TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
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付録A 資源移動ユーティリティ | > A.6 ライブラリ資源の移動 |
移出元ライブラリリスト/移入先ライブラリリストの作成について以下に示します。移出元ライブラリリストを作成する場合には、移動元のLibraryサービスがあるサーバで、また、移入先ライブラリリストを作成する場合には、移動先のLibraryサービスのあるサーバで行ってください。なお、ライブラリリストの作成は、TeamWARE Officeの動作中にシステム管理者が行ってください。
toliblst library-list
library-list :
library-listに、ライブラリリストを出力するファイル名を指定します。ライブラリリストをカレントディレクトリ以外に作成する場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名がすでに存在した場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドは省略できません。
ライブラリリストは読み込み専用ファイルです。このファイルは編集しないでください。更新された場合、移出処理での動作保証はされません。 |
ライブラリリストは以下の形式です。
No. OBJECT ID LIBRARY |
この番号は、移出時に利用します。
ライブラリのオブジェクトIDです。
ライブラリ/フォルダ名です。
ライブラリ資源を、移動元サーバから中間ファイルへ移出します。なお、このコマンドの実行は、TeamWARE Officeの動作中に行ってください。
tolibexp export-file/-e library-list -ln library-no [-d] [-c]
export-file :
export-fileに、中間ファイルを出力するファイル名を指定します。拡張子は指定しないでください。中間ファイルをカレントディレクトリ以外に作成する場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名がすでに存在した場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドは省略できません。
-e :
移出処理は行わず、移出時の中間ファイルの予測サイズを画面に表示する場合に指定します。
library-list :
library-listに、前述のライブラリリストの作成で作成したライブラリリスト名を指定します。ライブラリリストがカレントディレクトリ以外にある場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名が存在しない場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドは省略できません。
-ln :
library-noに移出したいライブラリの番号を指定します。指定する値は、ライブラリリストの“No.”の値を、0サプレスした形式(0001なら1)で指定します。本オペランドは省略できません。
-d :
ライブラリ資源を移動元サーバから削除して移出する場合に指定します。コマンド実行中に異常が発生した場合、資源は削除されません。
-eオペランドが指定されている場合、このコマンドはエラーとなります。
-c :
library-noで指定したライブラリ/フォルダ直下のドキュメントのみを移出する場合に指定します。
-dオペランドが指定されている場合、このコマンドはエラーとなります。
|
ライブラリリストが以下の条件の例で説明します。
No. OBJECT ID LIBRARY |
tolibexp libB lib.lst -ln 4 -d
tolibexp libD lib.lst -ln 6
tolibexp libA1 lib.lst -ln 2 -c
tolibexp -e lib.lst -ln 2 -c
サイズ予測結果は以下の形式です。
Estimate size = 5,775byte |
ライブラリ中間ファイルリストの作成について以下に示します。
toliblst library-list export-file
library-list :
library-listに、ライブラリ中間ファイルリストを出力するファイル名を指定します。ライブラリ中間ファイルリストをカレントディレクトリ以外に作成する場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名がすでに存在した場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドは省略できません。
export-file:
export-fileに、ライブラリ中間ファイルリストを作成する中間ファイル名を指定します。リストを出力するファイル名を指定します。ライブラリ中間ファイルリストをカレントディレクトリ以外に作成する場合にはフルパス名で指定します。拡張子は指定しないでください。中間ファイルがカレントディレクトリ以外にある場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名が存在しない場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドを省略した場合、本コマンドを実行したサーバ上のLibraryサービスのライブラリリストを作成します。
ライブラリ中間ファイルリストは以下の形式です。
EXPORT FILE:library |
中間ファイル名です。
ライブラリ/フォルダ/ドキュメント名です。インデントは、階層を意味します。
ライブラリ資源を中間ファイルから移動先サーバに移入します。なお、このコマンドの実行は、TeamWARE Officeの動作中に行ってください。
tolibimp export-file [-t library-list -ln library-no]
[-cn OldCustom-NewCustom,...] [-o Organization]
export-file :
中間ファイル名を指定します。拡張子は指定しないでください。
中間ファイルがカレントディレクトリ以外にある場合にはフルパス名で指定します。指定されたファイル名が存在しない場合、このコマンドはエラーとなります。本オペランドは省略できません。
-t :
移入先のライブラリ/フォルダを指定したいとき指定します。
library-listに、前述の移入先ライブラリリストの作成で作成したライブラリリスト名を指定します。ライブラリリストがカレントディレクトリ以外にある場合にはフルパス名で指定します。移入対象がフォルダで本オペランドが省略されたとき、また、移入対象がライブラリで本オペランドが指定されたとき、このコマンドはエラーとなります。指定されたファイル名が存在しない場合、このコマンドはエラーとなります。
-ln :
library-no に移入先のライブラリ/フォルダの番号を指定します。指定する値は、ライブラリリストの“No.”の値を、0サプレスした形式(0001なら1)で指定します。
-cn :
カスタムフィールドのIDを変更する場合に指定します。指定形式を以下に示します。
OldCustomに変更前のカスタムフィールドのIDを指定し、NewCustomに変更後のカスタムフィールドのIDを指定します。OldCustomとNewCustomの間はハイフン(-)でなければなりません。複数指定をする場合はカンマ“,”で区切ります。なお、カスタムフィールドのIDは、1から64の範囲内で指定します。カスタムフィールドについては、“TeamWARE Office利用者ガイド”、または、Libraryアプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。
移入するカスタムフィールドのIDが移入先サーバで定義されていない場合、移入後、そのカスタムフィールド情報は、表示されなくなります。 |
-o :
本オペランドは、移入するライブラリのロケーションと移入先のロケーションが異なる場合に指定します。Organization-Nameに移入先のロケーションを指定します。本オペランドが省略された場合には、ロケーションの変更は行われません。Organization-Nameは以下のパラメータで指定します。
なお、Organization-Nameは、記述する順番を意識します。記述する順番は、下位のロケーションから順にカンマ“,”で区切って指定します。ロケーションに空白を含む場合には、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定します。
Organization-Nameパラメータ
ou=階層化組織名を記述します。
l=エリア名を指定します。
o=組織名を記述します。
c=国名を記述します。
tolibimp folder1 -t library.lst -ln 2
tolibimp expfile -o "ou=unit 1,l=local 1,o=org 1,c=jp"
tolibimp expfile -cn 1-2,2-3,4-1
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