TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第19章 データベースの保全

19.1 バックアップ

TeamWARE Officeのシステム管理者は、ハードクラッシュなどによるデータ損失を避けるために、定期的にTeamWARE Officeシステムのバックアップを取ります。これにより、ハードクラッシュなどが発生した場合、定期的に採取しておいたバックアップデータからTeamWARE Officeシステムを復元できます。

どのくらいの期間でバックアップを行うかは、TeamWARE Officeの利用頻度により異なりますが、毎日バックアップを取ることをお勧めします。

  • バックアップをハードディスク上に記録する場合は、ハードディスク装置が故障した場合、バックアップデータも失います。テープなどの2次的バックアップを実施してください。
  • RAID1(ミラーリング)などによるフォールトトレランスを実施していても、バックアップは必要です。ミラーリングによる復元は、ミラーリングしているハードディスクが故障した場合のみとなります。ウイルス侵入や事故、障害によるデータベース矛盾、破壊が生じた場合は、その内容もミラー化されたディスクに反映されてしまいます。
  • バックアップをテープに記録する場合、テープの利用回数(いわゆる寿命)を考慮し、定期的に新しいテープと交換してください。古いテープを長く使用すると、ご利用の際に読出し失敗等を引き起こすことがあります。
  • バックアップは、例えば曜日毎に異なるテープに記録する等、世代管理を行うことを推奨します。同一テープへバックアップする方法では、問題発生日から数日経過してデータベースの矛盾が発見されても対処することができません。
    <推奨例>
    テープを7本用意し、曜日毎に異なるバックアップテープに記録する。
    毎月1日のバックアップは保管し、新しいテープと交換する。
  • バックアップ対象単位を確認してください。
    TeamWARE Officeでは、バックアップの最小単位はサイト単位です。言い換えると1サイトが複数のサーバから構成されているサイトの場合は、すべてのサーバで、同時にバックアップを採取する必要があります。
  • TeamWARE Office V2.0L10までのWebサービスの「個人メモ」機能は、TeamWARE Office V2.0L20では、「ToDo」、「個人ブックマーク」、および「在席状況」の3つの独立した機能になりました。本章の説明における「個人メモ」という用語は、この3つの機能を示しています。

下へ19.1.1 バックアップの種類
下へ19.1.2 バックアップの範囲
下へ19.1.3 バックアップの運用

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