PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第6章 バックアップとリストア |
ここでは、GDS Snapshotのスナップショット機能を使ってシステムディスクをバックアップし、そのバックアップを使用して代替ブート環境を作成する方法と、代替ブート環境を利用してシステムディスクをリストアする方法を説明します。
GDS Snapshotを使用すると、システム運用中に、システムディスクのスナップショット(ある時点の複製)をバックアップ用のディスク領域(プロキシボリューム)に採取できます。このプロキシボリュームからブートできるように代替ブート環境の設定を行っておくことにより、システムディスクの故障やデータ破損によってシステムがブートできなくなった場合に、代替ブート環境に切り替えてシステムを運用することができます。また、代替ブート環境に切り替えた後、元のシステムディスクとバックアップ用ディスクのマスタとプロキシの関係を入れ替えて、バックアップ用ディスク(マスタボリューム)のデータを元のシステムディスク(プロキシボリューム)にコピーすることにより、元のシステムディスクのデータをリストアできます。
この方法により、システムディスクのバックアップおよびリストアの際の運用停止時間と、システムディスク障害の復旧に要する時間を大幅に削減することができます。
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