ファイアウォール機能 管理者ガイド
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第2章 機能> 2.4 ユーザ認証機能(Solaris版/Windows版)

2.4.6 注意事項

以下に、ユーザ認証機能を使用する場合の注意事項について説明します。

■環境設定中のユーザ認証処理につい

環境設定中にパスワードの設定を伴うユーザ認証処理(初回認証時にパスワード設定を行う運用またはワンタイムパスワードを利用した認証)を行わないでください。

上記の操作を行った場合、ユーザ認証を行った TELNET クライアントの画面に、以下のメッセージが表示され、認証処理が失敗します。

Can not update user information (sgsetup is running).

Please terminate sgsetup.


■/var ファイルシステムに空き容量がない場合の動作について(「Interstage Security Director (Solaris版)」)

/var ファイルシステムに空き容量がない状態になった場合、以下のメッセージがコンソールに表示され、認証処理が拒否されます。

Authentication canceled. (No space left on /var file system)

■証明書認証について

証明書認証は、ローカル認証でしか使用できません。

■Windows 95 上で Safegate client を使用する場

Safegate client を使用して同一クライアントから非暗号通信を行うユーザの認証が終了した後で、すぐに SDFW暗号通信を行うユーザの認証を行う場合は、非暗号通信のユーザの認証終了後 5 分以上経過後、非暗号通信の処理を行ってください。

また、Safegate client が Windows 95 上で動作している場合、IPsec 暗号通信( IKE 通信)は行えません。

■リモート端末接続機能で DNS サービスを利用する場

リモート端末のネットワークの DNS 設定で、ドメインサフィックスの検索順序に内部ネットワークのドメイン名を指定しておく必要があります。

■認証コネクション終了時の対

Safegate client 上で、認証済画面が表示されている間は、Safegate client と指定したサーバ間との通信が許可されます。

指定したサーバとの通信中に認証済画面を終了した場合、以降の通信は認証されていない通信とみなされます。したがって、このような状態になった場合は、指定したサーバ上の業務アプリケーションの状態を確認し、必要に応じて終了するなどの対応が必要になります。

■パケットの送信元アドレスに依存して動作するサーバアプリケーションを使用している場

通信モードの初期値は、"非暗号(GWアドレス)"です。したがって、パケットの送信元アドレスは 本製品 の内部 I/FのIP アドレスに変換されます。ただし、サーバアプリケーションによっては、パケットの送信元アドレスに依存して動作するものがあります。そのようなサーバアプリケーションを利用する場合は、環境設定のユーザ設定で、通信モードに"非暗号通信(実アドレス)"を設定してください。


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