d23@H200-S2 C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
PhysicalDrive |
物理ディスク番号 |
OLU |
OLU番号 |
Target |
コピー先情報(バックアップディスク、バックアップサーバ) |
本コマンドはバックアップサーバでのみ実行できます。
コピーセット情報として登録されていないディスクの情報は出力されません。
Exchange VSSバックアップ実行コマンドを実行中の場合は、本コマンドを実行することはできません。
デバイスインスタンスIDを表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\eternus_getins |
オプションの説明
オプションはありません。
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
デバイスインスタンスIDを表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_getins MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330000: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330001: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330002: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330003: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330004: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330005: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330006: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device MPIO\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\1&7F6AC24&0&4538393053323041232323232020202020203641303030323330333033330007: FUJITSU E8000 Multi-Path Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&000 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&001 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&002 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&003 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&004 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&005 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&006 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&1768284A&0&007 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&000 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&001 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&002 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&003 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&004 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&005 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&006 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_E8000&REV_0000\4&33083241&0&007 : FUJITSU E8000 SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_MAN3184MC&REV_5207\4&86DF7E1&0&000: FUJITSU MAN3184MC SCSI Disk Device SCSI\DISK&VEN_FUJITSU&PROD_MAN3184MC&REV_5207\4&86DF7E1&0&010: FUJITSU MAN3184MC SCSI Disk Device 26 matching device(s) found. C:\> |
デバイスインスタンスIDに"FUJITSU"の文字列が含まれている情報のみ出力されます。
コピーセット情報として登録していないデバイスの情報も出力されます。
物理ディスク番号などは出力されません。
Exchange VSSバックアップ実行コマンドを実行中の場合は、本コマンドを実行することはできません。
OPC/EC/QuickOPCの状況を表示します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\ eternus_query server-name |
オプションの説明
