PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
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付録C トラブルシューティング

C.2 故障リソースの検出

リソースで障害が発生した場合は、以下を参照してリソースを特定できます。

故障リソースの履歴機能を使用するには、リソースデータベースを正しく設定しておく必要があります。また、userApplication のAutoStartUp属性とPersistentFault属性をyes(1)に設定する必要があります。リソースデータベースの設定については、"PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書" を参照してください。
故障リソースの検出機能を利用するためには、オペレータ介入要求を動作させる必要があります。オペレータ介入要求の動作については、"故障リソース特定とオペレータ介入要求の設定" を参照してください。
オペレータ介入機能および故障リソースの履歴機能はclwatchlogd デーモンに依存します。マルチユーザモードの場合、このデーモンはrc スクリプトにより自動起動します。clwatchlogd はRMS のRELIANT_LOG_PATH 環境変数を使用します。rc スクリプトが最初に起動したときにこの変数の値が設定されます。
RMS のhvenv.local ファイルに設定されているRELIANT_LOG_PATH の値を変更したときは、clwatchlogd にSIGHUP 信号を送信する必要があります。clwatchlogd はこの信号を受信すると、RELIANT_LOG_PATH の最新の値を取得します。この処理を実行してからRMS を起動してください。
このマニュアルは/etc/opt/FJSVcluster/man ディレクトリにインストールされています。
man (1)コマンドを実行する前に、このディレクトリをMANPATH の先頭に追加します。通常、ディレクトリ名は.cshrc ファイル内のsetenv MANPATH で始まる行か、.profile ファイル内のexport MANPATH で始まる行に追加します。

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