SSF/Backup Facility 導入手引書 |
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第5章 クラスタ構成での導入 |
以下の作業を進める前に、共用ボリュームを起動します。
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0009 <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0009 /sp/uty <Return> |
各ノードのIPアドレスにrootでログインできるようにするため、/etc/default/login ファイルを編集します。
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[変更前]
・ ・ ・ # If CONSOLE is set, root can only login on that device. # Comment this line out to allow remote login by root. # CONSOLE=/dev/console # PASSREQ determines if login requires a password. # ・ ・ ・ |
[変更後]
・ ・ ・ # If CONSOLE is set, root can only login on that device. # Comment this line out to allow remote login by root. # #CONSOLE=/dev/console ← コメントにします。 # PASSREQ determines if login requires a password. # ・ ・ ・ |
ランチャ機能の設定は、/sp/uty/conf/flaunch/launcher.confファイルに、各機能のURLやIPアドレスを記述することにより行います。
また、今回導入するSPシリーズがすでに導入されているSPシリーズに対してマスタになるのか、またはスレーブになるのかも定義しておく必要があります。(ユーザ環境に1台しかSPシリーズが稼動していない場合は、常にマスタとなります)
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launcher.confファイルは、以下の構文規則により記述されます。
エントリ |
意味 |
設定値 |
備考 |
TYPE |
このSPシリーズがマスタなのかスレーブなのかを指定します。 |
MASTER(マスタの場合) SLAVE(スレーブの場合) |
マスタ、スレーブともに必要な設定です。 |
NODE |
両ノードのリモートコンソールIPアドレスです。 |
xxx.xxx.xxx.xxx (各ノードのリモートコンソールアドレス) |
マスタ、スレーブともに必要な設定です。 |
CLUSTER_ADM |
PRIMECLUSTERを起動する各ノードのIPアドレスです。 |
xxx.xxx.xxx.xxx (各ノードのIPアドレス) |
マスタ、スレーブともに必要な設定です。 |
SLAVE_IP |
スレーブのIPアドレスです。 |
xxx.xxx.xxx.xxx |
SPシリーズが1台の時には、本エントリは不要です。 スレーブとなるSPシリーズが複数ある場合、マスタとなるSPシリーズのlauncher.confファイルに本エントリをスレーブの台数分、定義してください。 |
BACKUP_RESTORE |
Storage管理サーバのURLです。 |
Softek AdvancedCopy ManagerのStorage管理サーバがSPシリーズ外にある場合 Softek AdvancedCopy ManagerのStorage管理サーバがSPシリーズの場合 |
マスタとなるSPシリーズのlauncher.confファイルに必要な設定です。 |
RAID_ADM |
ETERNUSmgrのURLです。 |
http://... |
マスタとなるSPシリーズのlauncher.confファイルに必要な設定です。 |
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なお、SPシリーズ1台での運用の場合、それ自身がマスタとなるため、マスタに必要な項目の設定を行う必要があります。ただし、SLAVE_IPについては、設定する必要がありません。
ランチャ機能の初期設定時及び設定変更時の留意事項について説明します。
複数のSPシリーズが存在する環境でマスタ/スレーブの決定をする際には、各ドメインに対して1台のSPシリーズをマスタ、残りのSPシリーズをスレーブとすることを推奨します。
このドメインとは、Storage管理サーバが管理するSPシリーズの集合を指しています。
複数のドメイン間をまたいでマスタ/スレーブを設定すると、スレーブが管理されているSoftek AdvancedCopy Managerを呼び出せないので注意が必要です。
なお、Storage管理サーバ側でSPシリーズの追加・削除・変更があった場合には、launcher.confファイルの設定も変更する必要があります。
SPシリーズのマスタに変更があった場合には、launcher.confファイルのTYPEエントリ及びSLAVE_IPエントリを変更に合わせて修正してください。
スレーブとなるSPシリーズのIPアドレスが変更された場合、launcher.confファイルのSLAVE_IPエントリの設定値を変更に合わせて修正してください。
launcher.confファイル内において、各機能のURL指定に誤りがあった場合には、Webブラウザに各機能の初期画面が表示されません。誤った画面が表示されたり、URLが見つからずにタイムアウトしてしまった場合には、launcher.confファイルのURLの設定に誤りがないか確認してください。
以下の論理ユニットに対して、その用途を設定します。
なお、論理ユニットプールを使用しないテープへのバックアップの場合には、SPシリーズに接続するETERNUS3000/6000,GR seriesの名前のみで論理ユニット情報は記述する必要はありません。
プライマリノードで/sp/uty/conf/diskadm/luinfo.confに論理ユニットとその用途を記述します。以下の書式にしたがってください。
GR (<GR name>) { <volume type> <volume number> <usage> <volume type> <volume number> <usage> ・ ・ ・ } GR (<GR name>) { <volume type> <volume number> <usage> <volume type> <volume number> <usage> ・ ・ ・ } ・ ・ ・ |
論理ユニットプールを使用しないテープへのバックアップの場合には、以下の書式に従ってください。
GR (<GR name>) { } GR (<GR name>) { } ・ ・ ・ |
項目 |
意味 |
GR name |
SPシリーズに接続するETERNUS3000/6000,GR seriesの名前を指定してください。
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volume type |
volume number で指定する論理ユニットの、ハードウェア上種類を指定します。
本書による導入作業では、1を指定してください。 |
volume number |
論理ユニット番号(16進数)です。論理ユニット番号とは、論理ユニットを登録した時にETERNUSmgrによって付けられる値です。 |
Usage |
バックアップ運用における使用用途を指定します。
本書による導入作業では、マルチパスを作成した論理ユニットには1を、バックアップ論理ユニットには2を指定してくさだい。 |
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# cp /sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf.sample /sp/uty/conf/diskadm/luinfo.conf <Return> |
各項目間は、空白文字で区切ってください。なお、先頭文字が“#”で始まる行は、コメント行として扱われます。以下に記述例を示します。
# This line is a comment |
論理ユニットプールを使用しないテープへのバックアップの場合の記述例を示します。
# This line is a comment |
ダイレクトバックアップがETERNUS3000/6000,GR seriesにアクセスするために使用するパスを、/sp/uty/conf/diskadm/devpath.confファイルに記述してください。
管理ファイル領域を構築するETERNUS3000/6000,GR seriesは、(管理ファイルを配置する)5本の論理ユニットを指定してください。
それ以外のETERNUS3000/6000,GR seriesがある場合は、各ETERNUS3000/6000,GR series毎に(アクセスパス用の)4本の論理ユニットを指定してください。
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/sp/uty/conf/diskadm/devpath.confファイルを以下の順序で編集します。
[MPLBパス]を指定 /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2051s2 |
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[GDSパス:MPLBインスタンス番号]を指定 /dev/sfdsk/class0001/rdsk/volume0000:mplb2048 |
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[MPLBパス]を指定 /dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2053s2 |
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/dev/FJSVmplb/rdsk/mplb2051s2 |
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# cp /sp/uty/conf/diskadm/devpath.conf.sample /sp/uty/conf/diskadm/devpath.conf <Return> |
以上の作業が終了後、共用ボリュームを停止します。
以下のコマンドを実行してください。
# umount /sp/uty <Return> |
以下のコマンドを実行してください。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0009 <Return> |
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