PowerSORT Workstation V5.0 使用手引書
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第6章 C言語プログラムからPowerSORTを使用する> 6.2 BSORT関数の使い方

6.2.2 マージ機能を使用する場合

マージ機能を使用する場合は、入出力の形態により次の4つがあります。

入出力ともファイル(標準出力を含む)を使用する形態

入出力ともファイル(標準出力を含む)を使用する場合、以下の手順で行います。

  1. bsrtopen関数を発行します。
  2. bsrtclse関数を発行します。

bsrtopen関数のパラメタで、入力ファイルパス名および出力ファイルパス名(または標準出力)を指定するとこの形態になります。

入出力ともユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用する形態

入出力ともユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用する場合は、以下の手順で行います。

  1. bsrtopen関数を発行します。
  2. bsrtmrge関数を発行します。
    bsrtmrge関数はPowerSORTからレコードの終わりが通知されるまで連続して発行します。
    この形態のbsrtmrge関数には、ユーザアプリケーションからPowerSORTにレコードを渡す働きとPowerSORTからレコードを受け取る働きの2つがあります。bsrtmrge関数の発行では、個々のストリング(ソート済のレコード群)のレコードを渡し、PowerSORTから返されるレコードを受け取ります。ストリングのレコードがなくなったときはレコードの終わりを通知し、PowerSORTから返されるレコードを受け取ります。処理しているすべてのストリングに対してレコードの終わりを通知したら、渡すレコードがなくてもPowerSORTからレコードの終わりが通知されるまで連続して発行して、PowerSORTから返されるレコードを受け取ります。
  3. PowerSORTからレコードの終わりが通知されたら、最後にbsrtclse関数を発行します。

bsrtopen関数のパラメタで、入力ファイルパス名および出力ファイルパス名(または標準出力)を指定しないとこの形態になります。

入力にファイルを使用し、出力にユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用する形態

入力にファイルを使用し、出力にユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用する場合は、以下の手順で行います。

  1. bsrtopen関数を発行します。
  2. bsrtmrge関数を発行します。
    bsrtmrge関数はPowerSORTからレコードの終わりが通知されるまで連続して発行します。
    この形態のbsrtmrge関数には、PowerSORTからレコードを受け取る働きがあります。
  3. PowerSORTからレコードの終わりが通知されたら、最後にbsrtclse関数を発行します。

bsrtopen関数のパラメタで、入力ファイルパス名を指定し、出力ファイルパス名(または標準出力)を指定しないとこの形態になります。

入力にユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用し、出力にファイル(標準出力を含む)を使用する形態

入力にユーザアプリケーション(bsrtmrge関数)を使用し、出力にファイル(標準出力を含む)を使用する場合は、以下の手順で行います。

  1. bsrtopen関数を発行します。
  2. bsrtmrge関数を発行します。
    bsrtmrge関数はPowerSORTからレコードの終わりが通知されるまで連続して発行します。
    この形態のbsrtmrge関数には、ユーザアプリケーションからPowerSORTにレコードを渡す働きがあります。bsrtmrge関数の発行では、個々のストリングのレコードを渡し、ストリングのレコードがなくなったときはレコードの終わりを通知します。処理しているすべてのストリングに対してレコードの終わりを通知したら、渡すレコードがなくてもPowerSORTからレコードの終わりが通知されるまで連続して発行します。
  3. PowerSORTからレコードの終わりが通知されたら、最後にbsrtclse関数を発行します。

bsrtopen関数のパラメタで、入力ファイルパス名を指定しないで、出力ファイルパス名(または標準出力)を指定するとこの形態になります。


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