PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)
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第2部 導入編> 第6章 クラスタアプリケーションの構築> 6.6 クラスタアプリケーションの設定> 6.6.1 リソースの設定

6.6.1.4 Glsリソースの作成

GLS (Global Link Services)の伝送路二重化機能で定義されている引継ぎIPアドレス設定を行います。

GLS (Global Link Services)のマルチパス機能を使用する場合は、"PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 (マルチパス機能編) "の"第7章 クラスタシステム上での運用"を参照してください。

[Gls(伝送路二重化機能)リソース作成の流れ]

上記の"SysNode選択"までの操作は"Cmdline リソースの作成"を参照してください。ここでは、"引継ぎIPの選択"からの操作を説明します。

■引継ぎIPアドレスを選択する

引継ぎIPアドレを選択します。

[引継ぎIPアドレスの選択]

利用可能な引継ぎIPアドレス
引継ぎ可能なIPアドレス。
選択された引継ぎIPアドレス
引継ぐIPアドレス。

[利用可能な引継ぎIPアドレス]から引継ぐIPアドレスを選択し、<追加>をクリックします。全てを追加したい場合は、<全て追加>をクリックしてください。引継ぐIPアドレスを削除する場合には、[選択された引継ぎIPアドレス]から削除する引継ぎIPアドレスを選択し、<削除>をクリックします。全て削除する場合には、<全て削除>をクリックしてください。

設定終了後<次へ>をクリックし、"引継ぎIPアドレスの属性設定"画面へ進みます。

■引継ぎIPアドレス属性を設定する

引継ぎIPアドレスの属を設定します。

[引継ぎIPアドレスの属性設定]

設定終了後<次へ>をクリックし、"Glsリソースの登録情報を確認する"へ進みます。

Flag

概要

AUTORECOVER

"Yes"に設定すると、リソース異常検出時、RMSはuserApplicationが別のホストへ直ちに切替えられるのを防ぐために、異常 (faulted)となったリソースを自ホスト内で回復しようと一定時間試みます。(デフォルトは60秒。リソースの属性Timeoutをチューニングすることにより変更可能です。)そして一定時間内に回復しなかった場合には別のホストへ切替えます。
"No"に設定した場合は、リソース異常を検出すると直ちに別のホストへ切替えます。デフォルトは"No"です。

■Glsリソースの登録情報を確認する

Glsリソースの登録情報を確認します。また、[Attributes]タブを選択して、画面を切替えることで、リソースの属性を設定することもできます。

リソースの属性については"属性の説明"を参照してください。

GLSのリソース名は、GlsX(Xは0,1等の番号)で表示されます。

クラスタアプリケーションに登録する際は、"Resourceの選択"画面の[利用可能なResource]から、本リソース名を選択してください。

詳細は、"クラスタアプリケーションの作成"を参照してください。

また、クラスタアプリケーションへの登録完了後は、必ずシステムの再起動を行ってください。

その後、RMSを起動してRMSツリーを参照し、GLSのリソースが正しく表示されることを確認してください。詳細は、"RMSツリー"を参照してください。

[登録情報の確認]

<SubApplication>ボタン
作成したGlsリソース配下に、作成済のGlsリソースの関連付けを行う場合に使用します。関連付けを行える同一タイプのリソースがある場合にのみこのボタンを選択することができます。設定方法については、"Cmdline リソースの作成""Resourceの関連付け"を参照してください。

登録情報の内容確認後、<登録>をクリックします。


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