ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.0 -Microsoft(R) Windows(R) 2000- -Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003- |
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本章ではAdvancedCopy Managerの概要について説明しています。
本製品は、オープン系システムのストレージ管理を実現する製品であり、以下のソリューションを持った製品です。
富士通ストレージシステム ETERNUSのハードウェア機能【アドバンスト・コピー機能(OPC/EC)】を利用して、データを高速にバックアップします。アドバンスト・コピー機能はデータ容量に依存しない高速のデータコピー機能ですので、バックアップするデータ量が増加しても常に一定の高速のバックアップ時間を保てます。このためデータ量が増大してもバックアップ時間が増加することはありません。
これにより、バックアップ作業に必要とする業務停止時間が従来に比べて飛躍的に短くなります。
また以下のDBMSと連携しているため、業務を停止することなく、かつ、高速でバックアップすることができます。
Oracle
SQL Server 2000/SQL Server 2005
上記以外のデータベースや通常の一般ファイルシステムで構築されている業務に関しては、バックアップ作業に必要とする業務停止時間が従来に比べて飛躍的に短くなります。
また、ETERNUS ディスクアレイのリモートコピー機能を利用して、遠隔地のディスクアレイ装置に対して、バックアップを行うことも可能です。
AdvancedCopy Managerを利用する事で、Oracle、SQL Serverのデータベースのバックアップを、業務無停止で行う事ができます。Oracleのデータベースのバックアップ方法については、本マニュアルの『サンプルスクリプト』を、また、SQL Serverのデータベースのバックアップ方法については、本マニュアルの『SQL Serverデータベースのバックアップとリストア』を参照してください。
また、AdvancedCopy Managerでは、SafeDISKと連携し、ミラーボリューム(SDXオブジェクト)環境下でも、SafeDISKを止める事なく、バックアップを行う事ができます。
富士通ストレージシステム ETERNUSのハードウェア機能【アドバンスト・コピー機能(OPC/EC)】を利用して、データを別目的で使用することや、データの破壊に備える為に、データの複製(コピー)を採取することができます。
また、ETERNUS ディスクアレイのリモートコピー機能を利用して、遠隔地のディスクアレイ装置に対して、複製(コピー)を行うことも可能です。
なお、以下のDBMSと連携しているため、業務を停止することなく、かつ、高速でデータベースのコピーを作成することができます。
Oracle
SQL Server 2000/SQL Server 2005
Exchange Server 2003
Oracleのデータベースについては、本マニュアルの『サンプルスクリプト』を参考にしてレプリケーション用のスクリプトを作成することで、コピーを作成することができます。
AdvancedCopy Managerは、以下の2つの機能で成り立っています。
機能名 |
説明 |
---|---|
AdvancedCopy Managerのマネージャー |
Storage管理サーバ上で動作し、複数のStorageサーバを管理します。バックアップ管理、レプリケーション管理を行います。 |
AdvancedCopy Managerのエージェント |
ストレージ装置が接続されたStorageサーバ上で動作します。バックアップ管理、レプリケーション管理を行います。本製品は、Solaris版、Windows版またはLinux版のAdvancedCopy Managerのマネージャーと組み合わせて利用します。 |
マネージャー製品はエージェント機能を含んでいます。
AdvancedCopy Managerは運用形態によりサーバの種別を次のように区別しています。
Storageサーバ
Storageサーバとは、ディスクアレイ装置が接続されているサーバであり、AdvancedCopy Managerが提供するバックアップ業務、レプリケーション業務を実施するサーバです。
StorageサーバにはAdvancedCopy Managerのエージェントを導入します。ただし、システム上にStorageサーバが1台のみの場合は、AdvancedCopy Managerのマネージャーを導入します。
Storage管理サーバ
Storage管理サーバとは、Storageサーバを一括管理するサーバであり、システム上に一つのみ設定することができます。
Storage管理サーバにはAdvancedCopy Managerのマネージャーを導入します。
AdvancedCopy Managerの運用で使用できるStorageサーバの数により、次に示す3つの運用形態を構築できます。
