TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
|
目次
索引
|
H.2 ディレクトリのユーザ定義の移動
TeamWARE Directoryサーバ上の個人情報は、エンタープライズ環境内の他サイトのTeamWARE Directoryサーバへ移動できます。
なお、個人情報は、Windows NT(R)からUNIX系システムへといった、異なるOS間においても移動できます。
ユーザの個人定義には、以下のものがあります。
この他に、Webサービス上にある以下の個人資産も、オプションによって移動できます。
- 個人メモ
ToDo、個人ブックマーク、在席状況があります。
資源の移動は、以下の手順で行います。
- 移動するユーザの一覧(ユーザリスト)を作成します。
- 作成した一覧を使い、資源をTeamWARE Officeサーバから中間ファイルと呼ぶファイルへ移出します。
- 中間ファイルに移出した情報を、エクスプローラやマイコンピュータなどでほかのサイトのTeamWARE Directoryサーバに転送します。
- 転送した中間ファイルから、転送先のTeamWARE Officeサーバに資源を移入します。
- 移出処理が終了すると、エンタープライズ環境内でのユーザ定義の重複を回避するため、中間ファイルへ出力した個人定義は移動元のTeamWARE Directoryから削除されます。
- 移出完了から移入完了までの間は移動中のユーザは、TeamWARE Officeのエンタープライズ環境内には存在していません。この間に他者から移動中のユーザにメールを送信したり、ユーザの個人カレンダーに予約を入れることはできません。
- 組織再編成ユーティリティを使用して個人定義を移動する場合、カスタム属性とその定義値は移動されません。移動元と同様の環境を移動先で再現したい場合は、Directory 管理者権限を持つユーザが移動先サイトに、移動元と同様のカスタム属性をTeamWARE Directoryクライアントで作成した後、ユーザ移入コマンドに与えるユーザリストファイルにカスタム属性値変更のカスタマイズオペランドを移動対象ユーザごとに指定して移入を実行してください。
- メールボックスまたはアドレス帳の利用許可は同一サイト内のユーザだけに与えることができます。そのため、利用許可を与えているユーザが他サイトに移動した場合、利用許可されているユーザがそのユーザのメールボックスを開くことができなくなります。利用許可を継続したい場合は、利用許可を与えられているユーザも移動するようにしてください。
- 以下の条件で簡略名エントリを宛先に指定してメールを送信した場合、メールは届きません。送信メールのプロパティでメールの状態を参照すると、配達エラーであると表示されます。この場合には、個人用アドレス帳を最新の情報に更新してください。
- 同一サイトのユーザを簡略名エントリとして個人用アドレス帳に登録し、ログイン時の設定を「個人用アドレス帳をワークステーションに取り出す」にしている。かつ、
- 個人用アドレス帳に登録されているユーザが複数サイト構成の別のサイトに移動されている。
なお、エラーとなった簡略名エントリについては、プロパティを参照することでも最新の情報に更新することができます。
|
- H.2.1 ディレクトリの個人定義の移動の操作方法
- H.2.2 ユーザ・インターフェース
Copyright(C) TeamWARE Group Oy 2005 and Fujitsu Limited 2005 and/or their licensors