| Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド | 
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| 第6章 アプリケーションの作成(C API) | > 6.2 関数インタフェース | > 6.2.10 エントリの追加 | 
この関数は、非同期型でエントリの追加を行います。
【指定形式】
| int  ldap_add(
        LDAP  *ld,
        char  *dn,
        LDAPMod  **attrs
        ); | 
【パラメタの説明】
ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
追加するエントリの、DNのアドレスを指定します。
LDAPMod構造体のポインタ配列アドレスを指定します。各LDAPMod構造体には、エントリに付加する属性名と属性値を設定します。LDAPMod構造体の各項目には、以下の値を設定します。
属性値の種類を指定します。
 属性名のアドレスを指定します。
 LDAP V3プロトコルの場合、一部の属性では属性名に“;binary”を付加したものを指定する必要があります。
 属性値のアドレスを指定します。
 ここで指定する属性値は、mod_vals共用体のポインタ配列です。このポインタ配列は、最後の項目にNULLが設定されている必要があります。mod_vals共用体のメンバは、mod_opパラメタに指定された属性値の種類によって、以下のどちらかを使用します。 
各属性値のポインタ配列は、最後の項目にNULLが設定されている必要があります。
以下のエントリをツリーに追加する場合のパラメタの例を、下図に示します。
| cn: Barbara Jensen | 

【復帰値】
この関数は、復帰値として以下の値を返します。
異常完了の場合、以下の原因が考えられます。
【注意事項】
非同期関数の処理結果を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_add()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。
親となるエントリが存在しない場合には、指定されたエントリを追加することができません。
ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。
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