PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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付録D その他> D.2 トラブルシューティング> D.2.2 伝送路二重化機能の仮想インタフェースや各機能が使用できない

D.2.2.6 Solarisコンテナのゾーンを起動することができない

現象
ゾーンのネットワーク設定に、高速切替方式の仮想インタフェース、またはNIC切替方式で二重化する物理インタフェースを指定した場合、ゾーン起動時に以下のエラーメッセージを出力し、ゾーンの起動に失敗する。

# zoneadm -z zone0 boot
could not verify net address=192.168.80.10 physical=sha0: No such device or address
zoneadm: zone zone0 failed to verify

または

# zoneadm -z zone0 boot
zoneadm: zone 'zone0': hme0:1: could not bring interface up: address in use by zone 'global': Cannot assign requested address
zoneadm: zone 'zone0': call to zoneadmd failed

原因および対策
ゾーン起動時、ゾーンのネットワーク設定で指定したインタフェースが存在しない場合、またはゾーンのネットワーク設定で指定したIPアドレスと同一のIPアドレスがすでに存在している場合は、ゾーンを起動することができません。指定したインタフェースが存在しているか、または指定したIPアドレスがすでに存在していないかを、ifconfig(1M)コマンドを使用して確認してください。また、NIC切替方式の場合は待機インタフェースの非活性方法がゾーンで使用するための設定値に変更されているかどうかを確認してください。詳細については“7.6 hanetparamコマンド”および“D.1 インタフェース活性および非活性方法の変更について”を参照してください。

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