Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6 |
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第3章 DRユーザインタフェース | > 3.4 連携スクリプト |
drcコマンドは、下記に示す8箇所のタイミング(連携スクリプト実行タイミング)それぞれにおいて、登録されている連携スクリプトを呼び出します。
実行タイミング |
説明 |
checkadd |
システムボードが追加可能かの事前チェック |
preadd |
システムボード追加のための前処理 |
postadd |
システムボード追加後の後処理 |
canceladd |
システムボード追加が異常終了した場合のエラー処理 |
checkremove |
システムボードが削除可能かの事前チェック |
preremove |
システムボード削除のための前処理 |
postremove |
システムボード削除後の後処理 |
cancelremove |
システムボード削除が異常終了した場合のエラー処理 |
連携スクリプトは、各実行タイミングに応じて、/etc/opt/FJSVdr/rc.<実行タイミング>の配下に格納されています。drcコマンドは、各実行タイミングで、その実行タイミングに対応するディレクトリ配下に格納されている連携スクリプトをすべて呼び出します。各ディレクトリ配下に格納されている連携スクリプトの呼び出し順序は、各連携スクリプトファイル名の最初の2桁の数字をベースに、rc.checkadd, rc.preadd, rc.postadd, rc.checkremove, rc.preremove, rc.postremoveに格納されている連携スクリプトは昇順、つまり数字の小さい方から順に呼び出されます。rc.canceladd, rc.cancelremoveに格納されている連携スクリプトは、その逆に降順、つまり数字の大きい方から順に呼び出されます。
名前付け規約については、“3.4.4 連携スクリプトの名前付け規約”で記述します。
postaddに登録されているスクリプトはシステムボード追加後に実行されますが、I/Oデバイス情報がその時点で必ずしも更新されている保証はありません。確実にI/Oデバイス情報が更新されている必要がある連携スクリプトは、そのスクリプト内で直接devfsadm(1M)を呼び出してデバイスパスを更新してください。'-i' または '-c'オプションを指定することで、特定のドライバ、またはデバイスクラスに関する情報だけを更新することもできます。詳細は、devfsadm(1M)のマニュアルを参照してください。
以下に、ボード追加及び削除時の、各実行タイミングの連携スクリプトが呼び出される手順を記述します。
* 数字は連携スクリプトの終了ステータスです。(3.4.6 連携スクリプトの終了ステータス参照)
* 数字は連携スクリプトの終了ステータスです。(3.4.6 連携スクリプトの終了ステータス参照)
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