InfoDirectory使用手引書
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第5部 保守編> 第15章 資料採取> 15.1 資料採取を行う場合の対処

15.1.2 InfoDirectoryサーバの対処

 InfoDirectoryサーバでトラブルが発生した場合、以下の手順で対処してください。

  1. トラブル発生直後の対処
    1. トラブルの内容確認

       InfoDirectoryサーバの対処InfoDirectoryサーバへのアクセスに関するトラブルを参照し、発生したトラブルと同様のトラブル事例があるか確認してください。同じ事例があれば、その事例における対処方法にしたがってください。

    2. LDAPコマンドでの確認

       InfoDirectoryサーバにアクセスするアプリケーションにおいて、期待する動作結果が得られない場合は、InfoDirectoryサーバに対する操作と同様の要求をLDAPコマンドによって確認してください。

       コマンド結果とトラブル内容が違う場合は、アプリケーション側の指定に誤っている可能性があります。アプリケーション側の指定を見直してください。

       同様の要求をLDAPコマンドによって確認するのが困難な場合、またコマンド結果とトラブル内容が同じと判断できる場合は、次の手順に進んでください。

    3. 常時取得されているログ情報の取得

       DIB配下のすべてのファイルを取得してください。もし、ディスクサイズが大きくなり取得できない場合やユーザデータを提供できない場合は、DIB配下の"ds.D.00"を除くすべてのファイルを取得してください。

    4. 以下の情報の取得
      • バージョン情報の取得

         InfoDirectoryのバージョン
         F3FSMEEライブラリのバージョン(SSLを使用した認証を行っている場合)

          OSの種類、OSのバージョン、サービスパックのバージョン
         

          OSの種類、OSのバージョン、パッチ

      • チューニングパラメタの取得

         InfoDirectoryが動作しているチューニングパラメタの情報を取得してください。

      • odsinfコマンドを実行して出力された結果

         odsinfコマンドの使用方法については、odsinfコマンドを参照してください。

      • InfoDirectoryのために設定している環境変数

         環境変数の設定については、“Interstage Application Server チューニングガイド 「InfoDirectoryの環境定義」”を参照してください。

      • SSLを使用した認証を行っている場合、使用しているSSL環境ファイル

         

    5. 上記3.4.で取得した情報をまとめて、技術員まで連絡してください。

       

  2. トラブルの再現性がある場合

     InfoDirectoryサーバをデバッグモードで起動してさらに詳細な資料を採取してください。

    1. デバッグモードでの情報取得

       mtldapdプロセスのログ(レベル15)と、odsldap、odsldapv3プロセスのログ(レベル31)およびidwebプロセスのログ(レベル4)を取得してください。プロセスのログの取得については、[トレースログプロパティ]ダイアログを参照してください。

    2. 1.の3.4. と 2.の1).で取得した情報をまとめて、技術員まで連絡してください。

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