PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - |
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第2章 機能 | > 2.3 その他の機能 |
タグVLANとは、タグと呼ばれる識別子をネットワーク別に通信パケット上へ付加することで、同一物理回線上で複数の仮想ネットワークを構築するものです。タグVLANを構築するためには、“IEEE802.1Q”の規格を実装しているNIC、およびスイッチ/HUBを使用しなければなりません。なお、タグVLANを使用したスイッチ/HUB間の接続をVLANトランクと呼び、各スイッチ/HUBで構築しているタグVLANを同一の物理回線で使用することができます。
以下に、タグVLANを使用したネットワーク構成を示します。
図2.47の例では、スイッチ1およびスイッチ2は、それぞれVLAN1(VLAN-ID:1)とVLAN2(VLAN-ID:2)を構成し、ポート1を使用してVLANトランクで接続しています。
ホスト1の物理インタフェース“fjgi0”上に、VLAN1とVLAN2に属する論理的なインタフェース“fjgi1000”と“fjgi2000”を作成することにより、タグ付きフレームの通信を行います。
同じように、ホスト3の物理インタフェース“fjgi1”上に、VLAN1とVLAN2に属する論理的なインタフェース“fjgi1001”と“fjgi2001”を作成することにより、タグ付きフレームの通信を行います。
ホスト2については、物理インタフェース“hme0”をVLAN1のポート5に接続し、物理インタフェース“hme1”をVLAN2のポート10に接続して、それぞれのネットワークを使用します。
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