REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5 |
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XSCFは、REMCSエージェント無しでも、REMCSセンタに通報ができます。XSCF経由のREMCS通報機能を使用できるモデルに関しては「2.1 サービスを利用するために」を参照してください。
XSCFは本体装置のCPUとは独立した専用プロセッサで稼動するシステム監視機構です。OSが動作していない状態でも異常報告を行うことができます。障害が発生しOSがダウンした場合に、ダウンしたREMCSエージェントに代わってXSCFがREMCSセンタへ障害情報を通報します。これにより障害の早期発見や異常の通報漏れを防ぐことが可能になり、より強固なサポートを実現できます。
XSCFの詳細については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。
REMCSセンタへの接続形態 |
REMCSエージェント |
XSCF |
インターネット接続 |
サポートします |
サポートします |
インターネット接続(メールのみ) |
サポートします |
サポートします |
P-P接続(ISDN) |
サポートします |
サポートします |
P-P接続(VPN) |
サポートします |
サポートします |
管理サーバ接続 |
サポートします |
サポートしません |
REMCSエージェントの機能 |
REMCSエージェント |
XSCF |
|
レジストレーション |
設定は必須です |
設定は不要です(*1) |
|
リモート通報 |
障害通知 |
サポートします |
サポートします |
定期接続 |
サポートします |
サポートしません |
|
調査資料収集 |
サポートします |
サポートしません |
|
ファームウェア(マイクロプログラム)受信 |
サポートします |
サポートしません |
*1 XSCFはREMCSエージェントが持つレジストレーション情報を使用するため、XSCFのレジストレーションは不要です。
*2 事前にXSCFのネットワーク設定を行っておく必要があります。
*3 XSCFはメールを使用してREMCSセンタへ通報するため、メール(SMTP)サーバが必要です。
XSCFは専用のLAN(SCF-LAN)ポートを持っています。このLAN(SCF-LAN)をREMCSセンタとE-Mailで接続可能な状態にする必要があります。REMCSセンタとの接続可能な条件については「1.4.1環境の準備」にある「REMCSセンタと接続するための条件」を参照してください。またXSCFのネットワーク設定に関する詳細については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。
XSCFのREMCS通報設定を行う場合、まずXSCFネットワークが設定済みになっていることを確認してください。未設定の場合、REMCS通報の設定を行う前に、ネットワーク設定を行ってください。XSCFネットワークの確認と設定方法については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。
XSCFのネットワーク設定に関するパラメータは以下の通りです。
必須項目の欄が○になっているものは、必ず入力してください。
必須項目の欄が△になっているものは、SMTPサーバまたはPOPサーバをIPアドレスではなく、ネットワークコンピュータ名(ホスト名)で指定する場合に設定が必要です。
必須項目 |
パラメータ名 |
入力内容 |
○ |
IPアドレス |
SCF-LANのIPアドレス |
○ |
サブネットマスク |
サブネットマスク |
○ |
ゲートウェイアドレス |
デフォルトゲートウェイ |
○ |
XSCFホスト名 |
ホスト名(FQDN形式) |
△ |
ネームサーバ |
ネームサーバのIPアドレス。SMTPサーバ、POPサーバの名前解決で使用します。最大2つまで設定可能です。 |
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