Storageサーバが1台の場合
Storageサーバが1台の場合、AdvancedCopy Managerのマネージャーを導入します(AdvancedCopy ManagerのマネージャーはAdvancedCopy Managerのエージェントの機能を兼ねています)。Storageサーバが1台の場合、次に示す構成になります。
Storageサーバが複数存在する場合
Storageサーバが複数台存在する場合は、その内の1台をStorage管理サーバとして設定するか、ディスクアレイ装置が接続されていない新規のサーバをStorage管理サーバとするかのどちらかを選択します。
StorageサーバをStorage管理サーバとして運用する場合
業務を構成するサーバの内、いずれか一つのサーバをStorage管理サーバとして運用します。Storage管理サーバには、全Storageサーバの運用管理情報を格納するリポジトリが存在します。Storageサーバが多数存在するとリポジトリアクセスが競合し、少なからずとも業務に影響します。このためStorage管理サーバは、専用のサーバに配置するか、比較的業務アクセスが少ないサーバに配置します。StorageサーバをStorage管理サーバとして運用する場合、次に示す構成になります。
専用のStorage管理サーバを用意する場合
複数のStorageサーバを専用のStorage管理サーバで管理する場合、次に示す構成になります。
AdvancedCopy Managerのシステム構成を示します。
AdvancedCopy Managerのマネージャーとエージェントを異なるプラットフォームで使用する場合、以下の製品レベルの組み合わせが可能です。
|
エージェントのプラットフォーム(Storageサーバ) |
||||||||||||||||
Solaris |
Windows |
Linux |
HP |
AIX |
|||||||||||||
10.x |
11.x |
13.0 |
V10.0 Lxx |
V11.0 Lxx |
13.0 |
V10.0 Lxx |
V11.0 Lxx |
13.0 |
10.x |
11.x |
13.0 |
10.x |
11.x |
13.0 |
|||
マネージャーの |
Solaris |
10.x |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
11.x |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
||
13.0 |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
||
Windows |
V10.0Lxx |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
|
V11.0Lxx |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
||
13.0 |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
||
Linux |
V10.0Lxx |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
○ |
× |
× |
|
V11.0Lxx |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
△ |
○ |
× |
||
13.0 |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
△ |
△ |
○ |
○:接続可能
△:接続可能(ただし、Storageサーバのバージョン以降でサポートされている機能を利用することはできません。)
×:接続不可
製品レベルにより機能差があります。同じレベルのマネージャーとエージェントの導入を推奨します。
レベルの異なる接続では、レベルの低い機能範囲で動作します。
「表1.2 製品組み合わせ」の10.x, 11.x, V10.0Lxx, V11.0Lxxは、Softek AdvancedCopy Managerのバージョンです。
AdvancedCopy Managerのバックアップ機能は、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能を使用した高速バックアップの運用管理を実現します。
これにより、以下のバックアップ運用が可能になります。
ディスクアレイ装置のアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能)を使用して、ボリューム容量にかかわらず、高速にボリューム間バックアップを行います。そのため、バックアップのための業務停止時間を大幅に短縮できます。
アドバンスト・コピー機能による更新差分コピーを利用すると、より高速なバックアップが可能です。
AdvancedCopy ManagerのコマンドとOracleの操作を組み合わせた以下のサンプルスクリプトを提供します。