オプションはありません。
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
server-name |
AdvancedCopy Managerに登録しているStorageサーバのサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
OPCの状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_query server1 Type Group-Name Original-Disk Target-Disk Status Execute Trk Update OPC Daily_1 g1d87@server1 g1d27@bkupsrv1 snap 95% off ---- OPC Daily_1 g1d88@server1 g1d28@bkupsrv1 ---- ---- --- ---- C:\> |
ECの状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_query server1 Type Group-Name Original-Disk Target-Disk Status Execute Trk Update REC Daily_1 g1d87@server1 g1d27@bkupsrv1 sync 95% --- ---- REC Daily_1 g1d88@server1 g1d28@bkupsrv1 equivalent 100% --- ---- C:\> |
QuickOPCの状況を表示します。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_query server1 Type Group-Name Original-Disk Target-Disk Status Execute Trk Update QOPC Daily_1 g1d87@server1 g1d27@bkupsrv1 sync 95% on ---- QOPC Daily_2 g1d87@server1 g1d31@bkupsrv1 ---- ---- on 12% QOPC Daily_1 g1d88@server1 g1d28@bkupsrv1 sync 90% on ---- QOPC Daily_2 g1d88@server1 g1d32@bkupsrv1 ---- ---- on 5% C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
Type |
コピー種別を表示します。 |
Group-Name |
グループ名を表示します。 |
Original-Disk |
コピー元情報(業務ディスク、業務サーバ)を表示します。 |
Target-Disk |
コピー先情報(バックアップディスク、バックアップサーバ)を表示します。 |
Status |
複製元ディスクから複製先ディスクへのアドバンスト・コピーの実行状態を表示します。 ---- : コピー未実施である。 sync : 全面コピーまたは差分コピー中である。 equivalent : 等価性維持状態である。 suspend : サスペンド状態である。 failed : エラーサスペンド状態である。 halt(sync):RECのハードサスペンド状態である(RECの全面コピー中または差分コピー中に発生)。 halt(equivalent):RECのハードサスペンド状態である(RECの等価性維持状態中に発生)。 halt:ハードサスペンド状態である。 snap : スナップショット処理中である。 ????? :コピー状況の取得に失敗した。 |
Execute |
OPC/EC/QuickOPCのコピー進捗状況を表示します。 コピー中(syncまたはsnap)でない場合、“----"を表示します。 等価性維持状態(equivalent)の場合は、“100%"を表示します。 |
Trk |
トラッキング処理の有無を表示します。 on:トラッキング処理中である。 off:トラッキング処理中でない。 ---:スナップショット処理を行っていない。 |
Update |
Status欄が“----”かつTrk欄が“on”の場合(トラッキング中かつ物理コピーが実施されていない場合)、前回の複製作成後の更新済みデータ量をパーセンテージで表します。 物理コピー中またはトラッキング中でない場合は、“----”で表示します。 |
本コマンドで状況照会できるデバイスは、プロバイダ管理ファイルに登録されているデバイスです。
本コマンドは業務サーバ、バックアップサーバの両方で実行できます。
Exchange VSSバックアップ実行コマンドを実行中の場合は、本コマンドを実行することはできません。
OPC/EC/QuickOPCを停止します。またECを一時停止します。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\eternus_stopcopy -o dev-name@server-name -t dev-name@server-name stop|suspend [-f] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-o |
コピー元情報(業務ディスク、業務サーバ)を指定します。 |
-t |
コピー先情報(業務ディスク、業務サーバ)を指定します。 |
stop |
OPC/EC/QuickOPCを停止します。 |
suspend |
ECを一時停止します。 |
-f |
強制停止/強制一時停止を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
dev-name |
AdvancedCopy Managerで管理しているデバイス名のgXdYを指定します。 |
server-name |
AdvancedCopy Managerに登録しているStorageサーバのサーバ名を指定します。 |
