Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.6 |
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第2章 DRのシステム構成と運用管理 | > 2.3 DRのコンフィグレーションとシステム管理の留意点 | > 2.3.2 DRコンフィグレーションとOBP (Open Boot PROM) |
OBP環境変数を使用して、指定されたボード上のメモリを無効化することができます。この設定を行うと、指定されたボード上のメモリは一切使用できなくなります。
# eeprom no-mem-sb-cX=Y
# eeprom no-mem-sb="XY"
# eeprom no-mem-sb="XY-N"
Xは筐体番号、Yは筐体内のシステムボード番号、Nはシステムボード内オフセット番号を表します。X、YおよびNの指定方法は、カーネルメモリアロケーションオプションと同様です。
メモリ無効化が設定されたボードは、同時にカーネルメモリアロケーションオプションを設定する必要があります。そうでないと、この設定は正常に動作しません。
また、メモリ無効化が設定されたシステムボードをDRにより追加する際、以下のメッセージが出力される場合がありますが、追加処理は正常に動作しており問題はありません。
sfdr:sfdr_get_memlist: nodeid (0x0) is not memory node
メモリ無効化オプションによって指定されたボードの削除に対しては、メモリの削除の妨げになる条件(2.1.3.3 メモリの削除)を一切考慮する必要がありません。
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