DBMS(Oracle)の資源情報の取得
DBMS(Oracle)との同期、ボリュームのコピー
また、バックアップの運用は、以下の機能で管理することができます。
バックアップを行いたいボリュームに対してバックアップの保存世代、バックアップを行う間隔日数(情報表示のときに遅れを表示します)を管理します。
バックアップを行いたいボリューム、バックアップの退避先ボリュームの構成を管理します。
AdvancedCopy Managerでは、バックアップを行いたいボリュームを業務ボリューム、バックアップの退避先ボリュームをバックアップボリュームと呼びます。
指定したボリュームのバックアップ、リストアを行います。
ROPC/RECを使用したバックアップ機能は、同一Storageサーバ内のREC/ROPCに対応したディスクアレイ装置に限ります。
過去にバックアップを行った情報の中で、保存世代内の情報を履歴として管理します。
システムダウンなどの障害によりAdvancedCopy Managerのバックアップ管理情報に不整合が発生した場合、整合の取れる状態に復旧します。
AdvancedCopy Managerのレプリケーション機能は、富士通ストレージシステム ETERNUSのアドバンスト・コピー機能を使用してレプリケーションの運用管理を実現します。
これにより、以下のレプリケーション運用が可能になります。
ディスクアレイ装置のアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能)を使用して、ボリューム容量にかかわらず、高速にボリューム間レプリケーション(複製)を行います。そのため、レプリケーションのための業務停止時間を大幅に短縮できます。
バックアップ機能と異なり、履歴管理が無く、一時バックアップに適しています。また、ECを利用したレプリケーションでは、アドバンスト・コピー機能による更新差分コピーを行うため、より高速なレプリケーションが可能です。
システムダウンなどの障害によりAdvancedCopy Managerのレプリケーション管理情報に不整合が発生した場合、整合の取れる状態に復旧します。
バックアップ運用ではポリシー管理、履歴管理が可能ですが、レプリケーション運用にはありません。
レプリケーション運用では2つのボリューム間でのレプリケーション(複製)が可能です。
AdvancedCopy Managerが提供するWeb-GUIにおいて、アクセス可能なユーザーを管理します。これにより、機能利用者を特定するセキュリティ運用を可能とします。詳細は、本マニュアルの『認証機構によるセキュリティ運用』を参照してください。
AdvancedCopy Managerでは、環境設定、運用を Web画面で行うことが可能です。主な機能は以下のとおりです。
セキュリティ管理
AdvancedCopy Managerの利用者の操作制限がGUI操作で行えます。
バックアップ管理
AdvancedCopy Managerのバックアップ管理の運用(運用するサーバやデバイスの定義、バックアップやリストア等)がGUI操作で行えます。
レプリケーション管理
AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理の運用(ボリュームの定義、レプリケーションの実行等)がGUI操作で行えます。
Web画面はWebブラウザで、管理サーバにアクセスすることで利用できます。(AdvancedCopy Managerのインストールされていない端末からの操作が可能です)
バックアップ管理、レプリケーション管理の運用はWeb画面だけでなく、コマンドによる操作も可能です。
Web画面の詳細については『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager使用手引書 AdvancedCopy ManagerのWebクライアント』を参照してください。
バックアップ管理、レプリケーション管理を行う場合は、以下のいずれかのハードウェア装置が必須です。なお、アドバンスト・コピーライセンスおよび、キャッシュテーブルサイズの設定が必要です。提供されるアドバンスト・コピー機能は装置毎に異なるため、技術員に確認してください。
ETERNUS3000 ディスクアレイ装置 モデル100以上
ETERNUS6000 ディスクアレイ装置
ETERNUS4000 ディスクアレイ装置 モデル100以上
ETERNUS8000 ディスクアレイ装置
ETERNUS GR720 ディスクアレイ装置
ETERNUS GR730 ディスクアレイ装置
ETERNUS GR740 ディスクアレイ装置
ETERNUS GR820 ディスクアレイ装置
ETERNUS GR840 ディスクアレイ装置
ETERNUS VS900 バーチャリゼーションスイッチ
ETERNUS VS900を利用する場合
ETERNUS VS900を利用する場合は、本マニュアルの『ETERNUS VS900(バーチャリゼーションスイッチ)利用時の注意事項』を参照してください。
AdvancedCopy Managerのマネージャーに関するソフトウェア条件を以下に示します.
