SSF/Backup Facility 導入手引書 |
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第5章 クラスタ構成での導入 |
SPシリーズで磁気テープライブラリシステムを使用できるように設定を行います。
SPシリーズに接続した磁気テープライブラリシステムをバックアップサーバから利用できるようにするには、磁気テープライブラリシステムに対応する磁気テープライブラリシステム制御ソフトウェアの設定が必要です。
磁気テープライブラリシステムのロボットをSPシリーズが制御するか否かにより、設定作業は異なります。ロボットを制御しないSPシリーズでは、ロボットに関する設定やLMFサーバの設定は不要です。
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磁気テープライブラリシステムが使用可能となった後、ネットワーク型バックアップで磁気テープライブラリシステムを利用可能とするために、磁気テープライブラリシステムに対してネットワーク型バックアップ用ソフトウェア設定を行います。
なお、SSF/Backup Facility上で、同時にネットワーク型バックアップソフトウェアと共存させる場合には、磁気テープライブラリシステムのそれぞれのソフトウェア用に割当てる各ロボット(コントローラ)部のターゲットIDは、それぞれで異なる値を設定してください。
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各装置のマニュアル等を参照しながら、ライブラリ装置やドライブをFibreChannelケーブルやSCSIケーブルでサーバと接続してください。
一台のライブラリ装置を複数のサーバで共有する場合や、複数のライブラリ装置を導入する場合は接続が複雑になるため、事前に設計した接続構成図どおりに接続されているかを確認してください。
特にFibreChannel インタフェース装置で、FC スイッチを経由した接続構成の場合、物理的な接続だけでは接続状態を十分に確認できないため、FC スイッチのゾーニング設定やサーバ側の設定なども十分に確認してください。
本書の「付録A 磁気テープライブラリ使用時の注意事項」を参照し、各磁気テープライブラリシステムに合わせて設定を行ってください。
以下の手順にしたがい、ネットワーク環境設定を実施してください。設定は、プライマリノードとセカンダリノードの両方について実施してください。
lmf 9326/tcp |
IPアドレス ホスト名 # IP-address Host-name |
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例:targetが16でLUNが0の場合、以下のように編集します。
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# rm -f /dev/ftla/* <Return> # rm -f /dev/rmt/* <Return> # touch /reconfigure <Return> |
# shutdown -y -g0 -i6 <Return> |
プロシジャリソースFJSVlmfをリソースデータベースに登録します。
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# cd /opt/FJSVlmf/sbin <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
"引継ぎIPアドレス"には、「5.4.2 引継ぎネットワークリソースの設定」-「7. IPアドレス/ホスト名の選択」で設定したIPアドレスを指定してください。
# /usr/sbin/ifconfig <インタフェース名> addif <引継ぎIPアドレス> netmask <ネットマスク> broadcast <ブロードキャスト> <Return> |
以下に例を示します。
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# /usr/sbin/ifconfig hme0 addif 10.124.6.91 netmask 255.255.255.0 broadcast 10.124.6.255 <Return> |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadmin -e <Return> |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadmin -c <Return> ボリューム情報データベースが作成されていません ボリューム情報データベースを作成しますか(y/n)> y <Return> |
順序 |
メインメニュー |
サブメニュー |
設定内容 |
1 |
「1.クライアントグループを設定する」 |
「1.新規登録」を選択し、クライアントグループの登録を行ってください。 |
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「クライアントグループ名」 |
16文字以内の英文字、数字、記号(- . @ _)を使用することができます。 |
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2 |
「2.クライアントホストを設定する」 |
「1.新規登録」を選択し、LMFクライアントが動作するホストを登録します。SPシリーズ自身もLMFクライアントとして動作するため、登録が必要です。 |
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「ホスト名」 |
登録するLMFクライアントの引継ぎノード名を設定してください。 |
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「所属クライアントグループ」 |
当該LMFクライアントを所属させるクライアントグループを指定してください。 |
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3 |
「3.ライブラリを設定する」 |
「1.新規登録」を選択し、各ライブラリ装置について、それぞれ設定を実施してください。 |
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「登録するライブラリ」 |
ベンダ名やシリアル番号をキーに、設定するライブラリを一覧表から選択してください。 |
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「ライブラリ名」 |
8文字以内の英文字、数字、記号(- . @ _)を使用することができます。 |
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「ライブラリID」 |
指定できる値は01〜ff(16進値)です。 |
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「ドライブタイプ」 |
登録するライブラリ装置からドライブタイプが獲得できなかった場合、設定が必要です。ライブラリに搭載されているドライブのタイプを選択してください。LTO1とLTO2の2つのタイプが存在します。 |
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4 |
「4.ドライブを設定する」 |
「1.設定/変更」を選択し、各ドライブについて、それぞれ設定を実施してください。 |
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「ドライブ設定するライブラリ」 |
設定するドライブが搭載されているライブラリ装置を選択してください。 |
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「設定するドライブ」 |
シリアル番号をキーに、設定するドライブを一覧表から選択してください。 |
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「ドライブ名」 |
24文字以内の英文字、数字、記号(- . @ _)を使用することができます。 |
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「接続ホスト」 |
接続されているホストを選択してください。 |
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「他のホストに接続しますか?」 |
複数のクライアントホストに接続されている場合は“y”で設定を続けてください。 |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadmin -s <Return> |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmcheck -m -c <クライアントグループ名> <Return> |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadminc -c <Return> |
順序 |
メインメニュー |
サブメニュー |
設定内容 |
1 |
「1.設定/変更」 |
「LMFサーバのホスト名」 |
LMFサーバの引継ぎノード名を設定してください。 |
「LMFクライアントのホスト名」 |
設定中のクライアントの引継ぎノード名を設定してください。 |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadmin -e <Return> |
# /opt/FJSVlmf/sbin/lmvarshare.sh /sp/tapelib <Return> |
手順3.で設定したIPアドレスの設定を解除します。
# /usr/sbin/ifconfig <論理インタフェース名> down <Return> |
以下に例を示します。
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# /usr/sbin/ifconfig hme0:1 down <Return> |
# umount /sp/tapelib <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
<共用ディスク上のディレクトリ>として "/sp/tapelib" を指定します。
# /opt/FJSVlmf/sbin/lmvarshare.sh /sp/tapelib <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# umount /sp/tapelib <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
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プロシジャリソースFJSVlmfをリソースデータベースに登録します。
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# cd /opt/FJSVlmf/sbin <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
以下のコマンドを実行してください。ここで、<スライス名> には、制御ファイルのスライス(例:volume0010)を指定してください。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
# /opt/FJSVlmf/bin/lmadminc -c <Return> |
順序 |
メインメニュー |
サブメニュー |
設定内容 |
1 |
「1.設定/変更」 |
「LMFサーバのホスト名」 |
LMFサーバの引継ぎノード名を設定してください。 |
「LMFクライアントのホスト名」 |
設定中のクライアントの引継ぎノード名を設定してください。 |
# /opt/FJSVlmf/sbin/lmvarshare.sh /sp/tapelib <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# umount /sp/tapelib <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0010 <Return> |
以下のコマンドを実行してください。ここで、<スライス名> には、制御ファイルのスライス(例:volume0010)を指定してください。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0010 /sp/tapelib <Return> |
# /opt/FJSVlmf/sbin/lmvarshare.sh /sp/tapelib <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# umount /sp/tapelib <Return> |
ここでは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0010 <Return> |
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