終了ステータス
= 0 : 正常終了
> 0 : 異常終了
実行例
C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\eternus_stopcopy -o g1d87@server1 -t g1d27@bkupsrv1 stop eternus_stopcopy successfully completed. C:\> |
本コマンドで停止または一時停止できるデバイスは、プロバイダ管理ファイルに登録されているデバイスです。
本コマンドは業務サーバ、バックアップサーバの両方で実行できます。
本コマンドは障害発生時に使用してください。
Exchange VSSバックアップ実行コマンドを実行中の場合は、本コマンドを実行することはできません。
SQL Serverデータベースのバックアップ、リストアを実施するコマンドについて説明します。SQL Server連携コマンドは、Administratorsグループに属しているユーザーで実行する必要があります。
バックアップ管理機能、レプリケーション管理機能で使用するコマンドが異なります。バックアップ管理機能を使用する場合は、『11.6.1 バックアップ管理機能のコマンド』を参照してください。レプリケーション管理機能を使用する場合は、『11.6.2 レプリケーション管理機能のコマンド』を参照してください。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
swstbackup_sqlsvr
EC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
swstrestore_sqlsvr
−
swsrpbackup_sql
サーバ内レプリケーションかつEC運用の場合は、Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
サーバ間レプリケーションの場合は通信先Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない(-mオプション、-tオプションを指定する場合を除く)。swsrprestore_sql
−
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
swstbackup_sqlsvr
必要
業務稼動ノード
−
swstrestore_sqlsvr
必要
業務稼動ノード
−
swsrpbackup_sql
必要
業務稼動ノード
−
swsrprestore_sql
必要
業務稼動ノード
−
SQL Serverコマンドでは、SnapOPC機能をサポートしません。
バックアップ管理機能によるSQL Serverのバックアップ運用ではswstbackup_sqlsvrとswstrestore_sqlsvrを使用します。
SQL Server 2000のデータベースバックアップを行います。本コマンドは、SQL Server 2000と連携して、バックアップ実行コマンド(swstbackup)を実行することによって、対象データベースボリュームのデータをバックアップボリュームにコピーします。
同期処理開始コマンド(swststartsync)によって前もってバックアップ同期処理を行い、Suspend/Resume機能を使用して同期型高速バックアップを行う場合は、サスペンド指定でバックアップを実行し、バックアップ同期処理を一時停止します。
データベースのバックアップ履歴情報はSQL Server 2000のmsdbに記録されます。データベースボリュームのバックアップ履歴情報はAdvancedCopy Managerのバックアップ管理簿に記録されます。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstbackup_sqlsvr [-Xserver Server-Name] [-Xinstance Instance-Name] [-Xdevmap Device-Map-File] [-suspend|-T] DB-Name-1 DB-Name-2…DB-Name-i |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-Xserver |
MSCS運用の場合、接続するSQL Serverの仮想サーバ名を指定します。MSCS運用でない場合は、本オプションを指定する必要はありません。 |
-Xinstance |
接続インスタンスを指定します。オペランドにはインスタンス名を指定します。このオプションを指定しない場合は、既定のインスタンスに接続します。 |
-Xdevmap |
出力先バックアップボリュームを指定してバックアップを行うことを指定します。オペランドには、データベースボリュームと出力先バックアップボリュームの組を記述した、デバイスマップファイル名を指定します。このオプションを指定しない場合は、出力先バックアップボリュームは自動的に選択されます。デバイスマップファイル名は絶対パスで指定してください。 |
-suspend |
Suspend/Resume機能を使用して同期型高速バックアップを行うことを指定します。 |
-T |
差分スナップショット型高速バックアップを行うことを指定します。 同期処理が行われている場合は本オプションを指定することはできません。 本オプションは筐体内コピー、かつ、ディスクアレイ装置がQuickOPC機能をサポートしている場合のみ有効です。 本オプションを指定しないスナップショット型高速バックアップの場合、従来のスナップショット処理(従来のOPC)が起動されます。差分スナップショットを利用したバックアップ運用を行う場合は常に本オプションを指定する必要があります。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DB-Name-1…DB-Name-i (i=1,2,...,64) |
