FUJITSU Linkexpress Replication option説明書
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 オープンサーバ間:Symfoware抽出レプリケーション> 2.9 レプリケーション運用の監視> 2.9.4 ログファイルの監視

2.9.4.3 差分ログファイルの容量不足の防止

差分ログファイルの使用率が警告率を超過するか、または、状態表示によって容量不足になる可能性があると判断した場合の対処方法を以下に示します。

原因

対処方法

一括差分複写業務の業務スケジュールの間隔が長いため、差分ログが差分ログファイルに蓄積され続けている。

業務スケジュールの変更を行って、スケジュール間隔を短くしてください。抽出処理で差分ログを抽出することによって使用率は下がります。詳細は、“2.10.1.5 レプリケーション業務の変更”を参照してください。

差分ログファイルの容量が小さすぎる。

抽出定義を再定義して、差分ログファイルの容量を拡張してください。詳細は、“2.11.1.2 差分ログファイルの再作成”を参照してください。

一時的に差分ログ量が増えてしまった。

差分ログファイル内の差分ログを複写先データベースに反映し、差分ログファイル内の空きを作成してください。詳細は、“2.7.4 手動による同期操作”を参照してください。

警告率に対するメッセージ番号を以下に示します。

メッセージ番号

出力先

qdg12711
qdg12917

Symfoware/RDBのメッセージ・ログファイル
詳細については、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。

なお、差分ログファイルは、以下のサイズまで自動的に容量が拡張されます。拡張されるサイズは、抽出定義のLOGSIZEオペランドの指定によって異なります。詳細は、“6.1 lxrepcreコマンド”を参照してください。拡張された領域は、抽出処理で差分ログが抽出されると自動的に返却されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1998-2005