負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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15.7 WWWサーバの負荷分散使用時に分散対象サービスで設定した一意性保証が正しく動作しない場合について
- WWWサーバのキープアライブの設定ミス
WWWサーバへの一意性保証を使用する場合は、マニュアルに従ってWWWサーバのキープアライブを設定願います。WWWサーバのキープアライブの設定が、マニュアルと異なる場合、正しく一意性保証できない場合があります。(通常、どのようなポリシー設定でも、キープアライブ設定をOFFに変更することで、一意性保証が可能になります)
- ポリシー配信忘れ
ポリシー・コンソールで定義したポリシーに従って動作しない場合、ポリシー・コンソールでポリシーを定義した後、ポリシー情報を配信したかどうか確認願います。ポリシー情報が配信されていな場合、最新の定義がサーバに通知されないため最新のポリシーに従った動作が行えません。
- 分散先ポート番号変更時の制限
分散対象サービス定義で、負荷分散の代表ポート番号(例えば 80)と、分散先のポート番号(例えば 81)が異なる場合、HTTPアクセスでリダイレクトが発生すると、それ以降のHTTP通信で正常に負荷分散できないことがあります。これは、WWWサーバによっては、リダイレクト先URLに分散先ポート番号(例えば 81)もクライアントに通知され、リダイレクト先が代表ポート(例えば 80)ではなく、異なる代表ポート(例えば 81)への負荷分散要求となり、負荷分散の一意性保証を継続できないことがあります。WWWサーバの環境設定で、分散先ポート番号をリダイレクト先URLに自動追加しない設定に変更可能であれば、本トラブルは回避可能になります。
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