データベース名を指定します。複数のデータベースを指定する場合はデータベース名を半角空白またはタブ文字で区切って指定してください。65個以上のデータベース名を指定することはできません。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
仮想サーバVSERVER配下のデータベースDB01、DB02、DB03をバックアップします(AdvancedCopy Manager論理ノード名がnodeAGTであるとします)。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstbackup_sqlsvr -Xserver VSERVER DB01 DB02 DB03 DB01 DB02 DB03 swstbackup_sqlsvr completed C:\> |
デバイスマップファイル(G:\STGADM\devmap.txt)で出力先バックアップボリュームを指定して、データベース(DB01、DB02、DB03)をバックアップします。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstbackup_sqlsvr -Xserver VSERVER -Xdevmap G:\STGADM\DEV.map DB01 DB02 DB03 DB01 DB02 DB03 swstbackup_sqlsvr completed C:\> |
本コマンドは、バックアップ実行コマンド(swstbackup)を使用してデータベースファイルが配置されたデータベースボリュームのバックアップを実施します。バックアップ実行コマンドでは、前処理によってデータベースボリュームをロックし、バックアップを実行した後に、後処理によってデータベースボリュームのロック解除を行います。SQL Serverのデータベースファイルが配置されている業務ボリュームは、SQL Serverが使用しているため、ロックを行うことができません。したがって、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルを作成して、SQL Serverのデータベースファイルが配置されている業務ボリュームに対しては、ロックを行わず、ファイルシステムバッファのフラッシュのみを実施するように設定してください。設定方法については、本マニュアルの『バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルの作成』を参考にしてください。
次のような場合、バックアップを行うことはできません。
指定したデータベースが存在しなかったとき(仮想サーバやインスタンスが存在しなかった場合も含みます)。
複数のデータベースを指定した場合、指定したデータベースの全てが同一インスタンス配下のデータベースではなかったとき(-Xinstanceオプションを使用しなかった場合は、既定のインスタンスに対して処理を行います。-Xinstanceオプションを使用した場合はオペランドに指定した名前付きインスタンスに対して処理を行います)。
指定されたデータベースが配置されたボリュームが業務ボリュームに登録されていないとき。
バックアップ対象データベースボリュームにバックアップポリシーが設定されていないとき。
1世代前に実行したバックアップが失敗していたとき。
世代溢れになるバックアップ履歴情報を用いてリストアが実行されているとき。
コピー先とする未使用バックアップボリュームが取得できなかったとき。
コピー先とするバックアップボリュームにドライブレターが割り当てられているとき。
同期処理開始コマンド(swststartsync)によって前もってバックアップ同期処理を実施している場合に、データベースボリュームとバックアップボリューム間の同期処理が等価性維持状態になっていなかったとき。
運用開始後にボリュームの物理情報(媒体識別子,OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)が変更されているとき。
データベースボリュームがSDXオブジェクト(SafeDISK)の場合、そのSDXオブジェクトの状態が以下の状態でないとき。
ミラーボリュームがACTIVE、STOPのいずれか。
ミラースライスの状態がACTIVE、STOPのいずれか。
SDXディスクの状態がENABLEである。
65個以上のデータベースを指定したとき。
バックアップボリュームをロックできなかったとき。
バックアップ用バックアップボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
次のような場合,出力先バックアップボリュームを指定してバックアップを実行することはできません。
デバイスマップファイルで指定されたバックアップボリュームが対となるデータベースボリュームのバックアップボリュームとして使用可能でないとき。すなわち、以下の条件のいずれかが満足されないとき。
指定されたバックアップボリュームは未使用状態である。
データベースボリュームとバックアップボリュームのパーティションサイズは同一である。
デバイスマップファイルの対象データベースボリュームに関する記述に誤りがあるとき。
スナップショット処理の実行中に本コマンドを実行した場合は、実行中のコピーを停止し、新たにスナップショット処理を起動します。
本コマンドは、オペランドの指定により、複数のデータベースを同時にバックアップする機能を提供しています。1つのボリューム上に複数のデータベースが存在している場合のような、複数データベースの物理ファイルがボリューム上に混在して存在している場合は、本機能を使用してボリューム上に存在する全てのデータベースのバックアップを実施してください。
本コマンドを使用すると、バックアップ処理が完了するまで、オペランドに指定した全てのデータベースが凍結されます。そのため、データベースファイルが存在するボリュームがデータベースごとに独立している場合は、凍結時間をなるべく短くするために、データベースごとのバックアップを複数回行うようにしてください。
