ファイアウォール機能 環境設定ガイド
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第2部 統合環境設定> 第4章 リソースを作成する> 4.2 動作リソース

4.2.1 アクセス制御

アクセス制御動作リソースは、送受信されるパケットに対する通過/破棄/拒否動作の設定を行います。
本リソースは、「SDFWルール(Solaris/Windows)」または「SDFWルール(Linux)」を使用してポリシー情報を設定すれば自動的に追加されるので、利用者はあらかじめ作成しておく必要はありません。
なお、以下のリソースがデフォルトで登録されています。

【Solaris版/Windows版用】

名前

種類

トラフィック方向

説明

SDFW-PASS-Forward

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信を許可します。ファイアウォール機能独自環境設定の「PASS Forward」に相当します。

SDFW-PASS-Dual

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信、及び送信先IPアドレスから送信元IPアドレスへの通信を許可します。ファイアウォール機能独自環境設定の「PASS dual」に相当します。

SDFW-BLOCK-Forward

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信を禁止し、当該パケットを破棄します。ファイアウォール機能独自環境設定の「BLOCK Forward」に相当します。

SDFW-BLOCK-Dual

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信、及び送信先IPアドレスから送信元IPアドレスへの通信を禁止し、当該パケットを破棄します。ファイアウォール機能独自環境設定の「BLOCK dual」に相当します。

SDFW-REJECT-Forward

パケットを拒否(リセット応答)します

入力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信を禁止し、送信元に拒否応答します。

SDFW-REJECT-Dual

パケットを拒否(リセット応答)します

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

送信元IPアドレスから送信先IPアドレスへの通信、及び送信先IPアドレスから送信元IPアドレスへの通信を禁止し、送信元に拒否応答します。

Linux版では、「SDFWルール(Linux)」を使用してポリシー情報を設定すれば、以下のリソースが自動的に追加されます。

【Linux版用】

動作名

種類

トラフィック方向

ログ採取

説明

SDFW-PASS-Forward_LOG-ON

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向のパケットを制御の対象とします

詳細(3)

入力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-PASS-Forward_LOG-OFF

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向のパケットを制御の対象とします

通常(1)

入力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-PASS-Dual_LOG-ON

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

詳細(3)

入力方向および出力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-PASS-Dual_LOG-OFF

パケットを通過させます(通過許可)

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

通常(1)

入力方向および出力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-BLOCK-Forward_LOG-ON

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向のパケットを制御の対象とします

詳細(3)

入力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-BLOCK-Forward_LOG-OFF

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向のパケットを制御の対象とします

通常(1)

入力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-BLOCK-Dual_LOG-ON

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

詳細(3)

入力方向および出力方向のパケットを制御対象にします。

SDFW-BLOCK-Dual_LOG-OFF

パケットを破棄(ドロップ)します

入力方向および出力方向のパケットを制御の対象とします

通常(1)

入力方向および出力方向のパケットを制御対象にします。

名前

作成するアクセス制御動作の名前を指定します。
ファイアウォール機能の場合、ここで設定した名前は、管理コンソール上の識別名としてだけ利用されます。

注釈

必要に応じて、アクセス制御ポリシーの注釈を入力します。

種類

フィルタ条件が成立した場合のパケットに対するアクセス制御動作を、以下の3つの動作から選択します。

ファイアウォール機能の場合、「HTTP通信のURLを変更します(URLリダイレクト)」は使用できません。

トラフィック方向

アクセス制御の対象となるトラフィックを指定します。

ログ採取


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