SSF/Backup Facility 運用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 バックアップ運用の設計

1.3 SAN環境とネットワーク環境を組み合わせた運用

ダイレクトバックアップとネットワーク型バックアップのバックアップ運用を統合して自動化する場合、Systemwalker Operation Managerなどの汎用的なスケジュール管理ソフトウェアを使用し、バックアップ用のコマンドを実行させます。

 

■論理デバイスバックアップの場合

論理デバイスバックアップをコマンドで実行するには、ダイレクトバックアップのバックアップコマンドを使用します。バックアップコマンドは、SSF/Backup Facilityまたは、業務サーバ上でスーパユーザとなり、投入してください。

 

使用するコマンド

投入先

バックアップ

dbubackup

SSF/Backup Facility(クラスタ構成の場合は、引継ぎノード)

spcntl dbubackup

業務サーバ(Storageサーバ)

  • バックアップコマンドの詳細については、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第14章 論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップのためのコマンド」を参照してください。
 

■論理ユニットバックアップの場合

論理ユニットバックアップをコマンドで実行するには、ダイレクトバックアップサーバが準備する専用のバックアップコマンドを使用します。本コマンドは、SSF/Backup Facility上でスーパユーザとなり、投入してください。

 

使用するコマンド

投入先

バックアップ

lubackup

SSF/Backup Facility(クラスタ構成の場合は、引継ぎノード)

  • バックアップコマンドの詳細については、『ダイレクトバックアップ使用手引書』の「第15章 論理ユニットバックアップのためのコマンド」を参照してください。

 

■NetWorkerの場合

NetWorkerのバックアップをコマンドで実行するには、業務サーバのスーパユーザのシェルプロンプトから、コマンドを投入します。

 

使用するコマンド

投入先

バックアップ

save
savegrp

業務サーバ(NetWorkerクライアント)

  • 詳細は、『Legato NetWorker 管理者ガイド UNIXおよびLinux版』で“save" および “savegrp"コマンドに関連する記述を参照してください。

 

■Softek Backup TSM Editionの場合

Softek TSMのバックアップをコマンドで実行するには、TSMサーバから、クライアント・バックアップ・セットをバッチ・モードで入力します。

 

使用するコマンド

投入先

バックアップ

GERENATE BACKUPSET

TSMサーバ(SSF/Backup Facility)

  • クライアント・バックアップ・セットについては、『Softek Backup TSM Edition管理者の手引き (Solaris版)』の「第13章 クライアント・ノードのデータの管理」を参照してください。
    バッチ・モードについては、『Softek Backup TSM Edition管理者のための解説書 (Solaris版)』の「第3章 コマンド行インターフェースの使用」の「バッチ・モード」を参照してください。

 


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005