Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6
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第7章 Solaris 9 OSおよびSolaris 10 OS上のメッセージ> 7.1 コマンドメッセージ> 7.1.3 drc メッセージ

7.1.3.3 問い合わせメッセージ

メッセージ

"-keep" option is only used for system board hotswap operation

Continue ? [YES]/[NO]

説明

システムボードの切り離しで、活性交換の指定"-keep"を行った場合、本メッセージを表示します。
YES と回答した場合、DR処理は続行されます。
NO と回答した場合、DR処理は中断されます。

推奨方法

システムボードの交換作業を行う場合のみ、本メッセージに、YES と回答してください。

以下の問い合わせメッセージに対するリプライファイルは、/etc/opt/FJSVdr/reply/C/dr_op にあります。リプライ内容を変更する必要があれば、リプライファイルを変更してください。

メッセージ

CPU [processor_id=#] is in the processor group. Do you remove?

説明

削除対象となるシステムボード上のCPUがプロセッサセットに属する場合、本メッセージを表示します。
Yesと回答した場合、CPUはプロセッサセットから削除されDRを続行します。
Noと回答した場合、DR処理は中断されます。

adrcコマンドによる自動実行時には、Noが選択されます。

推奨方法

本メッセージに、Yesと回答し、DR処理を続行してください。
DR完了後、必要に応じpsrset(1M)コマンドにより他のCPUをプロセッサセットに追加してください。

メッセージ

CPU [processor_id=######] is the last processor in the processor group. Do you remove processor group?"

説明

削除対象となるシステムボード上のCPUがプロセッサセットに属し、かつそのプロセッサセットで唯一のプロセッサである場合、本メッセージを表示します。
Yesと回答した場合、プロセッサセットが削除されDRを続行します。
Noと回答した場合、DR処理は中断されます。

adrcコマンドによる自動実行時には、Noが選択されます。

推奨方法

本メッセージに、Yesと回答し、DR処理を続行してください。
DR完了後、必要に応じpsrset(1M)コマンドによりプロセッサセットを作成してください。

メッセージ

Processes[pid=######] is binded to the CPU on the detached board.

Are binded processes unbinded automatically?"

説明

削除対象となるシステムボード上のCPUにバインドされているプロセスが存在する場合に、本メッセージを表示します。
Yesと回答した場合、プロセスはCPUから削除されDRを続行します。
Noと回答した場合、DR処理は中断されます。

adrcコマンドによる自動実行時には、Noが選択されます。

推奨方法

本メッセージに、Yesと回答し、DR処理を続行してください。
DR完了後、必要に応じpbind(1M)コマンドにより、プロセスを他のCPUにバインドしてください。

メッセージ

Real time processes[pid=######] is running. Do you continue DR ?

説明

リアルタイムプロセスが実行中である場合、本メッセージを表示します。
Yesと回答した場合、DRを続行します。
Noと回答した場合、DR処理は中断されます。

adrcコマンドによる自動実行時には、Noが選択されます。

推奨方法

現在実行されているリアルタイムプロセスが、DR中、数秒間動作できない場合があります。数秒間プロセスが停止することによる影響を取り除いた後、DRを続行してください。

メッセージ

Can't find proper board for kernel migration. Do you try migration to the board which has no-obp-sb-cx property?

説明

カーネルメモリのコピー先として適切なシステムボードが見つかりません。
存在する全てのシステムボードに対して、no-obp-sb-cXまたはno-obp-sbが~指定されている可能性があります。
Yes と回答した場合、no-obp-sb-cX またはno-obp-sb が指定されているシステムボードに対してのコピーを試みます。
No と回答した場合、DR処理は中断されます。

adrcコマンドによる自動実行時には、Noが選択されます。

推奨方法

no-obp-sb-cXまたはno-obp-sbが指定されているシステムボードに、カーネルメモリをコピーしてよい場合はYesと回答し、DR処理を続行してください。


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