TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド |
目次 索引 |
第16章 イベント通知サービスの管理 | > 16.4 ユーザアプリケーションの作成 |
ユーザアプリケーションの起動と制御について、以下に示します。
ユーザアプリケーションは、イベント通知機能がインストールされているサーバと同一サーバ上で起動されます。ほかのサーバ上のユーザアプリケーションを起動することはできません。
ユーザアプリケーションの動作を、アプリ定義体のアプリケーション情報で調整できます。
以下にユーザアプリケーションの動作に影響を及ぼすアプリ定義体の設定項目を示します。アプリ定義体の設定項目の詳細については、“16.3 イベント通知サービスの導入”を参照してください。
イベントのキューは以下の場合に削除されます。
ユーザアプリケーションの起動に失敗した場合、イベント通知サービスは、再度起動を試みます。再起動は、リトライ待ち状態のイベントで一定時間以上経過していたものについて行われます。
アプリ定義体では、再起動が行われるまでの間隔“retry_min”と、再起動の回数の上限値“retry”を指定できます。
再起動の回数の上限値を超えた場合には、イベントのキューは削除されます。
イベントの発生後、何らかの原因でユーザアプリケーションの起動が遅延した場合や、ユーザアプリケーションの起動を行いたくない場合は、アプリ定義体のアプリケーション情報で、“delay”を設定できます。
“delay”が設定されていた場合、イベント通知機能は、イベント発生後“delay”の設定時間経過したキューについて、ユーザアプリケーションの起動を行わずにキューを削除します。
TeamWARE Officeサーバが停止する場合、動作中のユーザアプリケーションは、アプリ定義体の定義内容に従い、以下のどれかの動作をします。
TeamWARE Officeサーバが停止しても、ユーザアプリケーションは動作し続けます。
TeamWARE Officeサーバが停止する際に、ユーザアプリケーションは強制的に終了されます。
ユーザアプリケーションの実行ディレクトリ“exec_dir”を指定できます。
同じアプリ定義体から起動されたユーザアプリケーションの多重度“multi”を制限することができます。
多重度が“multi”の指定値に達している状態で、新たにユーザアプリケーションの起動要求がされた場合、この要求は起動キューにキューイングされ、リトライの対象となります。
|
イベント通知サービスは、起動したユーザアプリケーションの処理状況を把握できません。したがって、ユーザアプリケーションが異常終了したり、ループした場合の復旧処理や再実行は、ユーザ自身で行う必要があります。
目次 索引 |