InfoDirectory使用手引書

15.1.1 管理ツールの対処

　管理ツールでトラブルが発生した場合、以下の手順で対処してください。

1. トラブル発生直後の対処
   1. メッセージ確認

      　メッセージが出力される場合、メッセージ番号、エラーメッセージ、詳細番号を控えてください。次に、付録のメッセージ一覧を参照し、メッセージに対応した対処方法を実施してください。エラーが改善されない場合、次の手順に進んでください。

   2. 常時取得されているログ情報の取得

      　「管理ツールインストールディレクトリ/logs」配下にある以下のディレクトリのすべてのファイルを取得してください。

      • aci
      • cert
      • comet
      • jndi
      • nsv
      • schema
      • smt
      • usermgmt

         

   3. 管理ツール定義情報の取得

      　「管理ツールインストールディレクトリ/etc」配下にある以下のディレクトリのすべてのファイルを取得してください。

      • client
      • manObj
      • schema
      • server
      • snapin
      • ssl

         

   4. 以下の情報の取得
      • 操作手順

        　エラーが発生したときに行った手順や操作について控えてください。

      • バージョン情報の取得

        　InfoDirectoryのバージョン

        　OSの種類、OSのバージョン、パッチ

        　F3FSMEEライブラリのバージョン（SSLを使用した認証を行っている場合）

      • InfoDirectoryのために設定している環境変数

        　PKI_MS、PKI_MX（使用するメモリ容量をチューニングしている場合）
        　PATH
        　LANG

         

   5. 上記2.3.4.で取得した情報をまとめて、技術員まで連絡してください。

      　

2. トラブルの再現性がある場合

   　管理ツールをデバッグモードで起動してさらに詳細な資料を採取してください。

   1. デバッグモードでの情報取得

      　管理ツールをデバッグモードで起動し、トラブルが発生する操作を行った後、以下の情報を取得してください。

      • コンソールに出力される情報の取得

        　管理ツールおよび管理ツールエージェントを起動したコンソールに出力されている情報を、カット＆ペーストでテキストエディタに貼付け保存してください。

      • ログの取得

        　「管理ツールインストールディレクトリ/logs」配下のすべてのファイルを取得してください。

      　デバッグモードでの起動については、管理ツールのデバッグモードでの起動を参照してください。

   2. 1.の2.3.4. と 2.の1.で取得した情報をまとめて、技術員まで連絡してください。