REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5
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上へ第2章 サービスの利用
上へ2.1 サービスを利用するために

2.1.2 eXtended System Control Facility(XSCF)経由のREMCS通報

XSCFは、REMCSエージェント無しでも、REMCSセンタに通報ができます。XSCF経由のREMCS通報機能を使用できるモデルに関しては「2.1 サービスを利用するために」を参照してください。

XSCFは本体装置のCPUとは独立した専用プロセッサで稼動するシステム監視機構です。OSが動作していない状態でも異常報告を行うことができます。障害が発生しOSがダウンした場合に、ダウンしたREMCSエージェントに代わってXSCFがREMCSセンタへ障害情報を通報します。これにより障害の早期発見や異常の通報漏れを防ぐことが可能になり、より強固なサポートを実現できます。

XSCFの詳細については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。

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◆REMCS通報でサポートする機能

REMCSセンタへの接続形態

REMCSエージェント

XSCF

インターネット接続

サポートします

サポートします

インターネット接続(メールのみ)

サポートします

サポートします

P-P接続(ISDN)

サポートします

サポートします

P-P接続(VPN)

サポートします

サポートします

管理サーバ接続

サポートします

サポートしません


REMCSエージェントの機能

REMCSエージェント

XSCF

レジストレーション

設定は必須です

設定は不要です(*1)

リモート通報

障害通知

サポートします

サポートします

定期接続

サポートします

サポートしません

調査資料収集

サポートします

サポートしません

ファームウェア(マイクロプログラム)受信

サポートします

サポートしません

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*1 XSCFはREMCSエージェントが持つレジストレーション情報を使用するため、XSCFのレジストレーションは不要です。

*2 事前にXSCFのネットワーク設定を行っておく必要があります。

*3 XSCFはメールを使用してREMCSセンタへ通報するため、メール(SMTP)サーバが必要です。

■XSCFのネットワーク設定

XSCFは専用のLAN(SCF-LAN)ポートを持っています。このLAN(SCF-LAN)をREMCSセンタとE-Mailで接続可能な状態にする必要があります。REMCSセンタとの接続可能な条件については「1.4.1環境の準備」にある「REMCSセンタと接続するための条件」を参照してください。またXSCFのネットワーク設定に関する詳細については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。

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XSCFのREMCS通報設定を行う場合、まずXSCFネットワークが設定済みになっていることを確認してください。未設定の場合、REMCS通報の設定を行う前に、ネットワーク設定を行ってください。XSCFネットワークの確認と設定方法については「eXtended System Control Facility ユーザーズガイド」を参照してください。

XSCFのネットワーク設定に関するパラメータは以下の通りです。

必須項目

パラメータ名

入力内容

IPアドレス

SCF-LANのIPアドレス

サブネットマスク

サブネットマスク

ゲートウェイアドレス

デフォルトゲートウェイ

XSCFホスト名

ホスト名(FQDN形式)

ネームサーバ

ネームサーバのIPアドレス。SMTPサーバ、POPサーバの名前解決で使用します。最大2つまで設定可能です。



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