InfoDirectory SDK 使用手引書
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第5章 DIT複製コマンド> 5.1 コマンド仕様

5.1.1 コマンドの使用方法

 DIT複製コマンドを使用した複製手順を以下に示します。なお、複製元DSAは、複製するツリーを事前に作成してください。

  1. 設定情報ファイルの設定

     設定情報ファイルに複製元DSAおよび複製先DSAのホスト名、ポート番号、ユーザ名、複製するツリーなどを設定します。設定情報ファイルについては、セットアップを参照してください。

  2. エントリ作成

     複製先DSAに複製予定のベースとなるエントリを作成してください。

  3. 新規複製実行

     新規複製 (-aオプション)を指定して、DIT複製コマンドを実行します。コマンドが成功した場合、“replication success”メッセージが表示されます。詳しくは、メッセージを参照してください。

     ldapreplica -a -f 設定情報ファイル名

  4. 差分更新実行

     差分更新 (-mオプション)を指定して、DIT複製コマンドを実行します。コマンドが成功した場合、“replication success”メッセージが表示されます。詳しくは、メッセージを参照してください。

     ldapreplica -m -f 設定情報ファイル名

 最初の環境構築時に実施する場合、1.〜3.を実施します。その後、複製元DSAの差分情報を複製先DSAに反映させる場合、4.を実施します。


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