FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
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付録H レプリケーションのチューニングについて> H.2 チューニング方法

H.2.2 トランザクションログファイル書き込みバッファ枯渇発生回数について

トランザクションログファイル書き込みバッファ枯渇発生回数(項目名:WrBfDryFq)について、取得した性能情報の傾向と対処方法を以下に説明します。

性能情報の傾向

トランザクションログファイル書き込みバッファ枯渇発生回数が非常に多い場合、トランザクションログファイルへの書き込みバッファの空き待ちが発生し、利用者プログラムの処理性能に影響を与えている可能性があります。

対処方法

Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルの以下のオペランドに指定した値を見直します。

本オペランドの指定値を大きくすることで、トランザクションログファイルへの書き込みバッファサイズを拡張し、本バッファの空き待ち事象の発生率を削減します。

なお、トランザクションログファイルのデータ部の使用率が常に100%の場合、または100%に近い状態が続いている場合は、バックグラウンド処理の遅延が考えられます。その場合は、他の性能情報についても分析を行ってください。


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