Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第1章 概要

1.3 主な機能

 Smart Repositoryの主な機能について説明します。
 詳細については、“機能”を参照してください。

認証

 Smart Repositoryにアクセス可能な利用者の正当性を確認する機能です。
 クライアントプログラムからSmart Repositoryへの認証には、Bind要求により指定されたユーザのDNおよびパスワードを指定します。
 詳細については、“認証”を参照してください。

パスワード自動暗号化

 クライアントプログラムからの処理要求において処理対象となるエントリ情報にパスワード(userPassword属性)が含まれている場合に、Smart Repositoryの環境構築時に指定する「ユーザパスワード暗号化方式」に従って、パスワードを暗号化/復号化する機能です。
 詳細については、“パスワード自動暗号化”を参照してください。

エントリ管理

 データベースにエントリを追加、および登録済みのエントリを更新することができます。エントリは、コマンド、エントリ管理ツール、およびSDKを使用して操作します。
 詳細については、“エントリ管理”を参照してください。

レプリケーション

 1台のマシンでSmart Repositoryデータベースの情報を管理すると、大規模になるにつれてアクセス件数が増大するため、性能が劣化する可能性があります。
 このような大規模構成における負荷分散を実現する機能として、レプリケーション機能があります。この機能により、サーバのデータベースの複製を別のサーバに作成することができます。
 詳細については、“レプリケーション”を参照してください。

SSL通信

 ネットワーク上に流れるデータは第三者に盗まれる可能性があります。これを防ぐために、SSLを使用してネットワーク上にデータを流す前にデータを暗号化することにより、通信を安全に行うことができます。
 SSL通信では、クライアント側で通信するSmart Repositoryの身元が正しいかどうかを確認後、データを暗号化して通信するサーバ認証方式を使用します。
 SSL通信が適用される範囲については、“SSL通信”を参照してください。

バックアップ・リストア

 ハードウェアおよびソフトウェアのトラブルに備えて、Smart Repositoryが動作するために必要な資源をバックアップ・リストアすることができます。
 バックアップ作業を実施しておくことにより、トラブル発生時にバックアップした資源からリストアを行うことができ、運用停止時間を削減することができます。
 詳細については、“バックアップ・リストア”を参照してください。

アクセスログ

 Smart Repositoryへのアクセス履歴を採取する機能です。不当なアクセスが行われていないかを確認することができます。
 詳細については、“Smart Repositoryへのアクセス履歴”を参照してください。

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