InfoDirectory SDK 使用手引書
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第5章 DIT複製コマンド> 5.1 コマンド仕様

5.1.2 セットアップ

 設定情報ファイルにDIT複製コマンドが動作するために必要な情報を設定します。

 各行には、以下の形式で値を指定します。

 タグ=値

 タグに設定する値は、以下の表を参照してください。

表: 設定情報ファイルに設定するタグ一覧

タグ

省略時に使用される情報

MAX

MIN

-a 指定時

-m 指定時

説明

supplier

省略不可

64

1

複製元DSAのホスト名を指定します。省略できません。

consumer

省略不可

64

1

複製先DSAのホスト名を指定します。省略できません。

sup-port

389

9桁

0

複製元DSAのポート番号を指定します。

con-port

389

9桁

0

複製先DSAのポート番号を指定します。

binddn

アノニマス

1024

0

複製先DSAおよび複製元DSAに使用するDN名を指定します。

password

なし

256

0

複製先DSAおよび複製元DSAに使用するパスワードを指定します。

password:encrypt

設定不可

×

passwordタグで指定されたパスワードを暗号化し保持します。この値を、直接変更しないでください。

searchbase

省略不可

1024

1

複製元DSAで複製するツリーを指定します。複製先DSAには、このツリーの上位のエントリを作成する必要があります。省略できません。またコマンド実行後、変更しないでください。

con-tlsconfigpath

-t,-T指定時には、sslconfig.cfg

1024

0

複製先DSAの証明書認証および暗号化に使用するSSL環境設定に必要な項目を記述したファイル名を指定します。環境設定の詳細に関しては、SSL通信を使用するにはを参照してください。

con-tlscredid

なし

256

0

-T指定時に身元認証用の識別子を指定します。識別子には、dn名またはユーザIDのどちらかを、以下の形式で指定します。

dn:dn名

u:ユーザID

replogdir

カレントディレクトリ

1024

0

作業ファイルが保持されるディレクトリを指定します。またバックアップファイルは、このディレクトリ配下に日時のディレクトリが作成されバックアップされます。指定されたディレクトリは、存在している必要があります。

lastchangenumber

設定不可

複製元DSA情報の変更番号(changelognumber)が保持されます。直接変更しないでください。

lastupdatetime

設定不可

前回複製した時間が保持されます。直接変更しないでください。

 ◎ : タグ名必須、 ○ : タグ名省略可能、 × : 設定不可

【記述形式】

 supplier=wonder
 sup-port=389
 binddn=cn=manager
 password=manger
 consumer=silk
 con-port=389
 binddn=cn=admin
 password=admin
 searchbase=c=jp
 con-tlsconfigpath=sslconfig.cfg
 con-tlscredid=u:1234
 replogdir=./log
 lastupdatetime=0
 lastchangenumber=0

 各項目を設定する場合は、以下の内容に注意してください。


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