FUJITSU Linkexpress Replication option説明書 |
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第1章 レプリケーションの概要 |
差分データの形式には、以下に示す2種類があります。
差分データの形式は、抽出定義およびDBサービス定義で指定します。
差分データの形式 |
説明 |
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標準形式 |
可変長型の列(注)に対する差分データの長さは、データベースを定義したときの列の定義長になります。 |
可変長ログ形式 |
可変長型の列(注)に対する差分データの長さは、列に格納されている有効なデータの長さになります。
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注)可変長型の列とは、可変長文字列型(CHARACTER VARYING)、可変長各国語文字列型(NATIONAL CHARACTER VARYING)およびBLOB型(BINARY LARGE OBJECT)の列を指します。
標準形式は、以下のような場合に使用します。
複写元システムのLinkexpressやLinkexpress Replication optionが可変長ログ形式に対応していない場合
複写先システムのデータベースやLinkexpressが可変長ログ形式に対応していない場合
Oracle抽出レプリケーションの場合
グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションの場合
常に定義長に近いサイズのデータをデータベースに格納するシステムの場合
可変長ログ形式は、以下のような場合に使用します。
使用にあたっては、複写元システム、複写先システムのデータベースおよびLinkexpressが可変長ログ形式に対応している必要があります。
複写元データベースにBLOB型の列などの大規模な列を指定している場合
複写元データベースに可変長型の列を多く指定している場合
注意:可変長ログ形式のサポート範囲について
可変長ログ形式には、以下の制約があります。
Solaris版Linkexpress Replication option 3.2以降、Linux版Linkexpress Replication option V3.0L20以降でサポートされます。
Oracle抽出レプリケーションで使用することはできません。
グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとのレプリケーションで使用することはできません。
複写先データベースがOracleの場合、可変長ログ形式が使用できるのは、Oracle8i、Oracle9iおよびOracle10gの場合です。
複写先データベースがSQL Serverの場合、可変長ログ形式は使用できません。
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