SDXオブジェクト(SafeDISK)をバックアップボリュームとするアドバンスト・コピーは現在のところサポートされていません。したがって、SDXオブジェクトのデータベースボリュームから非SDXオブジェクトのバックアップボリュームへのアドバンスト・コピーのみが利用可能です。
SDXオブジェクトへデータをリストアする際は以下の方法で実施してください。
COPYコマンドでデータのコピーを行ってください。
バックアップ実行時のデータベースボリュームのデータ整合性処理はSQL Server 2000によって行われるため、通常のファイルシステムボリュームのような前後処理(ボリュームロック・ロック解除)は実行されません。
本コマンドが複数ボリューム構成のデータベースを処理している間にエラーが発生した場合、処理を中断します。同期処理によるバックアップを行っていた場合は、停止された同期処理は同期処理開始コマンド(swststartsync)で再開してください。
本コマンドが複数ボリューム構成のデータベースをバックアップ実行コマンド(swstbackup)によって処理している間にエラーが発生すると、AdvancedCopy Managerのバックアップ履歴情報が不揃いになる可能性があります。そのような不整合状態を解消するには、履歴情報削除コマンド(swsthistdel)を使用して不要な履歴情報を削除してください。
バックアップを実行する前に、既にバックアップポリシー設定コマンドで設定した保存世代数を満たすバックアップ履歴情報が存在する場合、バックアップ実行時にそのバックアップ履歴情報の中から一番古い情報を自動的に削除し、バックアップボリュームは空き状態になります。ただし、サスペンド指定バックアップの履歴情報の場合、バックアップボリュームとのサスペンド状態は解除されず、バックアップボリュームは使用中のままになります。
バックアップを実行する業務ボリュームと別の業務ボリュームとサスペンド中のバックアップボリュームを、デバイスマップファイルでバックアップ先として指定することはできません。
次のコマンドが実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
Storageサーバ構成情報設定コマンド(swstsvrset)
デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)
資源整合コマンド(swstsrsemtch)
資源バックアップコマンド(swstresback)
資源リストアコマンド(swstresrst)
スナップショット型バックアップを実施する場合、本コマンドでは、バックアップボリュームにアクセスしているプロセスを保護するために、バックアップボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてからバックアップを実行します。そのために、バックアップボリュームのロックを実行します。バックアップボリュームのロックができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバからバックアップボリュームが使用されている場合、レプリケーション運用の管理者の責任においてバックアップボリュームを共有設定の解除等によりアクセス禁止状態にしてください。
SQL Server 2000のデータベースリストアを実行します。リストア実行コマンド(swstrestore)を使ってデータベースファイルの復元を実施した後、本コマンドを投入してください。本コマンドは、復元したデータベースファイルよりデータベースの再作成を実施します。リカバリを実施する場合は、本コマンドを実行後、Enterprise ManagerまたはTransact-SQLを使用してログを適用してください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swstrestore_sqlsvr [-Xserver Server-Name] [-Xinstance Instance-Name] [-Xnolog] -Xmeta Meta-File-Name DB-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-Xserver |
MSCS運用の場合、接続するSQL Serverの仮想サーバ名を指定します。MSCS運用でない場合は、本オプションを指定する必要はありません。 |
-Xinstance |
接続インスタンスを指定します。オペランドにはインスタンス名を指定します。このオプションを指定しない場合は、規定のインスタンスに接続します。 |
-Xnolog |
ログの適用をせず、バックアップ時点までDBを復元することを指定します。このオプションを指定しない場合、DBはバックアップ時点までリストアされますが、ログの適用を完了するまで使用することはできません。ログの適用はEnterprise ManagerまたはTransact-SQLを使用して実施してください。 |
-Xmeta |
メタデータファイル名を指定します。絶対パスで指定してください。メタデータファイルは、ファイル識別番号(FILE_ID)1のファイルと同一のフォルダに「”DB名”.swst-dmp」という名前で保存されています。データベースファイルのファイル識別番号を確認するためには、Transact-SQL文「USE データベース名 EXEC SP_HELPFILE」を使用してください。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DB-Name |
データベース名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
データベース(DB01)をリストアします。既にswstrestoreによるファイル復元は完了しており、メタデータファイルがD:\SQLSVR\DB01.swst-dmpに存在するとします。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32\AdvancedCopyManager\bin\swstrestore_sqlsvr -Xserver VSERVER -Xmeta D:\SQLSVR\DB01.swst-dmp DB01 DB01 swstrestore_sqlsvr completed C:\> |
