| PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版） |
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| 付録F リファレンスマニュアル | > F.2 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド |
sfcinfo [-V] [-n|-N] { block_special | mount_point } [ { block_special | mount_point } ...]
sfcinfo [-V] [-n|-N] -d dev[,dev,...]
sfcinfo -a [-V] [-n|-N]
sfcinfo -q { block_special | mount_point } [ { block_special | mount_point } ...]
sfcinfo -q [-a]
sfcinfo -e { block_special | mount_point }
sfcinfo -e [-a]
sfcinfo -c { block_special | mount_point } [ { block_special | mount_point } ...]
sfcinfo -c [-a]
sfcinfo は mount_point または block_special で指定した GFS 共用ファイルシステムのパーティション情報および quota機能、MDS (メタデータサーバ) の配置状態を表示します。
block_special にはファイルシステムを構成するパーティションのうちの１つのパーティションをブロック特殊ファイル名で指定します。出力結果で、先頭に表示されるパーティションがファイルシステムの代表パーティションです。
mount_point にはファイルシステムのマウントポイントのパス名を指定します。マウントポイントのパス名で指定する際は、ファイルシステムは /etc/vfstab に記述されている必要があります。
mount_point または block_special のどちらも指定しなかった場合で、かつ -a オプションも指定しなかった場合は、コマンド実行ノードでマウント中のすべての GFS 共用ファイルシステムの情報を表示します。
GFS 共用ファイルシステムではファイルシステムを構成するパーティション群に関するパーティション情報を各パーティション内に保持しており、sfcinfo は以下の詳細情報を出力します。
[パーティション情報]
[ノード情報]
[quota 設定情報]
[MDS 配置情報]
以下のオプションが指定できます。
-V
GFS 共用ファイルシステムのバージョン形式を表示します。
-a
管理パーティション内のすべてのファイルシステムの情報を表示します。
-c
MDS (メタデータサーバ) を配置するホスト名を表示します。
-d dev[,dev,...]
表示するパーティションのデバイス番号を 16 進で指定します。
複数指定する場合は、カンマで区切って指定します。
-e
sfcadm(1M) で設定したファイルシステム変数を表示します。
-n
ノード情報を表示します。
引数が未指定の場合は、現在マウントされているすべての情報を表示します。
-N
複数LAN設定を含めたノード情報を表示します。
引数が未指定の場合は、現在マウントされているすべての情報を表示します。
-q
現在の quota 機能の設定状態を表示します。"on" は quota 機能が有効、"off" は quota 機能が無効、"off-on" は sfcquotaon(1M) による設定変更中、そして "on-off" は sfcquotaoff(1M) による設定変更中であることを示します。
以下のオペランドが指定できます。
block_special | mount_point
ファイルシステムを構成するどちらかのブロック特殊ファイルまたは、ファイルシステムのマウントポイントのパス名を指定します。
複数指定する場合は空白で区切って指定します。
# sfcinfo -V /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 sfcfs v1.1 file system /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1: FSID special size Type mount 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 711874 META /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 6578704 DATA /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 51200 LOG /mnt
# sfcinfo /mnt /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1: FSID special size Type mount 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 711874 META /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 6578704 DATA /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 51200 LOG /mnt
# sfcinfo -d 3f40021 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1: FSID special size Type mount 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 711874 META /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 6578704 DATA /mnt 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 51200 LOG /mnt
# sfcinfo -n /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1: FSID hostID status hostname 1 809f3901 RUN prime01 1 80a75644 STOP prime02 # sfcinfo -a /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1: FSID special size Type mount 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 711874 META ----- 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 6578704 DATA ----- 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1(3f40021) 51200 LOG -----
/dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2: FSID special size Type mount 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2(3f40022) 25418 META /mnt2 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2(3f40022) 232256 DATA /mnt2 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2(3f40022) 5120 LOG /mnt2 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume3(3f40023) 262794 META /mnt2 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume4(3f40024) 7341778 DATA /mnt2
クォータ状態の表示例
# sfcinfo -q /mnt2 FSID special quota mount 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2 on /mnt2
# sfcinfo -q -a FSID special quota mount 1 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume1 off ----- 2 /dev/sfdsk/gfs/dsk/volume2 on /mnt2
データパーティション追加途中の場合の表示例
ノード追加途中の場合の表示例
MDS 配置情報の表示例
0 正常終了。
1 引数が正しくありません。
33 指定した特殊ファイルは、GFS共用ファイルシステムではありません。
/etc/mnttab
マウント中のファイルシステムのテーブル
/etc/vfstab
ファイルシステムの環境ファイル
sfcadd(1M), sfcadm(1M), sfcnode(1M), sfcquotaon(1M).
"Solaris X Reference Manual Collection" の mnttab(4), vfstab(4).
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