負荷分散/QoS制御 テクニカルガイド
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15.6 故障検出したサーバへの振り分けについて
負荷分散は、以下のように動作します。
- 分散対象サーバが故障した場合
分散対象サーバの故障を検出した場合、分散対象サーバへの新規コネクションの振り分けは停止しますが、故障検出以前に確立されたコネクションに対しては保持されます。このため、故障検出以前に確立されたコネクションは故障検出以降も振り分けられる場合があります。なお、分散対象サービスの「通信中にサーバがダウンした場合、リセットを送信する」を設定した場合は、故障検出時に確立されたコネクションがリセットされます。
- 全ての分散対象サーバが故障した場合
全ての分散対象サーバが故障した場合、デフォルト設定では、負荷分散の仮想IPアドレス宛ての通信は無視(破棄)されるため、クライアント側に応答パケットが戻らず、IP通信のタイムアウトが発生するまで、クライアント側でサーバの故障を検出することができません。ただし、通信処理がHTTP(80)の場合に限り、「エラー時のリダイレクト先URL」を指定することで、分散対象サーバが全て故障状態となった場合でも、リダイレクト先のページが表示されるため、サーバの故障を即時に検出可能になります。
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