次のような場合は、リストアを実行できません。
指定した仮想サーバやインスタンスが存在しなかったとき。
ログ適用の有無によって以下の2種類の復旧方式を選択できます。
バックアップ時点への復旧(バックアップデータ復旧のみ)
最新時点・特定時点への復旧(バックアップデータ復旧後ログ適用)
レプリケーション管理機能によるSQL Serverのバックアップ運用ではswsrpbackup_sqlとswsrprestore_sqlを使用します。
SQL Server 2000のデータベースバックアップを行います。本コマンドは、SQL Server 2000と連携して、複製作成(swsrpmake)を実行することによって対象データベースボリュームのデータをバックアップボリュームにコピーします。データベースのバックアップ履歴情報はSQL Server 2000のmsdbに記録されます。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swsrpbackup_sql [-Xserver Server-Name] [-Xinstance Instance-Name] -Xdevmap Device-Map-File [-m] [-t] [-T] DB-Name-1 DB-Name-2…DB-Name-i |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-Xserver |
MSCS運用の場合、接続するSQL Serverの仮想サーバ名を指定します。MSCS運用の場合は、本オプションを指定する必要はありません。 |
-Xinstance |
接続インスタンスを指定します。オペランドにはインスタンス名を指定します。このオプションを指定しない場合は、既定のインスタンスに接続します。 |
-Xdevmap |
オペランドには、データベースボリュームとバックアップボリュームの組を記述した、デバイスマップファイル名を指定します。デバイスマップファイル名は絶対パスで指定してください。 |
-m |
バックアップサーバ運用(サーバ間レプリケーション)の場合、バックアップサーバ(非操作サーバ)との通信処理を行わないことを指定します。本オプションを指定した場合、バックアップボリュームに対するボリューム状態確認処理、前後処理は行われません。 本オプションは、バックアップサーバ運用時のみ有効です。 |
-t |
バックアップボリューム(コピー先ボリューム)への前後処理を実行しないことを指定します。 複写先ボリュームの前後処理をAdvancedCopy Managerでは実施せず、独自の前後処理をAdvancedCopy Managerコマンドの前後に組み込む場合に限り、本オプションを使用してください。 |
-T |
差分スナップショット処理を起動することを指定します。 同期処理が行われている場合は本オプションを指定することはできません。 本オプションは筐体内レプリケーション、かつ、ディスクアレイ装置がQuickOPC機能をサポートしている場合のみ有効です。 本オプションを指定しないスナップショット型レプリケーションの場合、通常のスナップショット処理(QuickOPC機能を利用しないOPC)が起動されます。差分スナップショットを利用したレプリケーション運用を行う場合は常に本オプションを指定する必要があります。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DB-Name-1…DB-Name-i (i=1,2,...,64) |
データベース名を指定します。複数のデータベースを指定する場合はデータベース名を半角空白またはタブ文字で区切って指定してください。65個以上のデータベース名を指定することはできません。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
仮想サーバVSERVER配下のデータベースDB01、DB02、DB03をバックアップします(AdvancedCopy Manager論理ノード名がnodeAGT、デバイスマップファイルがG:\STG\devmap.txtであるとします)。
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpbackup_sql -Xserver VSERVER -Xdevmap G:\STGADM\devmap.txt DB01 DB02 DB03 DB01 DB02 DB03 swsrpbackup_sql completed C:\> |
次のような場合は、バックアップを実行できません。
指定したデータベースが存在しなかったとき(仮想サーバやインスタンスが存在しなかった場合も含みます)。
複数のデータベースを指定した場合、指定したデータベースの全てが同一インスタンス配下のデータベースではなかったとき(-Xinstanceオプションを使用しなかった場合は、既定のインスタンスに対して処理を行います。-Xinstanceオプションを使用した場合はオペランドに指定した名前付きインスタンスに対して処理を行います)。
指定したデバイスマップファイルが存在しなかったとき。
デバイスマップファイルの記述が誤っていたとき(9.4.1.3 を参照)。
デバイスマップファイルに記述されたデータベースボリュームとバックアップボリュームが、それぞれ、複製元ボリューム、複製先ボリュームとして登録されていなかったとき。
デバイスマップファイルに記述されたデータベースボリュームとバックアップボリュームの同期処理が等価性維持状態になっていなかったとき。
運用開始後に物理ボリューム情報(媒体識別子,OLU、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)が変更されているとき。
