FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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付録H レプリケーションのチューニングについて | > H.2 チューニング方法 |
トランザクションログファイルの使用率(項目名:TRFUseRt)について、取得した性能情報の傾向と対処方法を以下に説明します。
トランザクションログファイルの使用率が常に100%の場合、または100%に近い状態が続いている場合、発生する差分ログ量に対しトランザクションログファイルのデータ部のサイズが極端に小さいか、またはバックグラウンド処理が遅延し、差分ログファイルへの転送待ち差分ログが大量に発生している可能性があります。
このような状態の場合、以下に示す影響がでる可能性があります。
利用者プログラムの処理性能。
差分ログの複写先システムへの反映時間。
Linkexpress Replication optionのダウンリカバリ処理時間。(クラスタシステムの切替えにおいては、切替え時間内にLinkexpress Replication optionのダウンリカバリ処理が完了しない場合があります)
トランザクションログファイルのデータ部のサイズが小さい場合は、適切なサイズに再作成してください。
そうでない場合は、バックグラウンド処理の遅延が考えられますので、他の性能情報についても分析を行ってください。
Linkexpress Replication optionのダウンリカバリ処理時間を許容時間内に納める場合は、Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルの以下のオペランドに指定された値を見直すことで、Linkexpress Replication optionのダウンリカバリ処理におけるリカバリ対象ログ量を削減します。
REP_RELLOG_RATEオペランド
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