PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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第3章 導入> 3.5 環境設定の削除手順

3.5.4 NIC切替方式

構成情報の削除手順を以下に示します。

  1. 削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの'-n'オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。
    詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。
  2. 該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
    なお、クラスタシステムにて運用されていた定義を削除する場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)詳細は“7.3 stphanetコマンド”または“7.11 stpptlコマンド”を参照してください。
  3. 該当の監視先情報を削除します。詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。
  4. 該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。詳細は“7.1 hanetconfigコマンド”を参照してください。
  5. IPv4アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
    IPv6アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。

Solarisコンテナのゾーンを使用した構成の場合

NIC切替方式で二重化した物理インタフェースをゾーンで使用している場合、以下の手順により、構成情報の削除を行います。

  1. ゾーンの停止を行います。
  2. 削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの'-n'オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。
  3. 該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
    なお、論理IPアドレス引継ぎ機能が設定されている場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)
  4. すべてのゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を止める場合は、待機インタフェースの非活性方法をhanetparamコマンドの-dオプションで“unplumb”に戻します。なお、他のゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を継続する場合には、待機インタフェースの非活性方法を“unplumb”に戻さないでください。
  5. 該当の監視先情報を削除します。
  6. 該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。
  7. IPv4アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
    IPv6アドレスを使用していた場合、該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。
  8. ゾーンのネットワーク設定を変更するか、またはゾーンの削除を行います。変更方法、または削除方法については“3.2.4 Solarisコンテナのゾーン設定”を参照してください。

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