TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録B Directoryユーティリティ |
このユーティリティは、TeamWARE Office Directoryから、ローカルユーザ情報を取り出します。
このユーティリティで作成したローカルユーザ情報ファイルは、ディレクトリサーバのユーザ情報一覧として管理のために保管したり、また、このファイルを編集してローカルユーザ情報移入を行うことができます。なお、ローカルユーザ情報ファイルについての詳細は、“B.3 ローカルユーザ情報ファイル”を参照してください。
ローカルユーザ情報の登録/更新/削除については、“B.1 ローカルユーザ情報の登録/更新/削除”を参照してください。
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TeamWARE Office Directoryからローカルユーザ情報をリストするには、サーバインストールディレクトリで、以下のコマンドを実行します。
todirmov <パラメータファイル名>
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パラメータファイルは、以下に示す形式で作成します。なお、パラメータファイルのコード系にはシフトJISコードを使用します。
オプションのパラメータは角かっこ([ ])でくくられています。
utility=EXPORT_LIST
what=LOCAL
file=<ローカルユーザ情報ファイル名>
user=<ログイン名>
[password=<ログインユーザのパスワード>]
tp_number=<トランスポート番号>
tp_address=<トランスポートアドレス>
[search_base=<検索ベース>]
パラメータ値を省略した場合は、コンソールメッセージが出力されます。 |
utility
“EXPORT_LIST”と指定します。
what
“LOCAL”と指定します。
file
作成するローカルユーザ情報ファイル名を指定します。
ローカルユーザ情報ファイルの形式については、“B.3 ローカルユーザ情報ファイル”を参照してください。
user
ログイン名を指定します。ログイン名は、最長で48文字までです。ログインユーザには、システム管理者の権限が必要です。
password
ログインユーザのパスワードを指定します。パスワードは、最長で48文字までです。ログインユーザがパスワードを持っていない場合は省略します。
tp_number
ログイン時に使用するトランスポート番号を指定します。TeamWARE Officeをインストールしたディレクトリ配下の初期化ファイル(to.ini)の[TOSERVER]セクションのtransportsフィールドに記述されています。
以下に示す例の場合、tp_numberは1になります。
(例) [TRANSPORT] 1 = tcpip,240,0,
tp_address
ログイン時に使用するディレクトリサーバのトランスポートアドレスを指定します。このサーバのディレクトリが、移出元ディレクトリサーバとして使用されます。tp_addressは、最長で128文字までです。
search_base
検索ベースを指定します。
本パラメータは、特定の階層化組織下のエントリのみをリストしたい場合に指定します。
以下に、本パラメータの指定例を示します。
(例) ou=ist,l=numadu,o=fujitsu,c=jp
なお、本パラメータを指定しない場合の検索ベースは、“狭い範囲”です。検索範囲は、サイト内に制限されますので、他サイトのユーザを検索することはできません。
パラメータファイルの例を、以下に示します。
utility=EXPORT_LIST |
移出処理が終了すると、正常にリストが行われたユーザ数が画面に表示されます。 |
以下に、ローカルユーザ情報リストの出力例を示します。
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