| PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版） |
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| 付録F リファレンスマニュアル | > F.2 GFS 共用ファイルシステム専用管理コマンド |
sfchost { block_special | mntpoint }
sfchost [ -E ] -p hostname { block_special | mntpoint }
sfchost -c hostname1 hostname1[:hostname2...] { block_special | mntpoint }
sfchost は、オペランド block_special または mntpoint で指定されたファイルシステムについて、現在使用している AC とプライマリ MDS との通信経路に関する情報をホスト名で表示、および変更を行います。
接続ホスト名の表示は、対象ファイルシステムのプライマリ MDS が動作中のみ有効です。
接続ホスト名の変更は、-p オプションに、引数 hostname を指定することで行います。接続ホスト名の変更は、対象ファイルシステムのプライマリ MDS 動作中のみ有効です。アンマウントおよびプライマリ MDS のダウンリカバリが発生すると接続ホスト名の変更は無効となります。
接続ホスト名の変更が通信異常により失敗した場合は、変更前の接続ホスト名がそのまま使用されます。
接続ホスト名の使用優先順位を変更するには、-c オプションを指定します。指定したファイルシステムが停止している場合のみ可能です。AC は起動時に、複数指定されているホスト名の中から順番に使用可能なホスト名を選択してプライマリ MDS に接続します。
接続ホスト名リストの先頭にあるホスト名は変更できません。先頭のホスト名を変更するには、sfcadm(1M) を使用します。
以下のオプションが指定できます。
-c
接続ホスト名リストを変更します。指定したファイルシステムが停止している場合のみ可能です。引数 hostname1 で指定するホスト名に対する接続ホスト名リストを、hostname1: hostname2:hostname3...で指定する接続ホスト名リストに変更します。AC は、起動時に hostname1, hostname2, hostname3 の順で使用可能なホスト名を選択してプライマリ MDS と接続します。接続ホスト名リストには 4 つまで指定できます。
-E
オペランド hostname 以外の接続ホスト名リスト内のホスト名で接続を試みます。
-E オプションを指定しない hostname 指定では、指定したホスト名での接続を試みます。
-p
プライマリ MDS との通信情報についての設定を行います。
以下のオペランドが指定できます。
hostname
接続ホスト名をオペランド hostname へ変更を行います。hostname には、mkfs_sfcfs.(1M)、sfcadm(1M)、sfcnewfs(1M)、または sfcnode(1M) で設定した接続ホスト名リスト内の１つを指定します。-E オプション指定時は、接続ホスト名リスト内の hostname 以外の１つへ変更を行います。
-p オプションを指定してプライマリ MDS 接続ホスト名を指定してください。
block_special
対象とする運用中のファイルシステムのブロック特殊デバイスを指定します。ファイルシステムの代表パーティションを指定します。
mntpoint
対象とする運用中のファイルシステムのマウントポイントを指定します。
マウントポイントが /shared_work であるファイルシステムに対して、プライマリ MDS との接続ホスト名を参照する場合。
マウントポイントが /shared_work であるファイルシステムに対して、プライマリ MDS への接続ホスト名を hostA-1 に変更する場合。
マウントポイントが /shared_work であるファイルシステムに対して、プライマリ MDS への接続ホスト名を hostA-1 以外に変更する場合。
mkfs_sfcfs(1M), sfcadm(1M), sfcinfo(1M), sfcnewfs(1M), sfcnode(1M), sfcsetup(1M).
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