ファイアウォール機能 リファレンスマニュアル
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第1章 証明書の運用(Solaris版/Windows版)> 1.3 コマンド> 1.3.1 秘密鍵管理環境の作成/設定コマンド

1.3.1.4 トークンの生成コマンド(maketoken)

トークンを生成してスロットに組み込みます。トークンに設定する SO-PIN、ユーザ PIN の入力を対話的に行います。

◆記述形式

maketoken -d Slot-directory -s SlotID -t TokenLabel

◆パラメタの説明

オプション

項目概要

-d

スロット情報ディレクトリ(Slot-directory)をフルパスで指定します。mksltコマンドで指定したスロット情報ディレクトリを指定下さい。

-s

生成するトークンの組み込み先スロットをスロット ID( SlotID )で指定します。

-t

生成したトークンに設定するトークンラベル( TokenLabel )を、32 文字以内で指定します。32 文字に満たない場合は空白が埋められます。指定可能な文字セットについては、表 C-1 を参照してください。

◆留意事項等

◆実行例

スロット ID が "1" のスロットに、"ssltoken0"というラベルのトークンを生成する場合

# maketoken -d /var/opt/FSUNfwip/cert/sctldir -s 1 -t ssltoken0

# maketoken -d "C:\Program Files\Safegate\cert\sctldir" -s 1 -t ssltoken0

◆出力例

Slot-password: 注1)
New SO-PIN for Token01: 注2)、注4)
Retype: 注5)
New User-PIN for Token01: 注3)、注4)
Retype: 注5)

注1)組み込み先のスロットに設定されているスロットパスワードの入力が促される。
注2)トークンに設定するSO-PINを入力する。
注3)トークンに設定するUser-PINの入力が促される。
注4)設定するSO-PIN、User-PINが「表C-1の文字セット」と「6〜128文字の長さ」の条件を満たしていなければ、「Specified password is illegal; try again.」 が表示され、再入力を求める。再入力可能な回数は3回までであり、これをこえるとコマンドはエラーとなる。
注5)再入力したSO-PIN、User-PINが一致していない場合は、「They don't match; try again.」が表示され、再入力を求める。再入力可能な回数は3回までであり、これを超えるとコマンドはエラーとなる。
注6)スロットパスワード、SO-PIN、User-PINの対話入力時、入力される文字はエコーバックされない。
注7)スロットパスワード、SO-PIN、User-PINの対話入力時、入力した文字を間違えた場合は、Back spaceキーで文字列の修正を行う。なお、その他のキー(例えば、Deleteキーなど)を押下した場合は、指定可能でない文字を入力したものと見なす。


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