バックアップボリュームが複数マウントポイントを持っているとき(Windows 2000/Windows 2003のみ)。
データベースボリュームがWindows上のSDXオブジェクト(SafeDISK)の場合、そのSDXオブジェクトの状態が以下の状態でないとき。
ミラーボリュームがACTIVE、STOPのいずれか。
ミラースライスの状態がACTIVE、STOPのいずれか。
SDXディスクの状態がENABLEである。
全てのバックアップボリュームがデータベースサーバのボリュームの場合にmオプションが指定されたとき。
バックアップサーバ運用(サーバ間レプリケーション)の場合、コマンドを実行したStorageサーバが対応する複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。
バックアップサーバ運用(サーバ間レプリケーション)の場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。
65個以上のデータベースを指定したとき。
バックアップボリューム(複製先ボリューム)をロックできなかったとき。
複写先ボリュームロック動作指定ファイルの内容が不当なとき。
実行するバックアップが以下のいずれかに該当する場合は、コマンド実行前にバックアップボリュームのドライブ文字を外すか、アンマウント状態にしてください。
異なるOS間でコピーを行う場合
データベースボリュームとバックアップボリュームのサイズが異なる場合
ドライブ文字解除状態、または、アンマウント状態にしないと、バックアップ時に、バックアップボリュームの後処理がエラーとなります。
スナップショット処理の実行中に本コマンドを実行した場合は、実行中のコピーを停止し、新たにスナップショット処理を起動します。
本コマンドは、オペランドの指定により、複数のデータベースを同時にバックアップする機能を提供しています。1つのボリューム上に複数のデータベースが存在している場合のような、複数データベースの物理ファイルがボリューム上に混在して存在している場合は、本機能を使用してボリューム上に存在する全てのデータベースのバックアップを実施してください。
本コマンドを使用すると、バックアップ処理が完了するまで、オペランドに指定した全てのデータベースが凍結されます。そのため、データベースファイルが存在するボリュームがデータベースごとに分かれている場合は、凍結時間をなるべく短くするために、データベースごとのバックアップを複数回行うようにしてください。
SDXオブジェクト(SafeDISK)をバックアップボリュームとするアドバンスト・コピーは現在のところサポートされていません。したがって、SDXオブジェクトのデータベースボリュームから非SDXオブジェクトのバックアップボリュームへのアドバンスト・コピーのみが利用可能です。
SDXオブジェクトへデータをリストアする際は以下の方法で実施してください。
COPYコマンドでデータのコピーを行ってください。
バックアップ実行時のデータベースボリュームのデータ整合性処理はSQL Server 2000によって行われるため、通常のファイルシステムボリュームのような前後処理(ボリュームロック・ロック解除)は実行されません。
本コマンドが複数ボリューム構成のデータベースを処理している間にエラーが発生した場合、処理を中断します。同期処理によるバックアップを行っていた場合は、中断された同期処理は複製開始コマンド(swsrpstartsync)で再開してください。
スナップショット型バックアップを実施する場合、本コマンドでは、バックアップボリュームにアクセスしているプロセスを保護するために、バックアップボリュームを他のプロセスからアクセスできない状態にしてからバックアップを実行します。そのために、バックアップボリュームのロックを実行します。バックアップボリュームのロックができない以下のような場合は、本コマンドはエラーで終了します。
マウントポイントの配下にさらに他のボリュームをマウントするディレクトリがある場合。
ボリューム内に使用中のファイルがある。また、本コマンドを投入するサーバ以外のサーバからバックアップボリュームが使用されている場合、レプリケーション運用の管理者の責任においてバックアップボリュームを共有設定の解除等によりアクセス禁止状態にしてください。
次のコマンドを実行しているときは、本コマンドを実行することができません。
複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)
複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)
資源整合コマンド(swsrprecoverres)
SQL Server 2000のデータベースリストアを実行します。複製作成コマンド(swsrpmake)を使ってデータベースファイルの復元を実施した後、本コマンドを投入してください。本コマンドは、復元したデータベースファイルよりデータベースの再作成を実施します。リカバリを実施する場合は、本コマンドを実行後、Enterprise ManagerまたはTransact-SQLを使用してログを適用してください。
指定方法
プログラムディレクトリ\bin\swsrprestore_sql [-Xserver Server-Name] [-Xinstance Instance-Name] [-Xnolog] -Xmeta Meta-File-Name DB-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
-Xserver |
MSCS運用の場合、接続するSQL Serverの仮想サーバ名を指定します。MSCS運用でない場合は、本オプションを指定する必要はありません。 |
-Xinstance |
接続インスタンスを指定します。オペランドにはインスタンス名を指定します。このオプションを指定しない場合は、規定のインスタンスに接続します。 |
-Xnolog |