製品名 |
条件 |
備考 |
---|---|---|
Microsoft(R) Windows(R)2000 Server SP4 |
必須 |
サポートOS |
Microsoft(R) Internet Information Services 5.0 |
条件付必須 |
Webクライアントを使用する場合 |
Microsoft(R) Windows Scripting Host |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合。(*1) |
マルチパス制御 for WindowsNT/2000 V2.0L12 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、マルチパスディスク制御を実施する場合 |
GRマルチパスドライバ(GRMPD) 1.0 for Windows |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、マルチパスディスク制御を実施しさらにパスの負荷分散を実施する場合 |
ETERNUSマルチパスドライバ V2.0L10以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、マルチパスディスク制御を実施しさらにパスの負荷分散を実施する場合 |
Microsoft(R) SQL Server(TM)2000 SP3以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、SQL Server のデータベースのバックアップ運用をする場合 |
Microsoft(R) Exchange Server 2003 SP1以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、Exchange2003データベースのバックアップ運用をする場合 |
Microsoft(R) Exchange Server 2003 システム管理ツール SP1以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、レプリケーション管理機能によるExchange2003データベースのバックアップ運用においてバックアップサーバとして使用する場合 |
Microsoft(R) Windows(R)2000 Advanced Server、およびMicrosoft(R) Windows Server(TM) 2003に含まれるMicrosoft(R) Cluster Server |
条件付必須 |
AdvancedCopy ManagerのマネージャーでMSCS運用をする場合 |
Oracle 8i, 9i, 10g |
条件付必須 |
Oracleと連携する場合 |
SafeCLUSTER/Standard V1.1L10以降 |
条件付必須 |
AdvancedCopy ManagerのマネージャーでSafeCLUSTER運用をする場合 |
Symfoware Server Advanced Backup Controller 8.0以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、Symfowareと連携したバックアップ運用を実施する場合 |
(*1)本ソフトウェアは以下のURLからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/scripting/default.asp
なお、インストール先のシステム環境により、ソフトウェアのバージョンレベルは異なります。詳細は関連するソフトウェアのマニュアルなどを参照してください。
製品名 |
条件 |
備考 |
---|---|---|
Microsoft(R) Windows(R)2000 ServerSP4 |
必須 |
サポートOS |
Microsoft(R) Windows Scripting Host |
必須 |
スクリプト実行ソフトウェア(*1) |
マルチパス制御 for WindowsNT/2000 V2.0L12 |
条件付必須 |
マルチパスディスク制御を実施する場合 |
GRマルチパスドライバ(GRMPD) 1.0 for Windows |
条件付必須 |
マルチパスディスク制御を実施しさらにパスの負荷分散を実施する場合 |
ETERNUSマルチパスドライバ V2.0L10以降 |
条件付必須 |
Storage管理サーバがStorageサーバを兼ねる場合で、かつ、マルチパスディスク制御を実施しさらにパスの負荷分散を実施する場合 |
Microsoft(R) SQL Server(TM)2000 SP3以降 |
条件付必須 |
SQL Serverのデータベースのバックアップ運用をする場合 |
Microsoft(R) Exchange Server 2003 SP1以降 |
条件付必須 |
Exchange2003データベースのバックアップ運用をする場合 |
Microsoft(R) Exchange Server 2003 システム管理ツール SP1以降 |
条件付必須 |
レプリケーション管理機能によるExchange2003データベースのバックアップ運用においてバックアップサーバとして使用する場合 |
Microsoft(R) Windows(R)2000 Advanced Server、およびMicrosoft(R) Windows Server(TM) 2003に含まれるMicrosoft(R) Cluster Server |
