REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5
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上へ第1章 REMCSエージェント概要
上へ1.4 サービス開始までの流れ

1.4.1 環境の準備

REMCSセンタと接続してサービスを開始するために、必要な環境、条件を説明します。

■REMCSセンタと接続するための条

お客様の装置をREMCSセンタに接続するためには、以下の条件を満たしている必要があります。

(1)インターネット接続の場合

  1. お客様の装置がインターネットに接続可能な環境にあること。接続する環境がない場合、ISP(インターネットサービスプロバイダ)との契約、及び接続用機器(ルータ等)の設置、設定が必要になります。

  2. インターネットに対するE-Mail送信が可能であること。HTTPでのインターネットへのアクセスが可能であること(注)。

注)お客様のネットワーク環境によっては、インターネットへのE-Mail送信、Webサイトへのアクセス(HTTPでのアクセス)に許可が必要な場合があります。詳細についてはお客様のネットワーク管理者にご確認ください。

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(2)P-P接続の場合

別途機器の設置などが必要になります。弊社サポート員にお尋ねください。

(3)管理サーバ接続の場合

別途管理サーバなどが必要になります。弊社サポート員にお尋ねください。

■設定の準備

(1)インターネット接続の場合

お客様の装置の設定およびREMCSエージェントのセットアップをするためには、下記に示すネットワーク関連情報が必要となります。設定内容はお客様がご使用のネットワーク環境によって異なります。

項目 内容
システム(装置)の設定
IPアドレス 装置のIPアドレス
・サブネットマスク
・デフォルトゲートウェイ
ドメインネームシステム(DNS) ネットワークコンピュータ名(ホスト名)の解決に使用するDNSサーバの設定
・装置自身のホスト名、ドメイン名
・DNSサーバのIPアドレス
REMCSエージェントの設定
メール(SMTP)サーバ REMCSエージェントがメールを送信する場合に使用するメールサーバの
ホスト名、ドメイン名(またはIPアドレス)
通信用メールアドレス REMCSエージェントがメールを送信する場合に使用するメールアドレス
管理者メールアドレス センタからお客様ヘ情報提供を行う場合に使用するメールアドレス
HTTP PROXYサーバ(必要時) REMCSエージェントがHTTPの通信で使用するPROXYサーバの
ホスト名、ドメイン名(またはIPアドレス)

(2)P-P接続の場合

弊社サポート員にお尋ねください。

(3)管理サーバ接続の場合

弊社サポート員にお尋ねください。

■調査資料収集

調査資料収集では、プログラム資源管理のためシステムのセマフォ識別子を3つ使用します。

そのため、システムパラメタ "Semmni" の値を10程度増やすことを推奨します。

Semmni:セマフォ識別子の数。現状値はsysdef(1M)コマンドで参照できます。

システムパラメタを編集するには、/etc/systemファイルに次のレコードを追加します。以下は、システムパラメタ "Semmni" の値を20にした例です。

set semsys:seminfo_semmni = 20

システムパラメタを変更した後は、システムの再起動が必要です。


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