ログの適用をせず、バックアップ時点までDBを復元することを指定します。このオプションを指定しない場合、DBはバックアップ時点までリストアされますが、ログの適用を完了するまで使用することはできません。ログの適用はEnterprise ManagerまたはTransact-SQLを使用して実施してください。 |
-Xmeta |
メタデータファイル名を指定します。絶対パスで指定してください。メタデータファイルは、ファイル識別番号(FILE_ID)1のファイルと同一のフォルダに「”DB名”.swsrp-dmp」という名前で保存されています。データベースファイルのファイル識別番号を確認するためには、Transact-SQL文「USE データベース名 EXEC SP_HELPFILE」を使用してください。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
DB-Name |
データベース名を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
データベース(DB01)のバックアップデータをリストアします。既にswsrpmakeによるファイル復元は完了しており、メタデータファイルがD:\SQLSVR\DB01.swsrp-dmpに存在するとします。
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrprestore_sql -Xserver VSERVER -Xmeta D:\SQLSVR\DB01.swsrp-dmp DB01 DB01 swsrprestore_sql completed C:\> |
次のような場合は、リストアを実行できません。
指定した仮想サーバやインスタンスが存在しなかったとき。
ログ適用の有無によって以下の2種類の復旧方式を選択できます。
バックアップ時点への復旧(バックアップデータ復旧のみ)
最新時点・特定時点への復旧(バックアップデータ復旧後ログ適用)
SnapOPCを実施するコマンドについて説明します。
コマンド実行時の動作環境
コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表の通りです。
コマンド名
AdvancedCopy Managerの動作環境
swstestupdate
−
クラスタ運用の場合
クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。
必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。環境変数の設定方法は以下の通りです。
set SWSTGNODE=論理ノード名コマンドを実行します。
クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。
コマンド
環境変数の要否
コマンド実行ノード
備考
swstestupdate
必要
業務稼動ノード
−
擬似SnapOPCセッション設定機能を使って、SnapOPCディスクの物理容量を測定します。
指定方法
[更新量の測定を開始する場合(擬似SnapOPCセッションを設定)] プログラムディレクトリ\bin\swstestupdate start Volume-Name [更新量を参照する場合(擬似SnapOPCセッションの状態を表示)] プログラムディレクトリ\bin\swstestupdate status Volume-Name [更新量の測定を終了する場合(擬似SnapOPCセッションを解除)] プログラムディレクトリ\bin\swstestupdate stop Volume-Name |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
Volume-Name |
ボリューム名を指定します。 SnapOPC運用で使用する複製元ボリュームを指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
g1d1p1の更新量を測定する。
(擬似SnapOPCを開始して測定を開始する) C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstestupdate start g1d1p1 g1d1p1 swstestupdate completed (測定1回目) C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstestupdate status g1d1p1 Volume-Name Update g1d1p1 644333 (測定2回目) C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstestupdate status g1d1p1 Volume-Name Update g1d1p1 1045000 (擬似SnapOPCを解除して測定を終了する) C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swstestupdate stop g1d1p1 g1d1p1 swstestupdate completed C:\> |
表示する内容は、次に示す通りです。
タイトル |
説明 |
---|---|
Volume-Name |
ボリューム名を表示します。 |
Update |
測定開始後の更新済みデータ量をブロック数で表します(1ブロック=512バイト)。 擬似SnapOPCセッションが存在しない場合は“----"を表示します。 擬似SnapOPCセッションがエラーサスペンド状態になった場合は“failed"を表示します。 |
次のような場合は、リストアを実行できません。
指定したボリュームが存在しないとき。
ディスクアレイ装置がSnapOPC機能をサポートしていないとき。
擬似セッションがすでに設定されているとき(start時)。
擬似セッションが存在しないとき(stop時)。
目次
索引
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