TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第14章 Webサービスの管理

14.4 複数プロセスの利用

Webサービスでは、1台のサーバで複数のWebサービスを同時に使用できます。これにより、複数のテンプレートファイル(トップページからの一連のメニューサービスの定義ファイル)を同時に利用できます。

たとえば、TeamWARE Officeを最新版にバージョンアップまたはレベルアップした環境で、旧製品のテンプレートと最新のテンプレートを共存させることができます。旧製品のテンプレートと最新のテンプレートの両方のWebサービスを同時に利用するには、Webサービスのプロセスを、同時に複数起動する必要があります。

Webサービスのプロセスを同時に複数起動するには、以下の設定が必要です。

※1台のサーバマシンにおいて、Web拡張機能 / 各携帯連携機能 / iアプリ機能 を含めて、最大10個のWebサービスプロセスを起動できます。

※設定完了後にサーバを再起動する必要があります。

※Web拡張機能プロセスを追加する場合は、[to config]コマンドでセットアップしてください。詳細については、“C.4.12 Webサービスのセットアップ”を参照してください。

◆http_xxx.iniの作

新たなプロセス専用の初期化ファイル(http_xxx.ini)は、標準の初期化ファイル(http.ini)をTeamWARE Officeのインストールディレクトリ直下に複写し、プロセス固有の情報を修正して作成します。

新たな初期化ファイルの名前は、他の新たなプロセス専用の初期化ファイル、およびWeb拡張機能用の初期化ファイルの名前と異なる名前ならば、自由に命名できますが、Webサービスの初期化ファイルとわかる名前にすることをお勧めします。

下記に修正するプロセス固有の情報を示します。

[Work]セクションのDirectoryキー

[Work]セクションのNewForumMessageキー

[Host]セクションのPortキー

[Host]セクションのProcessNoキー

[Cache]セクションのPathキー

上記の固有情報は、TeamWARE Officeサーバ停止時に、エディタで編集し、他の初期化ファイル(Web拡張機能用 / 各携帯連携機能用 / iアプリ機能用初期化ファイルを含む)と競合しない値(異なる値)を指定する必要があります。

  • [Cache]セクションのPathキーで設定したディレクトリでは、Webサービスの起動/終了時に削除処理が行われるため、この配下をその他で利用する作業用ディレクトリに指定しないでください。
  • 以下のキーは、サーバ内すべてのWebサービスの初期化ファイルで、標準の初期化ファイル(http.ini)の内容と同一にする必要があります。
    • [Work]セクションのSignatureキー、およびMemoキー
    • [Host]セクションのHost_nameキー
  • 初期化ファイル名は58バイト以内とし、ファイル名に空白を含まないようにしてください。

標準とは異なるテンプレートファイルを新しいプロセスで利用したい場合には、[Document]セクションのPathキーを変更します。

http_xxx.iniの変更例

新たなプロセス専用の初期化ファイルを“http_new.ini”とした場合の変更例を、以下に示します。太字の部分が変更点です。

[Work]
Directory = d:/teamware/server/http/new
NewForumMessage = d:/teamware/http/new/forum

[Host]
Port = 81
ProcessNo = 1

[Cache]
Path = d:/teamware/server/http/new/cache/

◆to.iniへの情報の追

TeamWARE Officeの初期化ファイル(to.ini)の[TOSTART]セクションを変更し、Webサービスの複数起動を指定します。なお、to.iniを修正する前に、必ずWebサービスをインストールしてください。また、to.iniの修正後に、Webサービスをアンインストールすると、修正内容はto.iniより削除されます。

指定は、[TOSTART]セクションへserviceキーを追加することで行います。

設定例を以下に示します。

[TOSTART]
service = tohttp … (a)
service = tohttp -ini http_new.ini … (b)

(a) service = tohttp

標準のWebサービスのプロセス起動用のエントリです。

この行は、Webサービスをインストールすると、自動的に生成されます。

このプロセスの初期化ファイルは、「http.ini」です。

(b) service = tohttp -ini http_new.ini

新たに追加するWebサービスのプロセス起動を指定するエントリです。

「tohttp」に続けて「-ini 初期化ファイル名」を指定します。

ここで指定する初期化ファイル名は、新たに追加するプロセス専用です。そのため、ファイル名は他のプロセス用の初期化ファイル名と異なる名前を設定してください。また、初期化ファイルは、TeamWARE Officeのインストールディレクトリに格納し、ディレクトリ名は含めず、ファイル名のみを指定してください。

※bの行を複数定義することにより、Web拡張機能 / 各携帯連携機能 / iアプリ機能と合わせて最大10個のWebサービスプロセスを起動できます。この場合、初期化ファイル名は、Web拡張機能 / 各携帯連携機能 / iアプリ機能用も含めすべて異なる必要があります。

to.iniファイルの設定は、必ず下記作業が完了した状態で行ってください。

  • Webサービスのインストール
  • 追加設定した初期化ファイルの作成(TeamWARE Officeのサーバインストールディレクトリに格納済みであること)

利用例

標準設定の最新のテンプレートをポート番号80で動作するよう設定し、旧製品(200XV2.0L10)のテンプレートファイルをポート番号81で動作するように指定した場合、トップページを表示するためのサーバアドレスは、以下のようになります。

http://hostname/
http://hostname:81/

…最新のテンプレートファイル
…旧製品(200X V2.0L10)のテンプレートファイル

※hostname:完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名)、ホスト名、またはIPアドレス。
なお、ホスト名またはIPアドレスを指定する場合には、“14.1.4 Webサービス利用時の留意事項”の“◆マルチサーバ環境における留意事項”を参照してください。


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