条件付必須 |
AdvancedCopy ManagerのエージェントでMSCS運用をする場合 |
Oracle 8i, 9i, 10g |
条件付必須 |
Oracleと連携する場合 |
SafeCLUSTER/Standard V1.1L10以降 |
条件付必須 |
AdvancedCopy ManagerのエージェントでSafeCLUSTER運用をする場合 |
Symfoware Server Advanced Backup Controller 8.0以降 |
条件付必須 |
:Symfowareと連携したバックアップ運用を実施する場合 |
(*1)本ソフトウェアは以下のURLからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/scripting/default.asp
なお、インストール先のシステム環境により、ソフトウェアのバージョンレベルは異なります。詳細は関連するソフトウェアのマニュアルなどを参照してください。
AdvancedCopy ManagerのWebクライアントを使用するためには、Windows NT、Windows 2000、Windows 2003、Windows 95/98/ME/XPシステムが必要となります。(Solaris、Linux、HP-UX、AIXでは動作しません。)
また、以下のWeb BrowserとPluginが必要になります。
なお、Webクライアントを使用しない場合は、必要ではありません。
製品名 |
条件 |
備考 |
---|---|---|
Microsoft(R) Internet Explorer 6.0以降 |
必須 |
Web Browser |
Java Plugin1.4.2_06以降(Java Plugin 5.0以降は未サポート) |
必須 |
Java Plugin |
AdvancedCopy Managerでは、ディスクアレイ装置内のデバイス(物理ディスク)を管理します。各デバイスは、デバイスを識別するユニークな識別子(AdvancedCopy Managerデバイス名)にて管理されます。AdvancedCopy Managerデバイス名は、以下の形式となります。
デバイス名 |
説明 |
---|---|
・g?d?p? |
|
※ 非GR装置のデバイス名(g?d?p?)について
g : 非GR装置の場合は "0" 固定です。
d : デバイスが接続されているサーバ内でユニークとなるAdvancedCopy Manager独自の番号です。ディスクの管理上のディスク番号とは異なります。
p : GR装置の規則と同様
※ 管理対象外デバイス
以下のデバイスは管理対象外となります。
FTディスク
GPTディスク
ダイナミックボリューム
2個所以上のマウントポイントをもっている(2個所以上からマウントされている)
AdvancedCopy Managerにおける運用では、このAdvancedCopy Managerデバイス名を利用します。
AdvancedCopy Managerデバイス名は、ディスクの管理上の管理名(パーティション/論理ドライブ)と1対1に対応づけられますが、ディスクの管理上の管理番号とは一致しません。この為、AdvancedCopy Managerでは、AdvancedCopy Managerデバイス名とディスクの管理表記の対応付けを容易にするよう、"ブロックデバイス名"という形で、画面表示しています。
"ブロックデバイス名"は、以下の形式となります。
disk?p?
disk?:ディスクの物理番号です。すなわち、ディスクの管理で表示されるディスク番号です。
p?: AdvancedCopy Managerデバイス名のp?と同じ値が表示されます。
"AdvancedCopy Managerデバイス名"と"ブロックデバイス名"の関係は、デバイス一覧画面またはデバイス情報表示コマンドで参照可能です。デバイス一覧画面の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager使用手引書 デバイス一覧画面』を参照してください。デバイス情報表示コマンドの詳細については、本マニュアルの『デバイス情報表示コマンド(stgxfwcmdispdev)』を参照してください。
業務に登録できるデバイスのファイルシステムは、以下の通りです。
FAT(File Allocation System)
FAT32
NTFS(NT File System)
Windows Server 2003 Enterprise Editionではベーシックボリュームの自動マウント機能がデフォルトで無効に設定されています(Windows 2000では自動マウント機能は常に有効になっています)。
AdvancedCopy Managerは自動マウント機能が有効であることを前提としているため、上記のWindows Server 2003製品を使用する場合は、運用を開始する前に以下の作業を実施して自動マウント機能を有効にしてください。
コマンドプロンプトからmountvol /eを実行します。
システムを再起動します。
自動マウント機能が無効になっている場合、AdvancedCopy Managerは(ドライブ文字・マウントポイントが割り当てられていない、)マウント解除状態のボリュームを認識することができません。
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