PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版) |
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第2部 導入編 | > 第6章 クラスタアプリケーションの構築 | > 6.7 クラスタアプリケーションの設定 |
クラスタアプリケーションに排他関係を設定した場合、排他関係にあるクラスタアプリケーションが1つのクラスタノードで同時に運用状態にならないようにします。排他関係はスタンバイ運用のクラスタアプリケーション間にだけ設定できます。フェイルオーバが発生した場合は、排他関係にあるクラスタアプリケーションの業務優先度で運用を継続するクラスタアプリケーションを決定します。
排他制御は、同一グループのクラスタアプリケーション間で行われます。
排他関係を設定するには、排他関係を設定するクラスタアプリケーションのグループを作成します。グループは最大52個まで作成することができます。
排他関係の設定については、"スタンバイ運用のクラスタアプリケーション作成"を参照してください。
排他関係にあるクラスタアプリケーションのフェイルオーバ時の動作を、以下の場合に分けて説明します。
業務優先度が異なる場合
業務優先度が同一の場合
以下の例では、1つの同一グループのクラスタアプリケーション間の排他関係について説明します。複数のグループが存在する場合でも、同一グループのクラスタアプリケーションの動作は同じです。
業務優先度の高いクラスタアプリケーションが運用中であるノード、または業務優先度の高いクラスタアプリケーションがフェイルオーバしてきたノードでは、業務優先度の高いクラスタアプリケーションの起動を最優先するため、起動中の業務優先度の低いクラスタアプリケーションは強制終了されます。
以降の図中の各状態は以下を表しています。
運用: クラスタアプリケーションがOnline
待機: クラスタアプリケーションがStandby
停止: クラスタアプリケーションがOffline
業務優先度の高いクラスタアプリケーションがフェイルオーバする場合、業務優先度の高いクラスタアプリケーションが常に運用状態になります。
業務優先度の低いクラスタアプリケーションがフェイルオーバする場合、フェイルオーバするノード上に運用状態の業務優先度の高いクラスタアプリケーションが存在しないときだけフェイルオーバします。
すでに運用中であるクラスタアプリケーションの運用を継続します。
すでにクラスタアプリケーションが運用中であるノードでは、後から起動するクラスタアプリケーションが停止されます。
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