Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6
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2.3.3.2 リアルタイムプロセスの管理
DRによる、システムボードの追加・削除処理中に、数秒間リアルタイムプロセスの実行時間の割り当てが、行われない状態があります。リアルタイムプロセスよっては、動作に影響するおそれもあります。そのため、システムボードの追加・削除時に動作中のリアルタイムプロセスが存在した場合、メッセージを出力して確認を促しています(6.1.3.3 問い合わせメッセージおよび7.1.3.3 問い合わせメッセージ参照)。このメッセージの対処方法として以下のいずれかの方法があります。
- 割り当て停止状態に影響のない場合
問い合わせメッセージに対してYESを回答し、DR処理を続けます。
- 割り当て停止状態に影響がない事があらかじめ分かっており、確認を必要としない場合
あらかじめ連携スクリプト(3.4 連携スクリプト参照)を用意して、対象となるリアルタイムプロセスのプロセス番号をdr_confサービスコマンド(3.5.4 dr_conf)により登録し、確認の対象外することができます。
- 割り当て停止状態に影響する場合
問い合わせメッセージに対してNOを回答し、処理を中断します。
割り当て停止状態に影響する事があらかじめ分かっており、適切に対処できる場合
あらかじめ連携スクリプト(3.4 連携スクリプト参照)を用意して、対象となるリアルタイムプロセスの対処方法を記述することで、DRの処理を続行することができます。
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