TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
目次 索引 |
第16章 イベント通知サービスの管理 | > 16.4 ユーザアプリケーションの作成 |
ここでは、ユーザアプリケーションの業務への適用範囲を検討する上で考慮すべき事柄について記述しています。
下記事項を考慮の上業務へ適用してください。
メールの到着順序は、ネットワーク経路などの諸条件により、発信された順序と、メールが到着する順序は、必ずしも一致しない場合があります。さらに、ユーザアプリケーションの起動される順序は、原則としてメールが到着する順序に従いますが、何らかの原因によりリトライされる場合があるため、厳密な順序は保証されません。したがって、個々に起動される順序をお互いに意識するようなユーザアプリケーションの動作は保証されません。個々のメールにユーザアプリケーション処理が対応し、処理が完結するようなユーザアプリケーションを作成してください。
ユーザアプリケーションの多重起動数を指定することができます。多重起動数の上限値を上回った場合、ユーザアプリケーションの起動は延期され、同時稼働数が上限値を下回った際に処理されます。
メールの特性上、メール発信からメール到着までの所要時間が保証されません。また、メール到着からユーザアプリケーション起動が行われるまでに、タイムラグが発生します。したがって、厳密なリアルタイム性を要求するような業務には適していません。
イベント通知サービスは、起動したユーザアプリケーションの一覧表示(プロセスID/プログラム名など)を行う機能を持っていますが、起動したユーザアプリケーションのプロセス管理や制御(優先度の変更/処理の一時停止など)は行いません。
目次 索引 |